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F1の小部屋 NEO

F1のリザルトについてあれやこれや好き勝手にコメントしてみようと思います。レース終了後1週間以内に更新(目標)。

2024 ROUND 18 SINGAPORE GP

2024年09月29日 07時24分42秒 | Weblog
1位 L.ノリス マクラーレン・メルセデス
2位 M.フェルスタッペン レッドブル・ホンダ
3位 O.ピアストリ マクラーレン・メルセデス
4位 G.ラッセル メルセデスAMG
5位 C.ルクレール フェラーリ
6位 L.ハミルトン メルセデスAMG
7位 C.サインツ フェラーリ
8位 F.アロンソ アストンマーチン・メルセデス
9位 N.ヒュルケンベルグ ハース・フェラーリ
10位 S.ペレス レッドブル・ホンダ

 シンガポールGPです。スターティンググリッドは、ポールがノリス。以下、フェルスタッペン、ハミルトン、ラッセル、ピアストリ、ヒュルケンベルグ、アロンソ、角田裕毅、ルクレール、サインツと続きます。ここのところ、全くの不調続きだったフェルスタッペンがフロントロウというのも不気味ですね。スタートはノリスの出だしが良くホールショット。ハミルトンがフェルスタッペンのアウト側から被せようとしますが、フェルスタッペンはこれを阻止。後方では、アロンソとルクレールでしょうか、続けざまにコースアウト。ヒュルケンベルグと並走していたアロンソが、前方のピアストリとの車間が詰まってきたのを見て一瞬挙動を乱し、つられてルクレールもコースアウトしたものと思われます。この2台は程なくコースに復帰。上位陣はスターティンググリッドと同じオーダーでレースが展開されることになります。40周目、フレッシュタイヤのピアストリがターン7でハミルトンをアウト側からオーバーテイク。45周目、同じくターン7でピアストリはラッセルもアウト側からオーバーテイク。メルセデス勢を次々と料理するピアストリ、ポディウム圏内にポジションアップです。そして、レースの方はノリスがブッチギリのトップチェッカー。盤石の勝利、と言いたいところですが、今回のノリスは危なっかしい場面が何度かありました。オーバースピードで飛び込み、ブレーキをロックさせて何とかクラッシュは回避したものの、ウォールすれすれまで近づくという場面がありました。他にも、コーナーの侵入時にウォールに異常接近したりという場面も。遠目で見たら「これ完全にぶつかってますよね?」と思わずツッコミを入れてしまいたくなる程です。一歩間違えれば、ギリギリウォールにヒットしたのが原因でリタイアしたマグヌッセンの様になっていたでしょう。マグヌッセンの場合はギリギリ大丈夫!と思ったらぶつかっていた感じでしたが。パーツが飛び散ったので遠目で見ても明らかでした。ある意味見せ場を作ったともいえるノリスですが、タイトルを獲るにはもっと安定した走りが必要なんじゃないでしょうか。

2024 ROUND 17 AZERBAIJAN GP

2024年09月22日 08時16分42秒 | Weblog
1位 O.ピアストリ マクラーレン・メルセデス
2位 C.ルクレール フェラーリ
3位 G.ラッセル メルセデスAMG
4位 L.ノリス マクラーレン・メルセデス
5位 M.フェルスタッペン レッドブル・ホンダ
6位 F.アロンソ アストンマーチン・メルセデス
7位 A.アルボン ウイリアムズ・メルセデス
8位 F.コラピント ウイリアムズ・メルセデス
9位 L.ハミルトン メルセデスAMG
10位 O.ベアマン ハース・フェラーリ

