F1の小部屋 NEO

F1のリザルトについてあれやこれや好き勝手にコメントしてみようと思います。レース終了後1週間以内に更新(目標)。

2018 ROUND 3 CHINESE GP

2018年04月21日 22時14分27秒 | Weblog
1位 D.リチャルド レッドブル・タグホイヤー
2位 V.ボッタス メルセデスAMG
3位 K.ライコネン フェラーリ
4位 L.ハミルトン メルセデスAMG
5位 M.フェルスタッペン レッドブル・タグホイヤー
6位 N.ヒュルケンベルグ ルノー
7位 F.アロンソ マクラーレン・ルノー
8位 S.ベッテル フェラーリ
9位 C.サインツ ルノー
10位 K.マグヌッセン ハース・フェラーリ

 中国GPです。バーレーンGPから2週連続開催のダブルヘッダーとなる訳ですが、決して近いとはいえない距離ですよね。F1専用のチャーター便を出しているから成せる業でしょうか。関係無いですけど、ヘビメタのバンド、アイアン・メイデンのボーカリストであるブルース・ディッキンソンはパイロットのライセンスを持っております。なので、ツアーの時はバンドロゴの入ったチャーター便を自ら操縦して、世界中を飛び回っていたりしてるんですね。この人は他にも本を書いたり、フェンシングの腕前がプロ級だったりと多才なのでビックリです。この人にF1マシンをドライブさせたら、意外と普通に動かせるんじゃいですか?ジェット機を操縦してるので、スピード感覚は問題ないでしょうから。誰かセッティング求む(汗)。さて、話が逸れてしまいましたがスターティンググリッドです。ポールは”BA BA BA BUM!”、ベッテルです(爆)。いきなりどうしたんだよ?とお思いでしょうが、ベッテルはポールを獲るとこの様な掛け声を発するんですよ。昨シーズンのメキシコGPはもっと長いバージョンだったんですけどね。”BA BA BA BA BABUM(4回程繰り返した後に)YES!”これは長い。なかなか止まらないんで途中で心配になりましたよ(汗)。さて、2番グリッドはライコネン、以下ボッタス、ハミルトン、フェルスタッペン、リチャルドと続きます。前列からフェラーリ、マクラーレン、レッドブルときれいに並びました。今回のレース、このグリッドを象徴するかの様な展開をみせることになります。スタートはベッテルがホールショット。その際にイン側に寄ってチームメイトのライコネンを牽制。そのあおりでスピードが鈍ったのかライコネン、アウト側からボッタスにオーバーテイクされます。続いてターン6でフェルスタッペンにもアウト側からオーバーテイクされ、順位を大幅に落としました。続くターン9でハミルトンが隙を伺いますがライコネン、ここはブロックして先に行かせません。21周目、ベッテルがピットイン。その隙にボッタスが先行します。オーダーは先頭がライコネン、以下ボッタス、ベッテル、フェルスタッペン、ハミルトンというオーダーになりました。27周目、ボッタスがライコネンに1コーナーでアウト側から仕掛けます。並走したまま高速コーナーのセクションを抜けていく2台のマシン。ライコネン、ボッタスを前に行かせまいと粘りますがここまで、ターン6で先行を許すことになります、と思ったらフレッシュタイヤを履いたベッテルが同時にライコネンをパス。