F1の小部屋 NEO

F1のリザルトについてあれやこれや好き勝手にコメントしてみようと思います。レース終了後1週間以内に更新(目標)。

2021 ROUND 2 EMILIA ROMAGNA GP

2021年04月25日 07時59分02秒 | Weblog
1位 M.フェルスタッペン レッドブル・ホンダ
2位 L.ハミルトン メルセデスAMG
3位 L.ノリス マクラーレン・メルセデス
4位 C.ルクレール フェラーリ
5位 C.サインツ フェラーリ
6位 D.リチャルド マクラーレン・メルセデス
7位 L.ストロール アストンマーチン・メルセデス
8位 P.ガスリー アルファタウリ・ホンダ
9位 K.ライコネン アルファロメオ・フェラーリ
10位 E.オコン アルピーヌ・ルノー

 エミリア・ロマーニャGPです。突然ですが、松山英樹がマスターズを制しました。スゴイですね。まさか日本人がマスターズを制する日が来るとは思ってもいませんでしたヨ。ちなみに、日本人で初めてPGAツアーを制したプロゴルファーば青木功です(ハワイアン・オープン)。昔はよくテレビに出ていて、カッコいい風貌とも相まって子供の頃はプロゴルファー=青木功というイメージが強かったですね。ところで、松山英樹のマスターズ制覇と、佐藤琢磨のインディ500制覇、どっちの方が偉業なんでしょうかね?単純には比べられないのは分かっているのですが、まあ、琢磨は2回インディ500を制覇しているので、琢磨に軍配が上がるということでいいですか?(爆)かなり強引な理屈で結論を出してしまいましたが、将来角田裕毅がチャンピオンを獲ってくれれば、押しも押されぬ代表的は日本人スポーツ選手になれると思いますよ?さて、スターティンググリッドですが、ポールはハミルトン、以下ペレス、フェルスタッペン、ルクレール、ガスリー、リチャルド、ノリス、ボッタスのオーダー。移籍2戦目のペレスがフェルスタッペンを抑え込んでフロント・ロウ獲得。レッドブル勢に続いてフェラーリのルクレール、アルファタウリのガスリーに続いてマクラーレンの2台、そしてメルセデスのボッタスは落ち込んで8番手とった布陣となっております。尚、角田裕毅はクラッシュの影響で最後尾スタート。クラッシュしたバリアンテ・バッサは実は危険なコーナーで、1994年のサンマリノGPフリー走行時に、ルーベンス・バリチェロが縁石に乗り上げてマシンがジャンプ、タイヤバリアを飛び越してフェンスに激突、鼻の骨を折るという事故が発生しています。気を付けたいところですね。決勝レースはウェットコンディション。フォーメーションラップ中、ルクレールがアクア・ミネラリでスピン、コースアウトしますがバリア手前でストップ。事なきを得て戦列に復帰します。スタートはハミルトンがやや出遅れ、レッドブルの2台に両側から挟まれる格好となります。タンブレロに向けてフェルスタッペンとハミルトンがサイドバイサイドで侵入。アウト側のハミルトンが粘りますが、縁石に乗り上げ挙動を乱しタイムロス。この隙にフェルスタッペンはグングン加速し、差を大きく広げます。アクア・ミネラリではラティフィがスピン、コースアウト。コースに復帰する際、後方から来たマゼピンの進路をふさぐ格好となり接触、ラティフィは弾き飛ばされコースアウト、リタイアとなっております。このアクシデントによりセーフティーカーが出動。セーフティーカー先導中にミック・シューマッハがタイヤを温めようとメインストレートで蛇行を切っていたところ、濡れた路面に足をすくわれ挙動を乱し、マシンが横を向きながらウォールに激突しました。