 アゼルバイジャンGPです。スターティンググリッドは、ポールがルクレール。以下、ピアストリ、サインツ、ペレス、ラッセル、フェルスタッペン、アロンソ、コラピント、アルボン、ベアマンと続きます。前回のイタリアGPでは優勝と好調のルクレール。連勝なるでしょうか?4番グリッドにはペレス。久々にチームメイトのフェルスタッペンよりも前のグリッドに着きました。スタートはルクレールの出だしが良く、余裕のホールショット。後続車には混乱は無く、各車通過していきます。16周目、ピアストリがピットイン、フェラーリのワンツー体制となります。20周目、新しいタイヤを履いたピアストリが早くも追い上げてきました。ターン1でルクレールをオーバーテイク。首位に躍り出ます。しかし、その後ピアストリは思いの外ペースが上がらず、ルクレールの猛攻を受けることになります。ですが、徐々にペースが上がり、終盤には安全圏までルクレールを引き離すことに成功しました。50周目、ペレスはターン1でルクレールにアタックを仕掛けますが失敗。後方にいたサインツに前に出られてしまいます。ターン2を立ち上がり、ターン3に向かうストレートで横並びになった2台。しかし、この2台は接触し、両者ともリタイアとなってしまいます。この件に関しては、ペレスの責任が取り沙汰されていますが、サインツがスライドしながらペレスにぶつかった様に見えます。ペレスが露骨にミスをしでかしたという訳ではないので、そこまで非難されているのも不思議な感じがしてしまいます。むしろ、ウォールとサインツに挟まれてクラッシュしたペレスの方が被害者ではないかと思う程です。さて、そんな激しいアクシデントを尻目に、ピアストリはトップチェッカー。遂に正真正銘、実力で勝利を手にしました。ハンガリーGPでの勝利は、チームオーダーによりノリスから譲られて得た勝利なので自分としても納得しないものがあったのではないでしょうか。しかし、今回、自力でライバル(ルクレール)を捻じ伏せて得た勝利はピアストリの大きな自信になったに違いありません。まだデビュー2年目でここまで堂々たる走りを見せるとは、末恐ろしい存在です。

2024 ROUND 16 ITALIAN GP

2024年09月08日 09時09分09秒 | Weblog
1位 C.ルクレール フェラーリ
2位 O.ピアストリ マクラーレン・メルセデス
3位 L.ノリス マクラーレン・メルセデス
4位 C.サインツ フェラーリ
5位 L.ハミルトン メルセデスAMG
6位 M.フェルスタッペン レッドブル・ホンダ
7位 G.ラッセル メルセデスAMG
8位 S.ペレス レッドブル・ホンダ
9位 A.アルボン ウイリアムズ・メルセデス
10位 K.マグヌッセン ハース・フェラーリ

 イタリアGPです。スターティンググリッドは、ポールがノリス。以下、ピアストリ、ラッセル、ルクレール、サインツ、ハミルトン、フェルスタッペン、ペレス、アルボン、ヒュルケンベルグと続きます。スタートはノリスの出だしが良く、ホールショット。2番グリッドのピアストリはやや出遅れ、ラッセルが並びかけます。ラッセルをアウト側に追いやる様な動きをみせたピアストリ。ラッセルはそのあおりを受けたのか、ターン1で挙動を乱し、シケインを直進することを余儀なくされます。ドミノ状に並んだ防御壁をかいくぐってコースに復帰しますが、7番手にまでポジションを落としました。ターン4で、今度はピアストリがノリスにアウト側から仕掛けます。ターン4は並んで入ったものの、ターン5の立ち上がりで苦しくなったノリスはルクレールにストレートで並びかけられ、ターン6でルクレールのオーバーテイクを許すことに。レースはピアストリ、ルクレール、ノリスのオーダーで進んでいくことになります。そして終盤、マクラーレンの2回目のピットストップの後、1ストップを敢行しているルクレールとサインツがワンツー体制で走行。サインツは惜しくもマクラーレンの餌食となり4番手に後退しましたが、ルクレールは見事逃げ切ることに成功。チーム内バトルに熱中するマクラーレンの裏をかいた訳です。マクラーレンがフェラーリの作戦に気付いた時には既に遅し。チーム内バトルによりタイヤを消耗していたマクラーレンとしては1ストップ作戦に変更する選択肢が残されていませんでした。かくして、ルクレールが聖地モンツァでトップチェッカー。イタリアGPではレース終了後、ティフォシ達がコースに出てくることが恒例行事となっていますが、今回はヤバい!コースの遥か向こうまでティフォシで埋め尽くされています!(汗)5年振りにモンツァで劇的な勝利を挙げた訳ですが、シャンパンファイトは予想以上に盛り上がることとなりました。

