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山クジラの田舎暮らし

岩手県北の田舎に生息する「山クジラ」です。定年後の田舎暮らしや趣味の山行きのことなど、発信していきます。

九州山行き2=開聞岳

2012-05-08 18:24:52 | 山行き
 我々は、午前4時前に起きだし鹿児島中央駅発指宿行きの4:51分の列車に乗り込む。列車は錦江湾沿いに南下し、途中で日の出を迎えた。指宿は4:56着。すぐ、6:09初の列車に乗り込む(列車ではなく1両編成)。少し行くと、前方にすっきりした形の開聞岳が姿を現す。途中に、大山駅のあたりに「地熱発電所」の表示があった。福島第一原発事故以来の自然エネルギーを重視する流れの中で、このちにも地熱発電所が存在することを知り、心強さを覚えた。1両だけの枕崎行きのディゼルカーは7時少し過ぎに開聞駅に着いた。降りてみると、ホームはあるがあとは何にもない。他のパーティーは「何にもないね」と騒いでした。

 駅前から少し右に行き、交わった道を右折し踏切を渡ると正面に開聞岳・通称「薩摩富士」の端正な姿を望むことができる。開聞中学校の脇を抜け、さらに行くと舗装道路は右に曲がり開聞自然公園に通じる。我々は、まっすぐ行って2合目手前でトイレを済ませ、入山の記帳をする。
 2合目からは本格的山道になる。岩手の山と違うのは周辺に常緑樹が混ざり、セミの声が鳴り響いていることであろうか。ここから道は山をぐるっと回るようにつけられている。深田久弥は『日本百名山』で「この山が完全な円錐体である上に、放射谷が殆どないので、この螺旋道が可能なのである」と書いた。簡単そうに見えるが、意外と長い道のりである。5合目あたりまで行くと視界が開け、長崎鼻方面の眺めが良い。7合目からはゴロゴロした岩場になり、途中「仙人洞」なる場所もあった。おそらく風穴になっているのではなかろか。

ガイドブックでは川尻歩道からの出合いがあるとあったが、それはわからなかった。10:00分、ガイドブックの時間とはかなり遅れて山頂にたった。この日は天気が良く、桜島、霧島はもちろん、屋久島、種子島など南の島の姿も見えた。
 休んでいる間に、予約していたタクシー会社(山川町の会社で「造船タクシー」という)に電話。電話係りは「3合目に着いたら電話ください」と言っていた。2時間余をかけて下り、3合目でタクシー会社に電話。さらに下ると2合目にはタクシーがいない。さらに下っていくと、自然公園の分岐手前でくだんのタクシーがやってきた。「早かったですねー」が運ちゃんの弁。もう少し時間がかかると思っていたらしい。山川駅まで送ってもらい、13:09山川発の列車に乗り込む。この列車は乗り換えなし鹿児島中央駅に向かった。山川は今は指宿市の一部だが、平成の大合併で指宿に吸収されたものらしい。タクシーの運ちゃんも憤懣やるかたない気配であった。
 14:46鹿児島中央駅着。ただちに九州新幹線に乗り込み、熊本駅には16時に着く。予約していたドーミーイン熊本が駅から遠いのでタクシーで向かう。すぐにチェックインし、宿からは近い熊本城に向かう。加藤清正の熊本城はさすがに大きかった。
 この日は、宿に食事を予約していないので、外で食べた。宿に戻り、天然温泉につかって早めにダウン。                                                                                                                   


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