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永遠の旅路に、面影を追う

2018年12月25日 | 雑記

年末のテレビ、恒例のように映し出される今年亡くなった各界の著名人の面影。観ていると、自分の周囲でも、4月にガン闘病中だった知人との別れをはじめ、何人かがオーバーラップしてくる。中でも最後の職場で上司として大変お世話になったAさん。話好きで豪放磊落な性格は笑いが絶えることなく、仕事を離れた後も毎年の飲み会が楽しみだった。そのメンバーで行く旅行の話も出ていたのだが不慮の事故に。百歳はともかく、長寿間違いないと思われた人であり、本当に残念だ。もう一人は、つい2週間前に亡くなった4歳下のB君。40歳前後のころ、会社の労働組合で一緒に活動した仲間だ。派手さはないが真面目な人柄の彼は、常に弱い立場にある仲間に寄り添い、職場に横たわる矛盾に激しく怒り、そして真っ正面から行動していた。後年、脳梗塞を発症し右半身が不自由となったが仕事に復帰、杖をつきながら通勤していた。「“一病息災”で長生きするよ」と声をかけていたのが、仕事帰りの自宅最寄り駅で倒れ、帰らぬ人となった。杖のお世話になる前は山に誘い、谷川岳や丹沢、遠く山形の西吾妻山まで出かけたものだ。平標山では頂上直下の階段道に不満をぶつけていたのが想い出される。今年、永遠の旅路につかれた人たちに、合掌。

  

  


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