ベッテルは抜け目ない判断でボッタスの追撃態勢に入ります。29周目、ストレートエンドのターン14で何とトロロッソが同士討ち。ラインを譲ってくれたと勘違いしたガスリーが、ハートレーのマシンにヒットしてしまいました。前回バーレーンGP、歓喜の4位入賞とは打って変わって惨憺たる状況です。このアクシデントによりセーフティーカーの導入。各車一斉にピットに入ります。36周目にリスタート。オーダーは先頭がボッタス、以下ベッテル、ハミルトン、フェルスタッペン、ライコネン、リチャルドとなります。さて、37周目リチャルドがストレートエンドのターン14でライコネンをオーバーテイク。リチャルドの快進撃はまだまだ続きます。続いて40周目、同じくターン14でハミルトンを攻略。続いて42周目、同じくターン14でアウト側からベッテルを攻略です。さて43周目、このレース最大の事件が起こります。ターン14でフェルスタッペンがベッテルに接触。ベッテルがタイヤをロックさせたのを見て行けると思ったのでしょうが、そう上手くはいきませんでした。タイミング的にもかなり無理っぽい感じで、これは拙速でしたね。よりによってポイントリーダーのベッテルと接触してしまうとは、やらかしました。フェルスタッペンはこの接触の過度で10秒ペナルティです。さて、リチャルドですが45周目、ターン6でボッタスのインを突いてオーバーテイク。ブロックするボッタスに構わずインに潜り込みました。それにしてもボッタス、ギリギリ1台分スペースを空けていたとはいえ、結構えげつないブロックしますね(汗)。そして、リチャルドがトップチェッカー。まさかの逆転優勝で、存分に「リチャルド劇場」を見せつけました。さて、一方フェルスタッペンにぶつけられたベッテル、マシンのバランスが崩れたのか、みるみるペースが落ちていきます。ヒュルケンベルグにアウト側からオーバーテイクされ、更にアロンソにもオーバーテイクされます。1コーナーから続く、内側にどんどん巻き込んでいくセクションで、ベッテルは粘って途中まで並走していたのですが、最後は押し出される形で決着が着きました。それにしてもアロンソ、情け容赦ありません(汗)。とはいえ抜く側もスピードを落とす訳にはいかないので、ここは難しい所ですね。結果、ベッテルは8位フィニッシュ。タイトル争いを優位に進めたいベッテルとして、これは痛いですね。最大のライバルとして立ち塞がりそうなハミルトンですが、意外なことに失速気味。代わりにチームメイトのボッタスがポイントを稼いでフォローしている状況です。これはベッテルにとって嬉しい誤算。最大のライバルが呆けている隙にポイントを稼ぐチャンスです。と言いたい所ですが、今回のレース展開を見る限り楽観は出来ないでしょう。やはり、好調な時のリチャルドは怖いですね。グイグイ割り込んできます。ええ、グイグイ感がハンパありません。その極めつけがボッタスの懐に飛び込んで首位を奪った瞬間でした。「インを獲るの確定してますから」といった感じで、何の躊躇も無くアタック。その勢いに圧されたのかボッタス、少し怯んだ様にも見えました。フェルスタッペンは今回未熟な所を見せてしまいましたが、次は巻き返しなるでしょうか。メルセデス、フェラーリ、レッドブルと三つ巴のバトルを予感させる今回のリザルト。ベッテルには悪いですが、面白い展開になってきましたよ?

