F1の小部屋 NEO

F1のリザルトについてあれやこれや好き勝手にコメントしてみようと思います。レース終了後1週間以内に更新(目標)。

2019 ROUND 17 JAPANESE GP

2019年10月20日 07時54分48秒 | Weblog
1位 V.ボッタス メルセデスAMG
2位 S.ベッテル フェラーリ
3位 L.ハミルトン メルセデスAMG
4位 A.アルボン レッドブル・ホンダ
5位 C.サインツ マクラーレン・ルノー
6位 C.ルクレール フェラーリ
7位 D.リチャルド ルノー
8位 P.ガスリー トロロッソ・ホンダ
9位 S.ペレス レーシングポイント・メルセデス
10位 N.ヒュルケンベルグ ルノー

 日本GPです。毎年台風シーズンに行われる訳ですが、今回の台風19号は各地に多大な被害をもたらし、特に河川の増水による氾濫で各地に被害をもたらしています。我が茨城県でも那珂川が氾濫。常磐自動車道の水戸北スマートICや国道123号線、そして、付近のコンビニエンスストアやホームセンター、ガソリンスタンド等が水没するという事態が発生しました。被害に遭われた方には心よりお見舞い申し上げます。今回は、そんな台風禍の中行われるという、異例の日本GPとなりました。土曜日は台風の影響で予選が中止。日曜日の午前10時に予選が行われることに。台風の影響で日曜日に予選が行われるのは2004年、2010年に続き3度目となります。フリー走行時のラバーが洗い流され、埃が積もった状態で始まった為、クビサとマグヌッセンが開始早々クラッシュ。2回赤旗が出されるという事態になりました。そんな、難しいコンディションでの予選を制したのはベッテル。この悪条件をものともせず、何とコースレコードでポールを決めました。続いて2番グリッドはルクレール、フェラーリがフロント・ロウ独占です。以下、ボッタス、ハミルトン、フェルスタッペン、アルボン、サインツ、ノリスと続きます。よく見てみると、8番グリッドまでフェラーリ、メルセデス、レッドブル、マクラーレンと規則的に並んでいますね。これは、現在のチーム間の力関係を示しているといえそうです。スタートは3番グリッドのボッタスがアウト側でからベッテルの前に出てホールショット。スタートダッシュを決めております。続いてはフェルスタッペンも好スタート。ルクレールにアウト側から並びかけます。2台はサイドバイサイドのままターン1を通過。そのままターン2に向かいますが………。ターン2でアウト側に孕んだルクレールはフェルスタッペンをアウト側に弾き飛ばす形で接触。コースアウトしたフェルスタッペンは大幅に順位を下げますが何とかコースに復帰、走行を続けます。”WHERE SHOULD I GO? HE JUST ****** UNDERSTEERED INTO MY CAR!”(フェルスタッペン)この接触が審議対象にならないことに不満気なフェルスタッペン。ターン2でのルクレールの挙動は明らかに不自然だったので、不満を訴える気持ちはわからなくもありませんがレースは続きます。一方、走行を続けるルクレールですがメインストレートでフロントウイングの翼端板が路面に接触し火花を散らしています。”BOX,NOW,BOX.”(スタッフ)ちなみに”BOX”はピットのことです。