2024 ROUND 15 DUTCH GP

2024年09月01日 05時59分03秒 | Weblog
1位 L.ノリス マクラーレン・メルセデス
2位 M.フェルスタッペン レッドブル・ホンダ
3位 C.ルクレール フェラーリ
4位 O.ピアストリ マクラーレン・メルセデス
5位 C.サインツ フェラーリ
6位 S.ペレス レッドブル・ホンダ
7位 G.ラッセル メルセデスAMG
8位 L.ハミルトン メルセデスAMG
9位 P.ガスリー アルピーヌ・ルノー
10位 F.アロンソ アストンマーチン・メルセデス

 オランダGPです。スターティンググリッドは、ポールがノリス。以下、フェルスタッペン、ピアストリ、ラッセル、ペレス、ルクレール、アロンソ、ストロール、ガスリー、サインツと続きます。ここフェルスタッペンの地元でポールを獲得したノリス。ここアウェイの地で勝利を挙げることができるでしょうか。スタートはノリスがもたついていたのか、フェルスタッペンが一気に加速してホールショット。フェルスタッペンがレースを先導してく展開となります。18周目、ノリスは狙いすましたかの様にターン1でフェルスタッペンをオーバーテイク、首位に返り咲きます。そして、ノリスは危なげない走りでトップチェッカー。フェルスタッペンとのポイント差を70点程に詰め寄りました。今回、コース上でライバルを捻じ伏せて自身のキャリア2勝目をもぎ取ったノリス。フェルスタッペンとしては、まだポイント差があるとはいえ、うかうかしていられない状況となってきました。

2024 ROUND 14 BELGIAN GP

2024年08月04日 11時25分48秒 | Weblog
1位 L.ハミルトン メルセデスAMG
2位 O.ピアストリ マクラーレン・メルセデス
3位 C.ルクレール フェラーリ
4位 M.フェルスタッペン レッドブル・ホンダ
5位 L.ノリス マクラーレン・メルセデス
6位 C.サインツ フェラーリ
7位 S.ペレス レッドブル・ホンダ
8位 F.アロンソ アストンマーチン・メルセデス
9位 E.オコン アルピーヌ・ルノー
10位 D.リチャルド RB・ホンダ