マシンはフロントウイングを破損し、パーツが散乱。場所がピット出口付近だったこともあり、更にピット入り口が封鎖されるという事態に。ウェットコンディションの中、早くも荒れた展開となってきました。7周目に再スタート。フェルスタッペンが上手くスタートダッシュを決めホールショット。タンブレロに向かう途中、ハミルトンがアウトから被せてきますが、キッチリとイン側につけてポジションキープ。ハミルトンに付け入る隙を与えません。31周目、周回遅れのマシンのインに入ってオーバーテイクしようとしたハミルトンがオーバースピードでコースアウト。サンドトラップに嵌ってしまい、前進でサンドトラップからを脱出しようと試みますがタイヤバリアに接触し行き場を失います。業を煮やしたハミルトンはリバースギアを使いコース脇までマシンを戻します。らしからぬミスを犯したハミルトン、これで7番手にポジションを大きく落としました。同じく31周目、タンブレロ手前でラッセルがボッタスにアウト側から並びかけます。しかし、ボッタスが若干アウト側に膨らんだ為に行き場を失ったラッセル、一瞬マシンの右側をコースからはみ出させて挙動を乱し、マシンが左に回転してボッタスに激突します。これでコース上に破片が飛散。赤旗中断となります。”IS HE A ****** OR WHAT?!”NGワードの前が”AN”ではないので”IDIOT”ではないのは分かりますが上品な単語ではないのは確実ですね(汗)。幅寄せを食らわせられた格好となったラッセルは怒りが収まりません。後に双方を非難し合うことになるこの一件、禍根を残さなければ良いのですが。スロー走行中、レース再開直前のリバッツァでフェルスタッペンがハーフスピンを喫するという危うい場面がみられましたが態勢を立て直し無事にコースに復帰。直後の35周目にローリングスタートでレースは再開します。路面はライン上だけが乾いています。しかし、ラインから外れると即挙動を乱すという難しいコンディション。多くのマシンがスピンを喫する中、角田裕毅もその犠牲になってしまいました。ターン2でハミルトンのインに寄せた際に縁石に乗ったのですが、それが原因で挙動を乱した様ですね。スピン、コースアウトした角田裕毅は大きくポジションを落とし、ポイント圏外の12位でのフィニッシュとなっております。さて、そんな難しいコンディションの中、気を吐くマシンが1台。何と先程コースアウトして大幅に順位を落としたハミルトンです!55周目にはルクレールをオーバーテイクして3番手に。60周目にはタンブレロの手前でノリスをアウト側から軽々とオーバーテイクして2番手にまで浮上、別次元の走りをみせております。しかし、それでも先のスピンが大きく響き、フェルスタッペンには手が届かず2位でのフィニッシュです。”OK MAX GREAT WORK.”20秒以上の差をつけてフェルスタッペンが余裕のトップチェッカー、今シーズン初勝利です。前回のバーレーンでは不本意な形で勝利を失ったので、これで溜飲が下がったことでしょう。まだ開幕から2戦、今回は特殊なコンディションなので明確なことは言えませんが、フェルスタッペンとハミルトンが「強い」のは間違いなさそうですね。ハミルトンの独走に待ったをかけるのは、やはり次世代ドライバーを代表するフェルスタッペンが相応しいでしょう。どのみち、チャンピオンになるには倒さなくてはならない相手。今後の戦いに注目です。

