今朝は昨日の雨が残っていて、9時近くまで降っていました。9時半になると天気が回復してきたので、前からやりたいと思っていた土壌改良材のホタテの貝殻粉をりんご園に撒く。
天気は曇り、気温は17℃、湿度は65%で風は少しある程度で、涼しくて撒布には絶好の条件です(^^)。
早速、りんご園へ撒きに行きました。
粉末と行っても砂みたいなもので、丁度良い具合に、湿り気があり、撒くのに粉がたたず丁度良い状態です。
あまり乾燥していないので、粉が舞い上がらず直ぐに土になじんでいました。
このホタテの貝殻粉は20年以上も前から撒き続けていて、3年前までの10年間は全園地に5tも入れていました。一昨年から2t程で、補う程度にしました。ホタテの貝殻は天然の炭酸カルシウムで、その他、ミネラルも含まれていて土には良いのでずっと入れてきました。これは、直ぐには吸収出来ないので続けることに意味がある。今では順次に効いてくれていると思う。なんといっても、酸性土壌になりにくい事が良いことだ。
昼頃になると青空が広がってきましたが、岩木山は厚い雲に覆われていました。
反対方向の梵珠山はとてもきれいに見えていました。
やっぱり、秋の空だ・・・。
午後5時頃には撒き終わりました。とりあえず、忙しくなる前に終わることが出来てホッとしています(^^;)。でも、ちょっと気になることがあります・・・。
我が家の筋向かいの畑です。今年からほぼ、放ったらかしです。薬も散布していません。でも、家から近い畑ではきちんと管理をして、薬剤散布もしています。今年、この園地は伐採するような話をしていますが、未だ手を付けていません。歳をとってなかなか出来ないのかも知れませんが、周りの園地に迷惑がかかっている事は事実です。
ちょっと近くに行ってみました。
全然手をかけていない状態で、黒星病は凄いです。
ひどいところの枝はこんな状態で、りんごが可愛そうです・・・。金を稼ぐ道具としか見ていないで、生き物と思っていないのでしょうか?ひどいです。黒星病だけではなく、怖いのが、シンクイムシ類の発生源です。私たちは殺虫剤を減らそうと交信撹乱剤を設置しても、そこの園地で交尾した雌が飛んできたら確実に卵を産み付けて孵った幼虫が食害をします。なので、殺虫剤の回数が増えました。近くの人で、筋向かいの畑なのでなかなか言いにくいです・・・。本当に困ったものです。こんな園地はうちらに限ったものではなく、結構あるというのが現実です。自分なりに対策を立てていかなくてはなりませんね・・・。