人影もまばらで寂しい雨の森林公園。でも運動広場の一帯だけは明るさを放っていた。赤いソバの花と紅葉したコキアの群れ。ソバの花は白いのが普通だが、長野の伊那高原に「赤そばの里」があると聞いた。ヒマラヤから持ち帰られたというが、ここも同じものだろうか。そして、茨城のひたち海浜公園が有名なコキア。もう少し赤みがほしいところだが、今日の雨に穂先が光っているのもいい。ともに遠くにあって、なかなか見ることがかなわない景色に去りがたい思いだった。
雨露を受けて
薄いピンクも
濡れて
コキア