F1の小部屋 NEO

F1のリザルトについてあれやこれや好き勝手にコメントしてみようと思います。レース終了後1週間以内に更新(目標)。

ROUND 13 ITALIAN GP

2011年09月16日 23時01分09秒 | Weblog
1位 S.ベッテル レッドブル・ルノー
2位 J.バトン マクラーレン・メルセデス
3位 F.アロンソ フェラーリ
4位 L.ハミルトン マクラーレン・メルセデス
5位 M.シューマッハ メルセデスGP
6位 F.マッサ フェラーリ
7位 J.アルゲルスアリ トロロッソ・フェラーリ
8位 P.ディ・レスタ フォース・インディア・メルセデス
9位 B.セナ ロータス・ルノーGP
10位 S.ブエミ トロロッソ・フェラーリ

 イタリアGPです。ベッテルが前回のベルギーGPに続いて2連勝。2度目のタイトルに向けて王手がかかりました。ベッテルとしても2008年に初優勝を挙げた思い出の地でもある、ここモンツァでの勝利ということもあり喜びもひとしおだったに違いありません。また、エンジンパワーに劣るルノーエンジンを積んだレッドブルが、高速コースであるベルギーのスパと今回のモンツァで勝ったのは特筆に価するでしょう。まさに、死角無しといったところでディフェンディングチャンピオンの強さを感じさせます。とはいっても低速コースとなるハンガリーのオンガロリンクは落としているんですよね(汗)。まあ、この時は雨がらみだったので単純な比較はできないのですが。何しろ、空力に優れたレッドブルは雨が降るとそのアドバンテージが失われ、メカニカルグリップに優れるマクラーレンが伸びてくる、という傾向になりがちです。ちなみに、今シーズンのハンガリーGPで優勝したバトンは、2006年BARホンダ在籍時に、ここオンガロリンクで自身のキャリア初となる優勝を成し遂げていたりします。尚、この時のレースも雨がらみでした。バトンはどんだけ洞察力が鋭いのかと(例えば降り出した雨がすぐに弱くなるだろうという読みなど)驚嘆に値しますね。さて、今週の可夢偉です。スタート直後の混乱に巻き込まれ、フロント・ウイングとタイヤにダメージを負ってしまいます。止まっている他のマシンを大回りして避けつつ、ピットに戻り、ウイングとタイヤを交換。その後、セーフティーカーが退いたあとは、ジャンプアップしていきますが、突然エンジンパワーがタイヤに伝わらなくなりリタイアを余儀なくされました。原因はギアボックス。同じくチームメイトのペレスもギアボックスのトラブルでリタイアしています。このことは、つまりフェラーリのギアボックスに問題があるということでして、普段は温厚なペーター・ザウバーも怒り心頭。「てめー、フザけたもン握らせやがって!タダじゃ済まねーゾ!!」といった心境ですかね?(何故かヤクザっぽい口調。汗)さて、今回のイタリアGPで自分が一番注目したのはブルーノ・セナの9位入賞です。ブルーノ・セナといえば泣く子も黙る(違)あのアイルトン・セナの甥っ子です(セナのお姉さんの息子)。昨シーズンはヒスパニアからデビューするものの、泣かず飛ばずでノーポイント。自分はこの時点で、ブルーノは終わったドライバーだと認識していました。しかし、今回ロータス・ルノーGP(ややこしい。要するに本家ルノーです)で9位入賞。一躍注目を浴びる存在となりました。周りから諦めの目で見られていたドライバーが復活。こういう誤算はうれしいですね。このブルーノの入賞により、ランキング表に1993年のアイルトン以来(亡くなった1994年はノーポイント)、実に18年振りに「セナ」の名前が復活しました。マシンの黒と金のカラーリングもかつてアイルトンが乗っていたJPSロータスを連想させるもので、往年のF1ファンには堪りません(思いっきり年齢がバレそうですが。汗)さて、ベッテルの独走で、すっかり退屈となったチャンピオン争いですが、意外な人の活躍により他にも見所があるということを改めて認識できました。次回も意外な人が活躍してくれると楽しくなると思うのですが。そうですね、「夜の街で殿ご乱心?」てな感じでどうですかね?これだけだと訳が判らないので意訳しますと、「え~っ、シンガポールGPでシューマッハ優勝!しかもポール・トゥ・フィニッシュ?」といったところです(爆)。何だかものスゴく無理っぽいことを書いた気がしますが(アヒャ)、大丈夫!キミならできるさ、シューマッハ!(本当か?核爆)