 ベルギーGPです。スターティンググリッドですが、ポールはルクレール。以下、ペレス、ハミルトン、ノリス、ピアストリ、ラッセル、サインツ、アロンソ、オコン、アルボンと続きます。フェラーリのルクレール、久々のポールポジションです。そして、2番グリッドはレッドブルのペレス。ここのところ不調続きでしたが、ここで復活の狼煙を上げることができるでしょうか?尚、チームメイトのフェルスタッペンは11番グリッドに沈んでおります。スタートはルクレールが上手く決めて、車体1台分以上抜きん出てホールショット。後方のペレスはスタート直後にイン側に寄せてハミルトンをブロックしようとしますが、ハミルトンの方が前に出ていた為に、逆にけしかけられてアウト側に追いやられます。オー・ルージュを立ち上がった後のケメルストレートでハミルトンに仕掛けますが一歩及ばず。その間にも後続のマシンがペレスを攻めたてんばかりに迫ってきます。3周目、ケメルストレートの後に続くレ・コームの侵入でハミルトンがルクレールのインを取りオーバーテイク、首位に立ちます。まるで、全盛期の頃に戻ったかのような走りです。31周目、ケメルストレートでノリスがペレスをオーバーテイク。この時点でのオーターは、首位ラッセル。以下ハミルトン、ルクレール、ピアストリ、フェルスタッペン、ノリス、ペレス、サインツ、アロンソ、ボッタスと続きます。何と、中盤に埋もれていたラッセルがいつの間にか首位に立っています。そして、レースの方はラッセルが逃げ切ってトップチェッカー。ファイナルラップのオー・ルージュの立ち上がり速度次第では、充分逆転の可能性もありましたが何とか耐え抜きました。これで、キャリア通算3勝目、と思いきや、レース後の車検で重量不足が判明。失格となったラッセルの優勝は剥奪となります。あのラッセルの歓喜とシャンパンファイトが幻だったと思うと、何ともやるせない気分になりますね。レース後、スタッフ達が喜んではしゃいでいる中、一人トト・ヴォルフが神妙な面持ちをしていたのが、今となっては意味深に思えてしまいます。何かを予感していたのでしょうか?メルセデスのワンツーフィニッシュも幻となってしまいましたが、ハミルトンが繰り上げ優勝したのが救いでしょうか。ベルギーGPも終わり、F1もお盆休みに入ります…。ってちょまっ。お盆休みちゃう!サマー・ブレイクや!まあ、さすがに欧米にはお盆の慣習は無いでしょうから(汗)。サマー・ブレイクっていうと何かオシャレな感じがしますね(根拠無し)。シーズンも折り返し地点に差し掛かり、当初の予想とは裏腹にカオスな状況になってきました。レッドブルのアドバンテージは無くなり、時折存在感をみせるフェラーリ、急速に戦闘力の上がったマクラーレンとメルセデス。今回のベルギーGPではカオスの様相が一層より濃くなったのではないでしょうか。ルクレール(フェラーリ)のポール獲得、フェレス(レッドブル)が久々のフロントロウ、メルセデスの実質的なワンツーフィニッシュ、コース上でピアストリ(マクラーレン)がルクレール(フェラーリ)をオーバーテイク等々。さて、今回のレースで勝利を失ったラッセルはもとより、実質ラッセルに競り負けたハミルトンとしても、モヤモヤした気分のままサマー・ブレイクに入ることになりますが、休み明けには気持ちを切り替えて次のレースに臨むことでしょう。プロフェッショナルだけに。

2024 ROUND 13 HUNGARIAN GP

2024年07月28日 11時16分54秒 | Weblog
1位 O.ピアストリ マクラーレン・メルセデス
2位 L.ノリス マクラーレン・メルセデス
3位 L.ハミルトン メルセデスAMG
4位 C.ルクレール フェラーリ
5位 M.フェルスタッペン レッドブル・ホンダ
6位 C.サインツ フェラーリ
7位 S.ペレス レッドブル・ホンダ
8位 G.ラッセル アストンマーチン・メルセデス
9位 角田裕毅 RB・ホンダ
10位 L.ストロール アストンマーチン・メルセデス

 ハンガリーGPです。スターティンググリッドは、ポールがノリス。以下、ピアストリ、フェルスタッペン、サインツ、ハミルトン、ルクレール、アロンソ、ストロール、リチャルド、角田裕毅と続きます。何とマクラーレンがフロントロウ独占。これって、もう10年振り以上じゃないですか?かつて、常勝軍団と呼ばれていた頃には見慣れた光景でしたが、この、オレンジのカラーリングのマシンがフロントロウに2台並ぶ光景というのもかなり新鮮ですね。スタートはポールのノリスが車体半分位ピアストリに抜きん出ます。2番グリッドのピアストリを抑えつつターン1に向かうノリス。そこへ、3番グリッドのフェルスタッペンがアウト側から被せてきました。3ワイドでターン1に突入。アウト側からフェルスタッペン、ノリス、ピアストリの順にターン1に突入。フェルスタッペンは行き場を失いアウト側エスケープゾーンに思いっきりはみ出し、ピアストリの後ろでコースに復帰しまし。隣には浮上してきたハミルトンがいますが、ターン3でノリスに抜かれて後退。レースの方は首位がピアストリ、以下フェルスタッペン、ノリス、ハミルトン、ルクレール、サインツのオーダーで進んでいくことになります。4周目、ターン4でフェルスタッペンがノリスを前に行かせます。どうやら、スタートでエスケープゾーンから戻る際に、ノリスの前に出たのがペナルティの対象になるのを恐れた為に取った措置の様です。63周目、フェルスタッペンはターン1でハミルトンにオーバーテイクを仕掛けます。しかし、フェルスタッペンはブレーキをロックさせハミルトンと接触。フェルスタッペンの後輪が跳ね上がる程の衝撃でしたが双方のマシンにダメージは無く走行を続けます。但しフェルスタッペンはルクレールの先行を許し、5番手に後退です。どうみてもレーシングアクシデントなので、双方にペナルティはありません。”YEAH,YOU DON’T NEED TO SAY ANYTHING.”68周目、チームオーダーの発令でノリスはピアストリに首位を譲ります。長々と無線でスタッフから説得を受け続けたノリスが嫌々ながら指示に従った形です。そして、レースの方はピアストリがトップチェッカー。自身にとっては念願の初優勝ですが、こんな他人から譲り受けた形での初優勝にどれ程の喜びを見出せるのか甚だ疑問です。まあ、本人は喜んでいる様なのでいいのではないでしょうか。2位はノリス。初優勝を挙げて以来、2勝目になかなか手が届きません。ライバルとの攻防はもとより、まさか身内から待ったがかかるとは!今回はどうやらチーム側がピットインの順番を間違ったことに鑑み、本来だったら首位を走っていたであろうピアストリにポジションを譲らせたということなのでしょう。ノリスは現在ランキング2位でフェルスタッペンとタイトルを争っている立場。この甘さが終盤、タイトル争いが佳境に入った時に影響を及ぼさなければよいのですが。

