やまちゃん奮闘記

1970年代から海外に出かけ、滞在した国が合計26か国、21年の海外生活が終わりました。振り返りつつ、日々の話題も、

中国最大級の風力発電機を福建省の海上に設置成功

2015-11-23 | 政治・経済
風量発電福建省莆田市平海湾(厦門と福州の中間)で11月18日、中国初の5MW級風力発電機が設置された。

これは中国最大の海上風力発電機で、湘電集団有限公司の「XE128-5000」を採用。

1基当たりの設備容量は5MW。転輪の直径は128メートル、転輪の中心高度は81メートル。

福建省莆田市平海湾50MW海上風力発電プロジェクトの一部で、平海湾鸕鷀島の北東に約1.5カイリ離れた場所に位置する。

同プロジェクトでは、設備容量が5MW級の風力発電機を10基設置する予定。←能源経済網などが報道

洋上風力発電は、欧州で先行して導入が進められているが、中国では2015年末までに5GW、2020年までに20GWの導入を目標としている。

洋上風力発電の累積導入量では、中国は658MWで5位であるが、2014年の新規導入量は英国、ドイツに次いで229MWを追加して世界第3位を占めている。

内陸部で開発が進められている陸上風力発電は、電力需要地から遠いため、新たに送電網を整備する必要がある。それに比べ、沿岸部は人口が多く電力消費地に近いため送電線は短くて済む利点もある。

中国の大型洋上風力発電プロジェクトで2015年に新たに運転を開始したサイトは、江蘇省の響水県陳家港 洋上風力発電所 (201MW) と龍源電力 如東県潮干帯 洋上風力発電所(150MW)、及び上海の東海大橋 洋上風力発電所(102MW)の計3カ所である。

この他に建設中のプロジェクトとして、龍源電力 莆田南日島洋上風力発電所(50MW 2019年完成予定)、および如東県 洋上風力発電所(300MW 22018年完成予定)などがある。中国の洋上風力発電は、海洋構造物や海底ケーブル敷設の関連産業を育成し、海外展開も視野に入れ開発が進められている。←Asia Biomass Office


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