9月3日、菅首相が総裁選の不出馬を電撃表明した。首相は「新型コロナ対策に専念するため総裁選に出馬しない、役員人事もしない」と説明した。→こちらなどの報道
菅氏が首相退陣に追い込まれた最大要因は、新型コロナ対策を巡る失政だろう。感染拡大を収束させる明確な道筋を示せず、ワクチン接種の遅れなどの対策の遅れがあり、迷走した。状況の厳しさを認識せず、明るさが見えてきたなどと言い出し、楽観的でさえあった。
東京五輪・パラリンピックを開催すれば日本選手が活躍し、ワクチン接種が進めば感染者数が減るので、政権に対する国民の厳しい見方も変わり、総裁再選も可能と踏んでいたのだろう。
しかし、感染拡大は収まらず、内閣支持率は反転しなかった。
状況打開のため総裁選前に衆院解散に踏み切ろうとしたが、党内の反対で断念。二階俊博幹事長の交代を柱とする党・内閣人事を断行して求心力を高めて総裁選を乗り切ろうとしたが、これも阻まれた。→こちらなどの報道
八方塞がりの状況に陥ったと言える。→こちらの報道
それでは、今後の総裁選予定を見てみよう。
誰が、新総裁になるのだろうか?
今月17日に告示される自民党総裁選挙は、立候補をめぐる動きが活発になっている。
9月8日時点で、総裁選に立候補を示しているのは岸田氏、高市氏、河野氏の3人だが、野田氏は意欲を示しているが、推薦人が確保できるか? 石破氏は白紙だ。→こちらなどの報道
各派閥も誰に投票するのかまだはっきりしていないようだ。
誰が、9月29日の総裁選に勝利し、その後の臨時国会(10月初旬?)で首相の指名を得ることができるのかは予想は困難だ。
また、立候補者の政策もまだ完全でなく、その陣営で、衆議員選挙(早くて10月末?)に勝てるのか、予想は困難だ。
自民党が衆議院選で勝ったとしても、長続きするのか、日本はどうなるかも疑問だね。
一方、日経平均株価は、「菅内閣の次の内閣が、新型コロナの感染拡大に対応した新たな経済対策を打ち出すのではないかという期待感が投資家の間で根強い。また外国為替市場で円安ドル高が進んでいることで、輸出関連の銘柄を中心に買い注文が広がっている」の要因で、3万円台を回復した。→こちらなどの報道
一時的な期待だけか?
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