2024 ROUND 12 BRITISH GP

2024年07月14日 09時58分19秒 | Weblog
1位 L.ハミルトン メルセデスAMG
2位 M.フェルスタッペン レッドブル・ホンダ
3位 L.ノリス マクラーレン・メルセデス
4位 O.ピアストリ マクラーレン・メルセデス
5位 C.サインツ フェラーリ
6位 N.ヒュルケンベルグ ハース・フェラーリ
7位 L.ストロール アストンマーチン・メルセデス
8位 F.アロンソ アストンマーチン・メルセデス
9位 A.アルボン ウイリアムズ・メルセデス
10位 角田裕毅 RB・ホンダ

 イギリスGPです。スターティンググリッドですが、ポールはラッセル。以下、ハミルトン、ノリス、フェルスタッペン、ピアストリ、ヒュルケンベルグ、サインツ、ストロール、アルボン、アロンソと続きます。ラッセル、今シーズン2回目のポールポジションです。そして、メルセデスがフロント・ロウ独占。随分と久々な気がします。上位3名がイギリス人というのも興味深いですね。地元パワー炸裂でしょうか?スタートはハミルトンがノリスを牽制する為にマシンを左側に移動。一方ポールのラッセルはスタートを上手く決めてホールショット。メルセデスの2台がレースを引っ張って行く展開となります。18周目、雨が降り始めて、ペースの落ちたラッセルをハミルトンがハンガーストレートでオーバーテイク、首位に立ちます。20周目、雨脚が強まる中、ピアストリがハミルトンをオーバーテイク。既に首位に立っているノリスに続いてマクラーレンがワンツー体制を築きます。34周目、ラッセルはピットに入りそのままリタイアとなります。原因は冷却系のトラブル。さて、晴れ間が覗き急速に路面が回復しようとする中、続々と各チームのマシンがピットイン。タイヤ交換が俄かに慌ただしくなります。この間、ハミルトンはアンダーカットに成功して首位に立っております。48周目、フェルスタッペンがノリスをストウコーナーでアウト側からあっさりとオーバーテイク。2番手にジャンプアップです。タイヤが終わってしまっているのかノリス。厳しい展開となっております。”GET IN THERE LEWIS!”そして、レースの方はハミルトンが久々のトップチェッカー。このフレーズを聞くのも随分と久々な感じがします。デビューイヤーから毎年必ず勝利を挙げていたのですが、2022~2023年は途絶えていました。今回の勝利で年間勝利達成記録は復活。路面状況が刻一刻と変化する中、ベテランらしい判断を見せたハミルトンが見事レースをものにしました。

