韓国の大手航空会社・大韓航空とアシアナ航空のパイロットに離職ブームが到来している。その背景には、中国の航空会社による人材の引き抜きがある模様。
韓国国土交通部が11日に国会に提出した報告によると、韓国主要航空会社5社の離職者の合計人数は13年に111人、14年に155人だったが、今年1-7月には138人に達した。
韓国メディアは、近頃のパイロットの離職ブームが、中国の航空会社の「引き抜き」に関わると分析している。
パイロット不足に悩む中国の航空会社は、2-2.5倍の給料に加え、住宅、子供の教育、所得税の減免などの優遇策を打ち出し、多くの韓国籍パイロットを引き寄せているらしい。←人民網などの報道
大韓航空の場合、経歴15年の機長の平均年俸は手取りで1億5000万ウォン前後だが、中国の航空会社は年俸2億~3億ウォン以上。最近では4億ウォン(約4100万円)台を提示するところまで現れた、と。←Yahoo・聯合ニュース
熟練のパイロットを1人育成するには、長い時間と財力がかかるが、韓国ではこの結果どうなるのだろう?
安全性は?
台湾でも、近年の急速な路線拡張と海外の航空会社からの引き抜きにより、パイロットの人材不足が深刻な状態となっている。
特に1万人のパイロットが不足しているという中国からのヘッドハンティング攻勢に、台湾国内には飛行の安全への影響が不安視されている。←琉球新報
韓国国土交通部が11日に国会に提出した報告によると、韓国主要航空会社5社の離職者の合計人数は13年に111人、14年に155人だったが、今年1-7月には138人に達した。
韓国メディアは、近頃のパイロットの離職ブームが、中国の航空会社の「引き抜き」に関わると分析している。
パイロット不足に悩む中国の航空会社は、2-2.5倍の給料に加え、住宅、子供の教育、所得税の減免などの優遇策を打ち出し、多くの韓国籍パイロットを引き寄せているらしい。←人民網などの報道
大韓航空の場合、経歴15年の機長の平均年俸は手取りで1億5000万ウォン前後だが、中国の航空会社は年俸2億~3億ウォン以上。最近では4億ウォン(約4100万円)台を提示するところまで現れた、と。←Yahoo・聯合ニュース
熟練のパイロットを1人育成するには、長い時間と財力がかかるが、韓国ではこの結果どうなるのだろう?
安全性は?
台湾でも、近年の急速な路線拡張と海外の航空会社からの引き抜きにより、パイロットの人材不足が深刻な状態となっている。
特に1万人のパイロットが不足しているという中国からのヘッドハンティング攻勢に、台湾国内には飛行の安全への影響が不安視されている。←琉球新報
安全は、誰もが気になるところだ。先ごろ、JACDEC(Jet Airliner Crash Data Evaluation Centre)が安全な航空会社ベスト10、ワースト10をそれぞれ発表した。←日刊現代
これによると、ワースト1位に中華航空(台湾)、5位に大韓航空(韓国)、9位アシアナ航空(韓国)、10位中国南方航空(中国)が入っている。
日本の航空会社は大丈夫かな?
国交省によると、国内のパイロットは2013年時点で5686人。10年前より114人減った。一方、国内線と国際線の運航本数は93万3595本と2割近く増えている。
30年に予想される航空需要を満たすには、国内で8000人のパイロットが必要だという。
特に深刻なのはLCCだ。各社とも、即戦力となるベテランのパイロットを数多く中途採用し、高齢化が課題になっている。<-毎日新聞 NHK時事公論
国内外の格安航空会社(LCC)では、パイロットの経験度だけでなく、他にも問題があるようだ。
収益性改善のため休憩時間を十分に保障せず、操縦士が休憩する座席も規定とは異なりエコノミー席を与えるなどの事態が相次いでおり、安全運航に危険があると。←産経ニュース
安全性を考えると、LLCの飛行機には乗れませんね!?
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