ピットインの要請を無線から何度も受けますが「マシンに異常は無い」と主張して、かまわず走行を続けるルクレール。しかし、バックストレートで擦れていた翼端板が破損し大きく飛び散りました。直後を走っていたハミルトンは避ける間も無く直撃。右側のミラーを失ってしまいます。再三ピットインを促されたルクレールはようやくピットイン。ノーズ交換を行い最後尾まで順位を落とすことに。4周目、最終シケインでアルボンがノリスのインに飛び込みます。通常ラインを採っていたノリスはアルボンに弾き飛ばされコースアウト。シケインをショートカットしてコースに戻りました。ノリスをオーバーテイクしたアルボンですが、まるでレーシングカートの様にノリスを弾き飛ばしていましたね(汗)。この接触は審議対象にはならず、アルボンは無事に4番手に順位を上げることが出来ました。9周目、メインストレートでルクレールがフェルスタッペンの背後に着きます。マシンをイン側に寄せて牽制しますがルクレールはかまわず、更にイン側にマシンを捻じ込んでターン1に侵入、フェルスタッペンをオーバーテイクします。っていうか、この2台、オープニングラップで接触してるんですよね。まさか、再び鍔迫り合いを演じることになろうとは(汗)。尚、フェルスタッペンはオープニングラップ時の接触のダメージが思いの外酷かった為、その後ピットインしてリタイアとなっております。ルクレールはその後もクビアト、ライコネンと次々にパスしていき追い上げを図ります。51周目、ベッテルの背後に迫るハミルトン、最終シケイン通過中でも左右にマシンを振ってベッテルに揺さぶりをかけます。シケインを立ち上がり、最終コーナーの立ち上がりでベッテルの背後に着くハミルトン。ストレートで完全に射程距離内に入りますが、丁度周回遅れのクビアトに引っ掛かりオーバーテイクならず。ベッテルは命拾いしましたね。そして、後方のバトルを他所にボッタスがトップチェッカー、アゼルバイジャンGP以来久々の勝利となりました。ロケットスタートを決めたボッタスですが、それが勝利の決め手となっています。ボッタスとしてはしてやったりといったところでしょう。続いて2位はベッテル。メルセデスにかなわなかったことに引け目を感じていた様です。しかし、昨年の日本GPは後方から追い上げたものの、4位に上がった時点でフェルスタッペンと接触。再び後方から追い上げ直さなければならないというトホホな展開でした。それに比べたら今回は2位でポディウムならば言うことないんじゃないですかね。3位はハミルトン、ドライバーズランキングトップですが、歯車が上手く噛み合わなかったこのレース。歯切れが悪かったものの、チームがコンストラクターズタイトルを決めたことには素直に祝辞を述べていました。6位はルクレール、オープニングラップでのフェルスタッペンとの接触が響きました。接触に対して自分のミスを認めるものの、後方からオーバーテイクを繰り返して順位を上げていくのは楽しかったともコメントしております。予選でフロントロウを独占したフェラーリでしたが、まさかの逆転負けを喫してしまいました。さて、今回の日本GP、台風禍で日本中が復旧作業に追われるという非日常の中、非日常のイベントであるF1グランプリが行われるという特異な状況となってしまいました。来年は素直に皆が楽しめる状況であるといいのですが。

