今日の朝は晴れて、青空が広がっていました。日中は一時雨が降る時間帯もあり、雷注意報がでて、変わりやすい天気でした。「ふじ」の花が散り始めてきました。
今年は霜の被害があり、「王林」や「きおう」、「トキ」、「シナノスイート」の中心花がやられている中、「ふじ」はあまり被害が無いようです。中心花が散って実立ちしてきているようです。
この畑の中心にある授粉樹(スノードリフト)の花が満開です。
この白い花が青空に映えてとてもきれいです。丁度、「ふじ」の授粉に合っていると思う。
さて、作業ですが、一昨日から来年の授粉用の貯蔵花粉の採取をしています。今日は「つがる」の花を採取していました。
風船状になった側花を摘み取ります。
この位開いていても花粉が出ていなければOKです。
木箱にストックしておきます。
葯落しの機会に入れて葯を落とします。
下のトレーに落ち瑠要になっています。
ふるいにかけて葯だけを取り出します。
葯だけが落ちています。
模造紙にパラッと薄く撒いて、室温20~25度、湿度80%以下で1~2日で貯蔵花粉が出来ます。りんごの木箱一杯で乾燥すると50~60gの葯着き花粉が採れます。これを乾燥剤(シリカゲル)の入った密封した容器に入れて貯蔵します。このようにして来年の授粉の分を確保します。