F1の小部屋 NEO

F1のリザルトについてあれやこれや好き勝手にコメントしてみようと思います。レース終了後1週間以内に更新(目標)。

2024 ROUND 13 HUNGARIAN GP

2024年07月28日 11時16分54秒 | Weblog
1位 O.ピアストリ マクラーレン・メルセデス
2位 L.ノリス マクラーレン・メルセデス
3位 L.ハミルトン メルセデスAMG
4位 C.ルクレール フェラーリ
5位 M.フェルスタッペン レッドブル・ホンダ
6位 C.サインツ フェラーリ
7位 S.ペレス レッドブル・ホンダ
8位 G.ラッセル アストンマーチン・メルセデス
9位 角田裕毅 RB・ホンダ
10位 L.ストロール アストンマーチン・メルセデス

 ハンガリーGPです。スターティンググリッドは、ポールがノリス。以下、ピアストリ、フェルスタッペン、サインツ、ハミルトン、ルクレール、アロンソ、ストロール、リチャルド、角田裕毅と続きます。何とマクラーレンがフロントロウ独占。これって、もう10年振り以上じゃないですか?かつて、常勝軍団と呼ばれていた頃には見慣れた光景でしたが、この、オレンジのカラーリングのマシンがフロントロウに2台並ぶ光景というのもかなり新鮮ですね。スタートはポールのノリスが車体半分位ピアストリに抜きん出ます。2番グリッドのピアストリを抑えつつターン1に向かうノリス。そこへ、3番グリッドのフェルスタッペンがアウト側から被せてきました。3ワイドでターン1に突入。アウト側からフェルスタッペン、ノリス、ピアストリの順にターン1に突入。フェルスタッペンは行き場を失いアウト側エスケープゾーンに思いっきりはみ出し、ピアストリの後ろでコースに復帰しまし。隣には浮上してきたハミルトンがいますが、ターン3でノリスに抜かれて後退。レースの方は首位がピアストリ、以下フェルスタッペン、ノリス、ハミルトン、ルクレール、サインツのオーダーで進んでいくことになります。4周目、ターン4でフェルスタッペンがノリスを前に行かせます。どうやら、スタートでエスケープゾーンから戻る際に、ノリスの前に出たのがペナルティの対象になるのを恐れた為に取った措置の様です。63周目、フェルスタッペンはターン1でハミルトンにオーバーテイクを仕掛けます。しかし、フェルスタッペンはブレーキをロックさせハミルトンと接触。フェルスタッペンの後輪が跳ね上がる程の衝撃でしたが双方のマシンにダメージは無く走行を続けます。但しフェルスタッペンはルクレールの先行を許し、5番手に後退です。どうみてもレーシングアクシデントなので、双方にペナルティはありません。”YEAH,YOU DON’T NEED TO SAY ANYTHING.”68周目、チームオーダーの発令でノリスはピアストリに首位を譲ります。長々と無線でスタッフから説得を受け続けたノリスが嫌々ながら指示に従った形です。そして、レースの方はピアストリがトップチェッカー。自身にとっては念願の初優勝ですが、こんな他人から譲り受けた形での初優勝にどれ程の喜びを見出せるのか甚だ疑問です。まあ、本人は喜んでいる様なのでいいのではないでしょうか。2位はノリス。初優勝を挙げて以来、2勝目になかなか手が届きません。ライバルとの攻防はもとより、まさか身内から待ったがかかるとは!今回はどうやらチーム側がピットインの順番を間違ったことに鑑み、本来だったら首位を走っていたであろうピアストリにポジションを譲らせたということなのでしょう。ノリスは現在ランキング2位でフェルスタッペンとタイトルを争っている立場。この甘さが終盤、タイトル争いが佳境に入った時に影響を及ぼさなければよいのですが。