2019 ROUND 16 RUSSIAN GP

2019年10月06日 08時05分00秒 | Weblog
1位 L.ハミルトン メルセデスAMG
2位 V.ボッタス メルセデスAMG
3位 C.ルクレール フェラーリ
4位 M.フェルスタッペン レッドブル・ホンダ
5位 A.アルボン レッドブル・ホンダ
6位 C.サインツ マクラーレン・ルノー
7位 S.ペレス レーシングポイント・メルセデス
8位 L.ノリス マクラーレン・ルノー
9位 K.マグヌッセン ハース・フェラーリ
10位 N.ヒュルケンベルグ ルノー

 ロシアGPです。スターティンググリッドはポールがルクレール、以下ハミルトン、ベッテル、ボッタス、サインツ、ヒュルケンベルグ、ノリス、グロジャンと続きます。ポールは何とルクレール。これで4戦連続ですよ!?成長著しいルクレール、フェラーリのマシンの扱いを完全にモノにした様です。そして、「2強」の後にマクラーレン、ルノー、ハース勢が続くといった感じ。「3強」の一翼を担っていたレッドブルですが、フェルスタッペンの9番グリッドが精いっぱいという不振ぶりです。でも、大丈夫。決勝で伸びてきますから(笑)。スタートはベッテルがスルスルッと伸びてきて、あっという間にポールのルクレールに並びかけます。ターン2でルクレールのインを奪ったベッテルは先頭に立ちレースをリードします。ターン4ではジョヴィナッツィがグロジャンとリチャルドに挟まれる形で接触。”I WAS LIKE,SANDWICH FOR TWO CARS!”(ジョヴィナッツィ)グロジャンはアウト側に弾き飛ばされリタイア。リチャルドは左リアがパンクしてピットイン。挟まれたジョヴィナッツィだけが何故か無事でそのまま走行を続けます。さて、先頭をひた走るベッテルですが、チーム内の取り決めでスタート時にベッテルがルクレールのスリップストリームを使用してハミルトンに前に出られるのを阻止するという決定がなされていました。しかし、ベッテルはスリップを使うのみならず、ルクレールの前に出てしまったので、ポジションをルクレールに渡す様、チームに要求されます。しかし、3番手を走行するハミルトンに抜かれる恐れがあるという理由でこれを拒否し続けます。23周目にルクレールがピットイン、タイヤ交換をして出て行きます。27周目にベッテルがピットイン、こちらもタイヤ交換をして出て行きます。ストレートではファステストラップを出したルクレールがやって来てピットアウトするベッテルの前を通過。これで、順位が入れ替わり、取り決めは図らずも守られたことになりました。28周目、ベッテルがエンジントラブルでスローダウン。コース脇にマシンを止めてリタイアとなります。これで、バーチャルセーフティーカーが出動。この隙にメルセデス勢がピットイン、タイヤ交換を行います。これでハミルトンがルクレールを逆転して先頭に立ちます。皮肉なことに、ベッテルのリタイアがライバルチームを手助けする結果となってしまいました。36周目、ワンツー体制でレースをリードするメルセデス勢。3番手のルクレールがボッタスにプレッシャーを与えますが抜くまでには至りません。結局、ルクレールは決定打を出せないままハミルトンがトップチェッカー、続いてボッタスが2位でフィニッシュ。ポールのルクレールは3位という結果となりました。久々のワンツーフィニッシュに、トト・ヴォルフが満面の笑みをたたえています。メッチャ嬉しそうですね。フェルスタッペンの活躍やルクレールの躍進もあり、ポイントリーダーのメルセデスですが6戦振りのワンツーフィニッシュとなりました。さて、8位にはマグヌッセンがフィニッシュ。しかし、44周目にペレスをオーバーテイクしようとした際にターン2をオーバーラン、2つのポラード(”<<<”という矢印が描かれている看板)の外側を通過しなかった為、5秒加算のペナルティを食らっております。結果、9位に降格となりました。”IF WE WOULDN’T HAVE A STUPID,IDIOTIC STEWARD... WE WOULD BE 8TH.”(ハース代表のシュタイナー)これは何を言ってるかというと、「おバカなスチュワードがいなければ8位だったのにねー」ということですね(汗)。マグヌッセンはポラードをショートカットしたものの、何の得もしていません。それなのに、ペナルティを受けるのはおかしい!けしからん!という訳です。無線で公然とスチュワードに抗議しているんですね。FIAはこの暴言を問題視しており罰則を科される可能性があります。規則には、FIAの執行役員に対する誹謗中傷に対する発言を禁止する条項があり、これに抵触するという訳ですね。まあ、自分としては何をそんなことで騒いでいるんですか?という感じですけどね。エフユーシーケーやエスエイチアイティーとかいう単語が飛び交っているチームラジオで、スチュワードに対する暴言何て可愛いもんじゃないですか?とはいえ、FIAとしてはメンツに傷を付けられて黙っていられないということなのでしょう。ええ、看板を守る為だったら何でもするのがFIAですから、ってそれじゃヤクザと変わらないですね(汗)。まあ、シュタイナーとしはレース後でテンションが上がっていたので、つい口走ってしまったのでしょう、と言いたいところですが(最近これ多いですね。汗)過去にもシュタイナーはFIAに暴言を吐いているんですね。まあ、こうなってしまった以上、FIAとの対決は避けられそうもないのでしょうか。