2024 ROUND 11 AUSTRIAN GP

2024年07月07日 09時27分24秒 | Weblog
1位 G.ラッセル メルセデスAMG
2位 O.ピアストリ マクラーレン・メルセデス
3位 C.サインツ フェラーリ
4位 L.ハミルトン メルセデスAMG
5位 M.フェルスタッペン レッドブル・ホンダ
6位 N.ヒュルケンベルグ ハース・フェラーリ
7位 S.ペレス レッドブル・ホンダ
8位 K.マグヌッセン ハース・フェラーリ
9位 D.リチャルド RB・ホンダ
10位 P.ガスリー アルピーヌ・ルノー

 オーストリアGPです。スターティンググリッドですが、ポールはフェルスタッペン。以下ノリス、ラッセル、サインツ、ハミルトン、ルクレール、ピアストリ、ペレス、ヒュルケンベルグ、オコンと続きます。ここレッドブルの本拠地であるオーストリアでポールのフェルスタッペン。今は亡き総裁(マテシッツ)の期待に応えたいところですね。そして、2番グリッドには今シーズン成長著しいノリス。今回も優勝争いに絡んでくることでしょう。スタートはフェルスタッペンが上手くスタートを決めてホールショット。2番グリッドのノリスはやや出遅れてラッセルにアウト側から並びかけられ焦ったのか、アウト側に思いっきりマシンを寄せてブロックして何とかポジションキープ。ターン3に向かって坂を上っていくノリスとラッセル。イン側を走るノリスに対してラッセルはアウト側からプレッシャーをかけてきますが、ノリスは冷静に対処。ポジションキープでターン4に向かって坂を下りていきます。52周目、首位のフェルスタッペンとノリスが続けてピットイン。この時、フェルスタッペンのクルーが作業に手間取った為、フェルスタッペンの築いていたアドバンテージはほぼ帳消しにまります。ピットアウト直後の下りのターン4で白煙を上げるフェルスタッペン。ニュータイヤに上手く熱が入っていかないのかも知れませんね。55周目、フェルスタッペンの射程距離内に入ってきたノリス。ターン1で仕掛けようとしますが、ここは一旦引いて様子を見ます。59周目、満を持してターン1で仕掛けるノリス。インに入り込んでフェルスタッペンをオーバーテイク、と思ったのも束の間。フェルスタッペンは立ち上がりのストレートでノリスの背後に着いてターン3でアウト側から抜き返します。63周目、再びターン1でフェルスタッペンのインを取ったノリス。今度は何とフェルスタッペン、アウト側のエスケープゾーンを使って大回りでスピードを落とさない様にして加速。再びノリスの攻撃を退けます。64周目、ターン1でアウト側から仕掛けるノリス。接触した後、両車はコースアウト。コースに復帰した後、フェルスタッペンを抜くべく並びかけますが、フェルスタッペンにブロックされます。続くターン3でノリスがラインをクロスさせてフェルスタッペンをオーバーテイク。一方のフェルスタッペンは先程の接触で左リアタイヤがパンクしている為、ペースダウンで後退していきます。これで勝負ありか!?と、思ったのも束の間。首位に立ったのりすは、接触のダメージでマシンコントロールがままならない状態に。そのままピットに入りリタイアとなります。一方のフェルスタッペンは左リアタイヤのパンクで大幅ポジションダウン。10秒ペナルティも相まって5位フィニッシュとなります。そして、トップチェッカーを受けたのはラッセル。2022年サンパウロGP以来の勝利。まあ、ぶっちゃけタナボタの勝利なんですが(汗)、常にポディウム圏内で争いを繰り広げてきたラッセルにチャンスが巡ってきたということでしょう。純粋に勝利を祝福したいと思います。さて、大いに盛り上がりを見せた終盤の首位争い。こんな、抜きつ抜かれつのバトルが展開したのは、首位争いとしては久々じゃないでしょうか?ここで注目すべきはフェルスタッペンのブロックのやり方ですね。フェルスタッペンはノリスのことをブロックしているのですが、急激な進路変更はしていません。あらかじめ、ブロックすべき場所にマシンを置いています。そう、相手が嫌がりそうな場所に前もってマシンを移動させているのです。あの、激しいバトルの最中にこれだけの頭脳プレーをみせるとは素晴らしい。また、ラインを移動してブロックするにしても、必ずマシン1台分のスペースを残しています。3連続タイトルを獲得したディフェンディングチャンピオンの余裕といったところでしょうか。フェルスタッペンは過去、フェラーリのベッテルに稚拙なアタックを仕掛けて接触するなどドライバーとして未熟な面をみせることが多々ありました。しかし、今回のバトルをみる限り、円熟したドライバーとして老獪な走りをみせています。まだ、20代なのにこれだけの走りをみせるとは末恐ろしいですね(汗)。ノリスと接触したラップでは、どちらかというとノリスがフェルスタッペンにぶつかったという印象が強かったので(この時もフェルスタッペンはあらかじめブロックする位置にマシンを移動していた)、フェルスタッペンがペナルティを受けたというのは意外な感じがしました。ノリスに立ち塞がった分厚い壁となっているフェルスタッペン。この壁を破るのはそう簡単にはいきそうにありません。ということは、実際にやり合っているノリスが一番わかっているでしょうが(汗)。