2024 ROUND 12 BRITISH GP

2024年07月14日 09時58分19秒 | Weblog
1位 L.ハミルトン メルセデスAMG
2位 M.フェルスタッペン レッドブル・ホンダ
3位 L.ノリス マクラーレン・メルセデス
4位 O.ピアストリ マクラーレン・メルセデス
5位 C.サインツ フェラーリ
6位 N.ヒュルケンベルグ ハース・フェラーリ
7位 L.ストロール アストンマーチン・メルセデス
8位 F.アロンソ アストンマーチン・メルセデス
9位 A.アルボン ウイリアムズ・メルセデス
10位 角田裕毅 RB・ホンダ

 イギリスGPです。スターティンググリッドですが、ポールはラッセル。以下、ハミルトン、ノリス、フェルスタッペン、ピアストリ、ヒュルケンベルグ、サインツ、ストロール、アルボン、アロンソと続きます。ラッセル、今シーズン2回目のポールポジションです。そして、メルセデスがフロント・ロウ独占。随分と久々な気がします。上位3名がイギリス人というのも興味深いですね。地元パワー炸裂でしょうか?スタートはハミルトンがノリスを牽制する為にマシンを左側に移動。一方ポールのラッセルはスタートを上手く決めてホールショット。メルセデスの2台がレースを引っ張って行く展開となります。18周目、雨が降り始めて、ペースの落ちたラッセルをハミルトンがハンガーストレートでオーバーテイク、首位に立ちます。20周目、雨脚が強まる中、ピアストリがハミルトンをオーバーテイク。既に首位に立っているノリスに続いてマクラーレンがワンツー体制を築きます。34周目、ラッセルはピットに入りそのままリタイアとなります。原因は冷却系のトラブル。さて、晴れ間が覗き急速に路面が回復しようとする中、続々と各チームのマシンがピットイン。タイヤ交換が俄かに慌ただしくなります。この間、ハミルトンはアンダーカットに成功して首位に立っております。48周目、フェルスタッペンがノリスをストウコーナーでアウト側からあっさりとオーバーテイク。2番手にジャンプアップです。タイヤが終わってしまっているのかノリス。厳しい展開となっております。”GET IN THERE LEWIS!”そして、レースの方はハミルトンが久々のトップチェッカー。このフレーズを聞くのも随分と久々な感じがします。デビューイヤーから毎年必ず勝利を挙げていたのですが、2022~2023年は途絶えていました。今回の勝利で年間勝利達成記録は復活。路面状況が刻一刻と変化する中、ベテランらしい判断を見せたハミルトンが見事レースをものにしました。

2024 ROUND 11 AUSTRIAN GP

2024年07月07日 09時27分24秒 | Weblog
1位 G.ラッセル メルセデスAMG
2位 O.ピアストリ マクラーレン・メルセデス
3位 C.サインツ フェラーリ
4位 L.ハミルトン メルセデスAMG
5位 M.フェルスタッペン レッドブル・ホンダ
6位 N.ヒュルケンベルグ ハース・フェラーリ
7位 S.ペレス レッドブル・ホンダ
8位 K.マグヌッセン ハース・フェラーリ
9位 D.リチャルド RB・ホンダ
10位 P.ガスリー アルピーヌ・ルノー

