F1の小部屋 NEO

F1のリザルトについてあれやこれや好き勝手にコメントしてみようと思います。レース終了後1週間以内に更新(目標)。

2024 ROUND 12 BRITISH GP

2024年07月14日 09時58分19秒 | Weblog
1位 L.ハミルトン メルセデスAMG
2位 M.フェルスタッペン レッドブル・ホンダ
3位 L.ノリス マクラーレン・メルセデス
4位 O.ピアストリ マクラーレン・メルセデス
5位 C.サインツ フェラーリ
6位 N.ヒュルケンベルグ ハース・フェラーリ
7位 L.ストロール アストンマーチン・メルセデス
8位 F.アロンソ アストンマーチン・メルセデス
9位 A.アルボン ウイリアムズ・メルセデス
10位 角田裕毅 RB・ホンダ

 イギリスGPです。スターティンググリッドですが、ポールはラッセル。以下、ハミルトン、ノリス、フェルスタッペン、ピアストリ、ヒュルケンベルグ、サインツ、ストロール、アルボン、アロンソと続きます。ラッセル、今シーズン2回目のポールポジションです。そして、メルセデスがフロント・ロウ独占。随分と久々な気がします。上位3名がイギリス人というのも興味深いですね。地元パワー炸裂でしょうか?スタートはハミルトンがノリスを牽制する為にマシンを左側に移動。一方ポールのラッセルはスタートを上手く決めてホールショット。メルセデスの2台がレースを引っ張って行く展開となります。18周目、雨が降り始めて、ペースの落ちたラッセルをハミルトンがハンガーストレートでオーバーテイク、首位に立ちます。20周目、雨脚が強まる中、ピアストリがハミルトンをオーバーテイク。既に首位に立っているノリスに続いてマクラーレンがワンツー体制を築きます。34周目、ラッセルはピットに入りそのままリタイアとなります。原因は冷却系のトラブル。さて、晴れ間が覗き急速に路面が回復しようとする中、続々と各チームのマシンがピットイン。タイヤ交換が俄かに慌ただしくなります。この間、ハミルトンはアンダーカットに成功して首位に立っております。48周目、フェルスタッペンがノリスをストウコーナーでアウト側からあっさりとオーバーテイク。2番手にジャンプアップです。タイヤが終わってしまっているのかノリス。厳しい展開となっております。”GET IN THERE LEWIS!”そして、レースの方はハミルトンが久々のトップチェッカー。このフレーズを聞くのも随分と久々な感じがします。デビューイヤーから毎年必ず勝利を挙げていたのですが、2022~2023年は途絶えていました。今回の勝利で年間勝利達成記録は復活。路面状況が刻一刻と変化する中、ベテランらしい判断を見せたハミルトンが見事レースをものにしました。

2024 ROUND 11 AUSTRIAN GP

2024年07月07日 09時27分24秒 | Weblog
1位 G.ラッセル メルセデスAMG
2位 O.ピアストリ マクラーレン・メルセデス
3位 C.サインツ フェラーリ
4位 L.ハミルトン メルセデスAMG
5位 M.フェルスタッペン レッドブル・ホンダ
6位 N.ヒュルケンベルグ ハース・フェラーリ
7位 S.ペレス レッドブル・ホンダ
8位 K.マグヌッセン ハース・フェラーリ
9位 D.リチャルド RB・ホンダ
10位 P.ガスリー アルピーヌ・ルノー