2024 ROUND 10 SPANISH GP

2024年06月30日 08時41分57秒 | Weblog
1位 M.フェルスタッペン レッドブル・ホンダ
2位 L.ノリス マクラーレン・メルセデス
3位 L.ハミルトン メルセデスAMG
4位 G.ラッセル メルセデスAMG
5位 C.ルクレール フェラーリ
6位 C.サインツ フェラーリ
7位 O.ピアストリ マクラーレン・メルセデス
8位 S.ペレス レッドブル・ホンダ
9位 P.ガスリー アルピーヌ・ルノー
10位 E.オコン アルピーヌ・ルノー

 スペインGPです。スターティンググリッドはポールがノリス。以下、フェルスタッペン、ハミルトン、ラッセル、ルクレール、サインツ、ガスリー、オコン、ピアストリ、アロンソとなります。何とノリス、2021年ロシアGP以来、久々となる2回目のポールポジションです。このままキャリア2勝目へと繋げることができるるでしょうか?スタートはポールのノリスがイン側のフェルスタッペンを牽制。スタートと同時に思いっきりフェルスタッペンに幅寄せをかましました。それを避けようとしたフェルスタッペンは、一瞬右側がコース外にはみ出し土埃が上がります。ターン1に向かってフェルスタッペン、ノリス、そして突如現れたラッセルの3ワイドで侵入することになります。フェルスタッペンを意識し過ぎたのかノリス。ラッセルにホールショットを奪われることになります。ラッセルばかりか、フェルスタッペンにも先行を許したノリス。一気に2つポジションダウンです。まとめて2台を大外まくりしたラッセルを先頭に、後続のマシンが続きます。3周目、ターン1でフェルスタッペンがラッセルを仕留めます。ラッセルは直前、悪あがきの様にイン側にマシンを大きく振りますが、フェルスタッペンはほとんど意に介することもなく、アッサリとラッセルの前に出ました。まるで、「ここが俺の指定席だ」とでも言わんばかりに(汗)。そして、レースの方はフェルスタッペンがトップチェッカー。パルクフェルメでスタッフに向かって走りこんでダイブするフェルスタッペン。ここのところ、マシンが不安定な状態が続きましたが、連勝したことで安心したと同時に、自信が回復したことにより喜びを爆発させたのでしょうか。2位はノリス。フェルスタッペンという地獄の門番によりなかなか2勝目に手が届かないノリス。フェルスタッペンという強敵がいる時にF1ドライバーになったことを嘆くよりも、いかに強敵を倒すかということを考べきでしょう(もちろんそう考えているとは思いますが)。3位はハミルトン。終盤、ペースの上がらないラッセルをターン1でオーバーテイク。前回のカナダGPとは逆の展開になりました。ハミルトンとしては、もちろん目指すのはもっと上ですが、現状ここがが可能な限りのベストポジションでしょう。ところで、ラッセルがターン1でイン側をブロックするのはデフォルト設定でしょうか(汗)?