 オーストリアGPです。スターティンググリッドですが、ポールはフェルスタッペン。以下ノリス、ラッセル、サインツ、ハミルトン、ルクレール、ピアストリ、ペレス、ヒュルケンベルグ、オコンと続きます。ここレッドブルの本拠地であるオーストリアでポールのフェルスタッペン。今は亡き総裁(マテシッツ)の期待に応えたいところですね。そして、2番グリッドには今シーズン成長著しいノリス。今回も優勝争いに絡んでくることでしょう。スタートはフェルスタッペンが上手くスタートを決めてホールショット。2番グリッドのノリスはやや出遅れてラッセルにアウト側から並びかけられ焦ったのか、アウト側に思いっきりマシンを寄せてブロックして何とかポジションキープ。ターン3に向かって坂を上っていくノリスとラッセル。イン側を走るノリスに対してラッセルはアウト側からプレッシャーをかけてきますが、ノリスは冷静に対処。ポジションキープでターン4に向かって坂を下りていきます。52周目、首位のフェルスタッペンとノリスが続けてピットイン。この時、フェルスタッペンのクルーが作業に手間取った為、フェルスタッペンの築いていたアドバンテージはほぼ帳消しにまります。ピットアウト直後の下りのターン4で白煙を上げるフェルスタッペン。ニュータイヤに上手く熱が入っていかないのかも知れませんね。55周目、フェルスタッペンの射程距離内に入ってきたノリス。ターン1で仕掛けようとしますが、ここは一旦引いて様子を見ます。59周目、満を持してターン1で仕掛けるノリス。インに入り込んでフェルスタッペンをオーバーテイク、と思ったのも束の間。フェルスタッペンは立ち上がりのストレートでノリスの背後に着いてターン3でアウト側から抜き返します。63周目、再びターン1でフェルスタッペンのインを取ったノリス。今度は何とフェルスタッペン、アウト側のエスケープゾーンを使って大回りでスピードを落とさない様にして加速。再びノリスの攻撃を退けます。64周目、ターン1でアウト側から仕掛けるノリス。接触した後、両車はコースアウト。コースに復帰した後、フェルスタッペンを抜くべく並びかけますが、フェルスタッペンにブロックされます。続くターン3でノリスがラインをクロスさせてフェルスタッペンをオーバーテイク。一方のフェルスタッペンは先程の接触で左リアタイヤがパンクしている為、ペースダウンで後退していきます。これで勝負ありか!?と、思ったのも束の間。首位に立ったのりすは、接触のダメージでマシンコントロールがままならない状態に。そのままピットに入りリタイアとなります。一方のフェルスタッペンは左リアタイヤのパンクで大幅ポジションダウン。10秒ペナルティも相まって5位フィニッシュとなります。そして、トップチェッカーを受けたのはラッセル。2022年サンパウロGP以来の勝利。まあ、ぶっちゃけタナボタの勝利なんですが(汗)、常にポディウム圏内で争いを繰り広げてきたラッセルにチャンスが巡ってきたということでしょう。純粋に勝利を祝福したいと思います。さて、大いに盛り上がりを見せた終盤の首位争い。こんな、抜きつ抜かれつのバトルが展開したのは、首位争いとしては久々じゃないでしょうか?ここで注目すべきはフェルスタッペンのブロックのやり方ですね。フェルスタッペンはノリスのことをブロックしているのですが、急激な進路変更はしていません。あらかじめ、ブロックすべき場所にマシンを置いています。そう、相手が嫌がりそうな場所に前もってマシンを移動させているのです。あの、激しいバトルの最中にこれだけの頭脳プレーをみせるとは素晴らしい。また、ラインを移動してブロックするにしても、必ずマシン1台分のスペースを残しています。3連続タイトルを獲得したディフェンディングチャンピオンの余裕といったところでしょうか。フェルスタッペンは過去、フェラーリのベッテルに稚拙なアタックを仕掛けて接触するなどドライバーとして未熟な面をみせることが多々ありました。しかし、今回のバトルをみる限り、円熟したドライバーとして老獪な走りをみせています。まだ、20代なのにこれだけの走りをみせるとは末恐ろしいですね(汗)。ノリスと接触したラップでは、どちらかというとノリスがフェルスタッペンにぶつかったという印象が強かったので(この時もフェルスタッペンはあらかじめブロックする位置にマシンを移動していた)、フェルスタッペンがペナルティを受けたというのは意外な感じがしました。ノリスに立ち塞がった分厚い壁となっているフェルスタッペン。この壁を破るのはそう簡単にはいきそうにありません。ということは、実際にやり合っているノリスが一番わかっているでしょうが(汗)。