ROUND 12 BELGIAN GP

2011年09月03日 01時12分07秒 | Weblog
1位 S.ベッテル レッドブル・ルノー
2位 M.ウェーバー レッドブル・ルノー
3位 J.バトン マクラーレン・メルセデス
4位 F.アロンソ フェラーリ
5位 M.シューマッハ メルセデスGP
6位 N.ロスベルグ メルセデスGP
7位 A.スーティル フォースインディア・メルセデス
8位 F.マッサ フェラーリ
9位 V.ペトロフ ロータス・ルノーGP
10位 P.マルドナド ウイリアムズ・コスワース

 ベルギーGPです。レッドブルが今シーズン2回目のワンツーです。ベッテルとウェーバーの二人が表彰台に上る機会は多いのですが、意外と少ないワンツーフィニッシュ。ウェーバーも時々ポールポジションを獲得するのですが、いつも勝利の女神からは見放されてしまいます。ベッテルの下で甘んじることも多いことは本人が一番良く判っているし、面白くも思っていないでしょう。今シーズンまだ1度も勝っていないというのもフラストレーションになっているに違いありません。いつかベッテルにギャフンと言わせたいところですね(死語)?レースの方ですが、ベッテルはタイヤのブリスターに足を引っ張られて、1回余計にタイヤ交換する羽目になりましたが、オーバーテイクを繰り返しポール・トゥ・フィニッシュ。オープニングラップでロズベルグが先頭を走るというサプライズがありましたが、程なくベッテルに抜き返されてしまいました。またもスタートをミスってしまったウェーバーですが、懸命に挽回を図り、最後はアロンソをオーバーテイク。何とかレッドブルのワンツーに漕ぎ着けることができました。正にオメーの汚名はオメーで晴らせ、といった感じですね(アヒャ)。オヤジギャグを言ったところで思い出したのですが、シューマッハがオヤジの底力を炸裂させました(爆)。何と予選、ノータイムの最後尾からスタートして5位フィニッシュです。普通にスタートしたチームメイトのロズベルグよりも前でフィニッシュしています(汗)。もともと、ここスパ=フランコルシャンのジェットコースターが得意なシューマッハだけに、この脅威のジャンプアップが可能だったのでしょう。多数のオーバーテイクをこなし、本人もレースを楽しんでいた様で、すごく嬉しそうでしたね。自分としてはこのパフォーマンスがもっと多い機会に発揮すれば、シューマッハの評価も上がると思うのですがそれは欲張りというものでしょうか。さて、今週の可夢偉です。12番グリッドから4番手までジャンプアップするも、ストレートでハミルトンに接触されて大きくポジションダウン。結果、ポイント圏外12位でのフィニッシュとなりました。ちなみに、ハミルトンはガードレールに張り付いてその場でリタイアです。どうやら原因は完全に可夢偉の前に出ていたと誤認していたハミルトンが、ベストなラインを取るべくアウト側にマシンを振ったところ激突してしまった、というのが真相の様です。当初、ハミルトンは「可夢偉よりも前に出ていた」として自分の非を認めていなかったのですが、後ほどビデオを観たところ自分の誤りを認めることになりました。それにしても、とにかく接触の多いハミルトン。このままいくと「ルイス=暴れん坊=ハミルトン・ド・将軍様」の称号を与えなくてはならなくなるでしょう(爆)。将軍様っていうと北にいるあのお方を連想する人も多いと思われますが、無関係ですのであしからず(汗)。冗談はともかく、関係者の中には「ハミルトンのドライビングは乱暴」と思っている人が多数いることも事実です。危険なドライバーのレッテルを貼られる前に(既に貼られている気もしますが)自らのドライビングを律する必要があるのは明白。ちょっとしたきっかけで、簡単にふっ飛んでしまうフォーミュラマシン。取り返しのつかない事態になってからでは遅過ぎるのですから。