2024 ROUND 9 CANADIAN GP

2024年06月16日 11時41分28秒 | Weblog
1位 M.フェルスタッペン レッドブル・ホンダ
2位 L.ノリス マクラーレン・メルセデス
3位 G.ラッセル メルセデスAMG
4位 L.ハミルトン メルセデスAMG
5位 O.ピアストリ マクラーレン・メルセデス
6位 F.アロンソ アストンマーチン・メルセデス
7位 L.ストロール アストンマーチン・メルセデス
8位 D.リチャルド RB・ホンダ
9位 P.ガスリー アルピーヌ・ルノー
10位 E.オコン アルピーヌ・ルノー

 カナダGPです。スターティンググリッドはポールがラッセル。以下、フェルスタッペン、ノリス、ピアストリ、リチャルド、アロンソ、ハミルトン、角田裕毅、ストロール、アルボンと続きます。何とメルセデス勢、久々のポールポジションです。ラッセルとフェルスタッペンは同タイムでしたが、ラッセルが先にタイムを出したのでポールを獲得しました。珍しい同タイムのポールポジションですが、過去には3人同タイムのポールポジションという珍事が起こっております。1997年のヨーロッパGP(開催国はスペイン、へレスサーキット)。この時タイトルを争っていたジャック・ビルヌーブ、ミハエル・シューマッハ、そしてハインツ=ハラルド・フレンツェンの3人が同タイムをマーク。尚、レースの方は終盤、タイトルを争っていたビルヌーブとシューマッハが接触。ビルヌーブが満身創痍の状態で3位フィニッシュしタイトルを決めております(6位以内入賞でタイトル確定だった)。スロー走行していたビルヌーブをハッキネンとクルサードが先行してマクラーレンがワンツーフィニッシュ。ハッキネンは念願の初優勝。ちなみに、次のシーズンはマクラーレンが圧倒的な速さでレースを席巻してハッキネンがタイトルを獲得することになります。父親のジル・ビルヌーブが手にすることのできなかったタイトルを手にしたジャック・ビルヌーブ。念願の初優勝を遂げたミカ・ハッキネン。そして、次のシーズンを示唆するかの様なリザルトと、1997年のヨーロッパGPは強く印象に残っているレースでした。さて、スタートですが雨が降りしきる中、路面は完全なウェット。レッドシグナルが消えて各車一斉に動き出します。難しいコンディションの中、ポールのラッセルが上手くスタートを決めホールショット。大きな混乱も無くマシンが次々と通過していきます。その後、天候が回復。路面が乾いていきますが、レコードリアンを外すとスリッピーなことに変わりなく、スピン、コースアウトするマシンが続出。そんな中、フェルスタッペンが安定した走りでトップチェッカー。一時、路面が乾き始めたタイミングでノリスに首位を奪われますが、セーフティーカー出動時のピットインのタイミングでノリスを先行。そのまま、逃げ切りました。2位はノリス、一時は首位を快走したものの、ピットインのタイミングでフェルスタッペンの逆転を許し、悔しい結果となりました。3位はラッセル。序盤は首位を走行するも、ノリスにオーバーテイクされる際にブロックラインを採っていたのですが、シケインで曲がり切れずにコースアウト。フェルスタッペンにも先行され一気に2つポジションを下げます。後半、ノリスをオーバーテイクして2番手に上がった後、ターン9の縁石に乗った際にバランスを崩して再びノリスの先行を許す。終盤ピアストリに仕掛けるも失敗してシケインをショートカット等、走りにやや不安定な部分が見受けられました。ですが、終盤のチームメイトバトルはラッセルがハミルトンを下し、ポディウムをゲット。ウイリアムズ時代からそうでしたが、ラッセルはチームメイトに対する負けん気というか、対抗意識が非常に強い様に思います(汗)。さて、今回のカナダGP。天候が徐々に回復していく中、各ドライバーは振り回されることになります。タイヤの賭けに出たハースが急浮上するなど、路面が不安定ながらもバトルが各所で起こったりと、見所の多いレースだったのではないでしょうか。