2018 ROUND 2 BAHRAIN GP

2018年04月14日 01時19分03秒 | Weblog
1位 S.ベッテル フェラーリ
2位 V.ボッタス メルセデスAMG
3位 L.ハミルトン メルセデスAMG
4位 P.ガスリー トロロッソ・ホンダ
5位 K.マグヌッセン ハース・フェラーリ
6位 N.ヒュルケンベルグ ルノー
7位 F.アロンソ マクラーレン・ルノー
8位 S.バンドーン マクラーレン・ルノー
9位 M.エリクソン ザウバー・フェラーリ
10位 E.オコン フォースインディア・メルセデス

 バーレーンGPです。スターティンググリッドはポールがベッテル。以下ライコネン、ボッタス、リチャルド、ガスリー、マグヌッセンと続きます。何とトロロッソのガスリーが兄貴分レッドブルのリチャルドの次のグリッドに着けております。そして、その横には前回に引き続き好調のハース勢、マグヌッセンが着けています。これまた楽しみなオーダーですね。ちなみに、ハミルトンは9番グリッド、フェルスタッペンに至っては15番グリッドと大きく沈み込んでいます。スタートは加速の良いベッテルがホールショット。その後方ではボッタスがライコネンをアウト側から回り込んでオーバーテイク。早くもフェラーリのワンツー体制が崩れました。続いてガスリーはポジションを1つ上げましたが、すぐにリチャルドに抜き返されています。ちなみにハミルトンはポジション変わらずの9番手という渋いポジションを走行中(汗)。でも、大丈夫。すぐに追い上げてきますから(笑)。2周目のターン1でフェルスタッペンがハミルトンのインを突きます。ハミルトンとサイドバイサイドでコーナーに侵入するフェルスタッペン。しかし、その進行方向にはアロンソが。行き場を失い、ハミルトンを押し退けてまで進路を確保しますが、ハミルトンのウイングと接触です。左リアタイヤの空気が抜けてスローダウン。みるみるポジションを落としていきます。そして、スロー走行するフェルスタッペンの脇に、コースサイドでストップしているリチャルドの姿が。レッドブルにとっては悪夢の様な絵面ですね(汗)。フェルスタッペンは一度ピットに入りコースに戻りますが、マシンのダメージが思いの外酷かった為リタイア。何とレッドブル勢、序盤で全滅という憂き目です。4周目の最終コーナー、ヒュルケンベルグがオコンをアウト側からオーバーテイク。しかし、オコンは続くストレートの加速が良く、再びヒュルケンベルグに並びかけます。その後方にはアロンソ。そして、更に後方にはハミルトンがいます。ハミルトンはアロンソのスリップを使って加速。更に、そのままヒュルケンベルグとバトルをしている最中のオコンのスリップを使って加速します。そして、ストレートエンドでオコン、ヒュルケンベルグと3台並んで走行。その勢いのままハミルトン、インに飛び込みました。何と一気に3台抜きです(汗)。この辺の思いっきりの良さは、ハミルトンのドライビングセンスの良さを感じさせますね。ちなみに、オコンはヒュルケンベルグのことを抜くことはできませんでした(涙)。続いてハミルトン、マグヌッセンとガスリーをサクサクッと抜いて4番手に浮上。そして、上位陣がピットストップを行う中、ピットストップのタイミングを引っ張り遂に首位に昇り詰めます。しかし26周目、後方から迫ってきたベッテルがDRSを使ってハミルトンをアッサリとオーバーテイク。ハミルトンのタイヤは限界を迎えていた為その直後にピットインしました。35周目、3番手のライコネンはピットストップの際、左リアを交換する前に発進してしまいます。そして、左リアタイヤの縁に対して体半分ずれた位置にいたピットクルーを1人弾き飛ばしてしまいました。体を回転させながら前方に転んでしまったクルーは中々立ち上がることが出来ず、思いの他体へのダメージが大きい様です。無線で”STOP”と連呼され異常に気が付いたライコネン。弾き飛ばしたクルーを気遣ったのか、マシンをストップさせそのままリタイアとなります。さて、ファイナルラップ、DRSを使いボッタスが一気にベッテルの背後に迫りますがツッコミが今一歩足りず、オーバーテイクには至りません。コンマ5秒程速かったら抜けたかも、という際どいタイミングでした。結局ベッテルがそのまま逃げ切って開幕2連勝。ドライバーズポイントで一歩リードです。ボッタスの勢いからすると、もう1周あったらちょっとヤバかったかも知れませんね。3位には9番グリッドから追い上げてきたハミルトン。ベッテルは2連勝でタイトル争いで優位に立ちましたが、恐らく最大のライバルになるであろうハミルトンはしぶとく喰らい付いてきます。今シーズンもベッテルは楽をさせてもらえそうにないですね。さて、4位にはトロロッソのガスリーです。”UNBELIEVABLE!”。ガスリーがフィニッシュ直後に叫んでいましたが、まさにこの成果を表現するのにピッタリの言葉です。スタートからブレることなく上位を走行し続けたたガスリー、抜群の安定感をみせつけました。これってトロロッソの最高順位じゃね?と、思いましたがよくよく思い返してみるとベッテルが2008年のイタリアGPで優勝しているんですね~。ガスリーの4位も大したものですが、さすがにベッテルの優勝には負けますね。まあ、今回はそんな意地悪を言わず、素直にガスリーの健闘を称えることにしましょう。それにしても、マクラーレ・ホンダでも出せなかった4位という結果を早々と出してしまったトロロッソ・ホンダ。開幕戦では思いっ切りダメダメ感を醸し出していましたが、一転調子が上向いてきましたね。兄貴分のレッドブルはもとよりマクラーレンよりも上位でフィニッシュしてますよ。こりゃ、ハースに続いて今シーズンの台風の目に認定ですね。さて、ますますカオスの度を増してきたF1グランプリ。続くはダブルヘッダーの中国GPです。まあ、詳しいことは省きますが、中国も色々な意味でカオスですけどね(汗)。