この季節、ハクサンイチゲ群生の谷川連峰の平標山(たいらっぴょうやま)を思い出す。そして今なお治らない右膝を痛めた山でもあり、あれから1年となる。整形外科での診断は聞きなれない腸脛靭帯炎、別名ランナー病。長時間の膝の屈伸運動による太もも外側の腸脛靱帯と膝周辺の骨との摩擦で生じる炎症とのこと。主に長距離ランナーや自転車競技者に起こりやすいらしい。湿布とリハビリで当初の激痛は改善したものの弱い痛みが続く。山へ出かける時は、膝に湿布とサポーターで保護、そして2本のトレッキングポールが欠かせない。それでも下山後は普段より痛みが加重する。withコロナの言葉もあるが先々までの付き合いとなるのか。だが完治の望みは捨てずに、もうしばらく治療を続けてみよう。