2021 ROUND 1 BAHRAIN GP

2021年04月04日 05時44分57秒 | Weblog
1位 L.ハミルトン メルセデスAMG
2位 M.フェルスタッペン レッドブル・ホンダ
3位 V.ボッタス メルセデスAMG
4位 L.ノリス マクラーレン・メルセデス
5位 S.ペレス レッドブル・ホンダ
6位 C.ルクレール フェラーリ
7位 D.リチャルド マクラーレン・メルセデス
8位 C.サインツ フェラーリ
9位 角田裕毅 アルファタウリ・ホンダ
10位 L.ストロール アストンマーチン・メルセデス

 バーレーンGPです。開幕戦です。当初発表されたカレンダーではオーストラリアGPが開幕戦になっていたのですが、やはりコロナ渦にあって渡航距離に配慮してか、ヨーロッパからは比較的に近いバーレーンでの開幕となった様です。昨シーズン同様、コロナ禍での開催となる訳ですが、今シーズンも引き続き万全のコロナ対策を期待したいところですね。何しろクラスターを一度も発生させていない運営手腕は特筆に値すると思います。今シーズンは3月から開催なのでスケジュールに余裕があります。昨シーズンは7月スタートで17戦を詰め込んだ為、3週連続開催が何回かあったりして、スタッフが過労でぶっ倒れるんじゃないかと心配になってしまう程の過密スケジュールでしたからね。今振り返ると、いかに異常な状況だったかがわかろうというものです。さて、今シーズンの見どころですが、やはり移籍組の活躍じゃないでしょうかね。ベッテルのアストンマーチン移籍により玉突き移籍が発生。サインツがフェラーリに移籍、リチャルドがマクラーレンに移籍、そして、大御所のアロンソがアルピーヌで復帰と話題に事欠きません。かなり癖のあるアロンソのチームメイトとなるオコンですが、過去にブチ切れたフェルスタッペンを軽くいなした経緯を見る限り、特に問題はないんじゃないでしょうか(汗)。そして、レッドブルに移籍したペレス!ベッテルの移籍によりレーシングポイントから放出されシート喪失の危機に陥りいましたが大逆転。トップチームのレッドルのシートを見事射止めました。一度出世コースから外れたドライバーには厳しいF1の世界。ペレスはその慣例を破るという離れ業を見事やってのけました。そして、今シーズン一番の注目は角田裕毅でしょう。2012年に参戦した小林可夢偉以来、実に8年振りの日本人ドライバーです。F1の下のカテゴリーであるF2では優勝3回の戦績でランキング3位の実力派。戦える日本人ドライバーとして期待しない訳にはいかないでしょう。さて、スターティンググリッドです。ポールはフェルスタッペン。以下ハミルトン、ボッタス、ルクレール、ガスリー、リチャルド、ノリス、サインツと続きます。フェルスタッペンがメルセデスの2台を抑え込んだ格好。そこに気鋭の若手、ルクレールとガスリーが続いております。決勝レースですが、フォーメーションラップ中、ペレスのマシンの電源が突然落ちストップ。何とか自力で再始動ができた為、ピットに戻ってピットレーンスタートとなります。それにしても突然電源が落ちるとかまるで家電製品か何かみたいですね。今は一般の自家用車はボタンでエンジンをかける仕様になっているので、家電の一部なんじゃないかと錯覚してしまうことがありますが(汗)。スタートはポールのフェルスタッペンが上手く決め、後ろのハミルトンを牽制しつつターン1に突入、ホールショットです。後方ではハースのニキータ・マゼピンが突如コントロールを失ってスピン、コースアウトしてクラッシュ。このアクシデントによりセーフティーカーが導入されます。ペレス1台のみピットに入ってタイヤを履き替えます。4周目にレース再開。オーダーはフェルスタッペン、ハミルトン、ルクレール、ボッタス、ガスリーとなっております。ガスリーはターン6でリチャルドと接触してしまい、フロントウイングを失ってコースアウト。ピットに戻ってウイングの交換のついでにタイヤの交換も行います。9周目のターン1、サイドバイサイドの激しいバトルの末、ノリスがルクレールをオーバーテイク。4番手にジャンプアップです。オーバーテイクされた後もターン4でアウトから並びかけるなど牽制するルクレール、相手に楽をさせまいとプレッシャーをかけ続けます。40周目にフェルスタッペンはタイヤ交換を行いコースに復帰。この時、首位のハミルトンとのギャップは約8秒。果たしてフェルスタッペンは驚異的なペースでハミルトンを追い上げていきます。53周目、ターン4でアウト側からフェルスタッペンがハミルトンをオーバーテイク。遂に首位に返り咲きました、といいたいところですが、フェルスタッペンがハミルトンをオーバーテイクした際、マシンのタイヤが全て縁石の外に出ていました。これにより「トラックリミット」に引っかかるとチームは判断。”LET LEWIS THROUGH.”フェルスタッペンに無線でハミルトンにポジションを譲る様指示を受けます。これで再び2番手に下がったフェルスタッペン。ペースはハミルトンに勝るのですが、いかんせんタイヤを使い切ってしまい仕掛ける余力が残っておりません。結果、そのままハミルトンがトップチェッカー、開幕戦を勝利しました。2位はフェルスタッペン。ルールの為とはいえハミルトンに勝利を譲る格好となり、何ともフラストレーションの溜まる結果となってしまいました。5位にはペレスが入りました。最後尾からのスタートでここまで追い上げてきましたよ?優勝した昨シーズンのサヒールGPもそうでしたが、後方からの追い上げに強いですね。きちんと上位グリッドでスタートした時の戦い振りが楽しみです。そして、9位には角田裕毅が入りました。デビュー戦でポイントゲットとは幸先がいいですね。スタートで大幅に遅れたものの、数々のオーバーテイクショーを披露してガンガン追い上げ。国際映像でも度々登場し、関係者はじめ海外メディアのジャーナリストからも大絶賛されています。このバトル巧者振りはかつての小林可夢偉と同等かそれ以上かもしれませんね。戦える日本人ドライバーの登場です。今後の活躍が本当に楽しみになってきました。