スケッチブック30

生活者の目線で日本の政治社会の有様を綴る

スケッチブック30(15000票で国会議員になった大椿ゆう子)

2024-05-10 09:56:27 | 日記
5月10日(金)
 社民党の副党首である大椿ゆう子が、「日本に住む全ての人(不法入国外国人を含む)の為の政治」とか、ルーピー鳩山まがいの発言をしている。ネットで炎上しているが、それが狙いで、大椿はわざと過激な事を言っているのだろう。
 大椿が参議院議員になれたのは、2019年の第25回参議院選挙の、偶然のお陰である。この選挙で社民党は比例区で1議席を得た。社民党の比例区候補者は4人で、当選は149,287票を獲得した吉田忠智であり、大椿は最下位の15,445票であった。ところが2023年3月に吉田が何を考えたのか参院選挙区の補選に出るため(補選は大分選挙区で吉田の地盤である)議員辞職したので、大椿が繰り上がったのである。
 繰り上げであるから当然25回選挙の社民党第二位の者が、繰り上がる筈である。所が二位で98,681票を獲得した仲村未央は既に立憲に鞍替えし沖縄県議に当選していた。3位の矢野あつ子は何故か名簿から削除されていた。それで最下位の大椿が、約15000票にも拘らず、目出度く国会議員様に成り上がったという訳だ。
 大椿が繰り上げ当選したのは2023年の事であるが、その前年の2022年第26回参院選にも、大椿は社民党から比例区で立候補している。この時社民党は8人の候補者を出し大椿は5番目の得票であった。ちなみにトップは福島瑞穂で216,984票を取り、大椿は10,390票であった。ここで解せないのは大椿は2021年に社民党の副党首になっている。副党首になりながら翌年の選挙で8人中5番目の得票とは、どういう事であろうか。しかも約1万票に過ぎない。私なんか社民党内で、如何に大椿に人気がなく、副党首は、何か派閥的な選ばれ方をした、というように思えてしまう。
 いずれにしても大椿なんて僅か15000票で、偶然的に国会議員になった女である。代議員としての資質を欠いていると言って良いだろう。そこで考えるに大椿の任期は来年までである。2025年には第27回の参院選がある。そこで社民党比例区のトップになる事を、彼女は懸命にめざしているのであろう。1議席なら取れる、ならばトップになれば議員は続けられると、派手に暴言を振り撒いて、ひたすら知名度を上げる事を狙っているのだろう。社民党だって(馬鹿な事だが)固定層は居る。多くの有権者に訴えたって仕方がない。固定層の中でトップになるのだ。だから大椿の発言は元々一種の炎上商法で、端から日本の事など考えたものではないのだ。こんな女の発言は無視するのが一番なのだが、普通の人間は癇に障り過ぎて、そうも行かないであろう。かくて大椿の知名度は上がる。




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