星景写真を撮るため泊まり込みで山梨県精進湖に出かける予定を取りやめた。運悪くコロナにでも感染して発症が2週間後の場合、医療機関が手薄となる年末年始にかかることを考えた。用心して控えた月明かりの無い新月まじかの日、三大流星群のひとつ「ふたご座流星群」が見ごろとの情報。夜更けを待って市内の荒川河川敷に向かう。しかし、自宅を出た時に見えていた星空は雲に隠されて見えない。あまり寒くなかったので1時間待つも雲が切れそうになく、あきらめて帰宅。翌日夜も数は減るものの、明け方まで流れ星が見られるとのことで再度の挑戦。夜明け2時間前からインターバル撮影で粘ったが残念。肉眼では3個、流れる光跡を見たがカメラを向けた方向では無かった。あとで調べると、ふたご座近くの放射点を中心に北東から南東方面だけでなく、全方位的に飛び交うらしい。観察の場合は地面に寝転んで空全体を眺めているとよく見えるとのこと。前夜と違って寒波の影響で冷え込んだ夜、得たものは北斗星を中心とした星と夜間飛行の光跡のみ。身体に染みたこの反省を次の機会に。