 オーストリアGPです。スターティンググリッドですが、ポールはフェルスタッペン。以下ノリス、ラッセル、サインツ、ハミルトン、ルクレール、ピアストリ、ペレス、ヒュルケンベルグ、オコンと続きます。ここレッドブルの本拠地であるオーストリアでポールのフェルスタッペン。今は亡き総裁(マテシッツ)の期待に応えたいところですね。そして、2番グリッドには今シーズン成長著しいノリス。今回も優勝争いに絡んでくることでしょう。スタートはフェルスタッペンが上手くスタートを決めてホールショット。2番グリッドのノリスはやや出遅れてラッセルにアウト側から並びかけられ焦ったのか、アウト側に思いっきりマシンを寄せてブロックして何とかポジションキープ。ターン3に向かって坂を上っていくノリスとラッセル。イン側を走るノリスに対してラッセルはアウト側からプレッシャーをかけてきますが、ノリスは冷静に対処。ポジションキープでターン4に向かって坂を下りていきます。52周目、首位のフェルスタッペンとノリスが続けてピットイン。この時、フェルスタッペンのクルーが作業に手間取った為、フェルスタッペンの築いていたアドバンテージはほぼ帳消しにまります。ピットアウト直後の下りのターン4で白煙を上げるフェルスタッペン。ニュータイヤに上手く熱が入っていかないのかも知れませんね。55周目、フェルスタッペンの射程距離内に入ってきたノリス。ターン1で仕掛けようとしますが、ここは一旦引いて様子を見ます。59周目、満を持してターン1で仕掛けるノリス。インに入り込んでフェルスタッペンをオーバーテイク、と思ったのも束の間。フェルスタッペンは立ち上がりのストレートでノリスの背後に着いてターン3でアウト側から抜き返します。63周目、再びターン1でフェルスタッペンのインを取ったノリス。今度は何とフェルスタッペン、アウト側のエスケープゾーンを使って大回りでスピードを落とさない様にして加速。再びノリスの攻撃を退けます。64周目、ターン1でアウト側から仕掛けるノリス。接触した後、両車はコースアウト。コースに復帰した後、フェルスタッペンを抜くべく並びかけますが、フェルスタッペンにブロックされます。続くターン3でノリスがラインをクロスさせてフェルスタッペンをオーバーテイク。一方のフェルスタッペンは先程の接触で左リアタイヤがパンクしている為、ペースダウンで後退していきます。これで勝負ありか!?と、思ったのも束の間。首位に立ったのりすは、接触のダメージでマシンコントロールがままならない状態に。そのままピットに入りリタイアとなります。一方のフェルスタッペンは左リアタイヤのパンクで大幅ポジションダウン。10秒ペナルティも相まって5位フィニッシュとなります。そして、トップチェッカーを受けたのはラッセル。2022年サンパウロGP以来の勝利。まあ、ぶっちゃけタナボタの勝利なんですが(汗)、常にポディウム圏内で争いを繰り広げてきたラッセルにチャンスが巡ってきたということでしょう。純粋に勝利を祝福したいと思います。さて、大いに盛り上がりを見せた終盤の首位争い。こんな、抜きつ抜かれつのバトルが展開したのは、首位争いとしては久々じゃないでしょうか?ここで注目すべきはフェルスタッペンのブロックのやり方ですね。フェルスタッペンはノリスのことをブロックしているのですが、急激な進路変更はしていません。あらかじめ、ブロックすべき場所にマシンを置いています。そう、相手が嫌がりそうな場所に前もってマシンを移動させているのです。あの、激しいバトルの最中にこれだけの頭脳プレーをみせるとは素晴らしい。また、ラインを移動してブロックするにしても、必ずマシン1台分のスペースを残しています。3連続タイトルを獲得したディフェンディングチャンピオンの余裕といったところでしょうか。フェルスタッペンは過去、フェラーリのベッテルに稚拙なアタックを仕掛けて接触するなどドライバーとして未熟な面をみせることが多々ありました。しかし、今回のバトルをみる限り、円熟したドライバーとして老獪な走りをみせています。まだ、20代なのにこれだけの走りをみせるとは末恐ろしいですね(汗)。ノリスと接触したラップでは、どちらかというとノリスがフェルスタッペンにぶつかったという印象が強かったので(この時もフェルスタッペンはあらかじめブロックする位置にマシンを移動していた)、フェルスタッペンがペナルティを受けたというのは意外な感じがしました。ノリスに立ち塞がった分厚い壁となっているフェルスタッペン。この壁を破るのはそう簡単にはいきそうにありません。ということは、実際にやり合っているノリスが一番わかっているでしょうが(汗)。

2024 ROUND 10 SPANISH GP

2024年06月30日 08時41分57秒 | Weblog
1位 M.フェルスタッペン レッドブル・ホンダ
2位 L.ノリス マクラーレン・メルセデス
3位 L.ハミルトン メルセデスAMG
4位 G.ラッセル メルセデスAMG
5位 C.ルクレール フェラーリ
6位 C.サインツ フェラーリ
7位 O.ピアストリ マクラーレン・メルセデス
8位 S.ペレス レッドブル・ホンダ
9位 P.ガスリー アルピーヌ・ルノー
10位 E.オコン アルピーヌ・ルノー

 スペインGPです。スターティンググリッドはポールがノリス。以下、フェルスタッペン、ハミルトン、ラッセル、ルクレール、サインツ、ガスリー、オコン、ピアストリ、アロンソとなります。何とノリス、2021年ロシアGP以来、久々となる2回目のポールポジションです。このままキャリア2勝目へと繋げることができるるでしょうか?スタートはポールのノリスがイン側のフェルスタッペンを牽制。スタートと同時に思いっきりフェルスタッペンに幅寄せをかましました。それを避けようとしたフェルスタッペンは、一瞬右側がコース外にはみ出し土埃が上がります。ターン1に向かってフェルスタッペン、ノリス、そして突如現れたラッセルの3ワイドで侵入することになります。フェルスタッペンを意識し過ぎたのかノリス。ラッセルにホールショットを奪われることになります。ラッセルばかりか、フェルスタッペンにも先行を許したノリス。一気に2つポジションダウンです。まとめて2台を大外まくりしたラッセルを先頭に、後続のマシンが続きます。3周目、ターン1でフェルスタッペンがラッセルを仕留めます。ラッセルは直前、悪あがきの様にイン側にマシンを大きく振りますが、フェルスタッペンはほとんど意に介することもなく、アッサリとラッセルの前に出ました。まるで、「ここが俺の指定席だ」とでも言わんばかりに(汗)。そして、レースの方はフェルスタッペンがトップチェッカー。パルクフェルメでスタッフに向かって走りこんでダイブするフェルスタッペン。ここのところ、マシンが不安定な状態が続きましたが、連勝したことで安心したと同時に、自信が回復したことにより喜びを爆発させたのでしょうか。2位はノリス。フェルスタッペンという地獄の門番によりなかなか2勝目に手が届かないノリス。フェルスタッペンという強敵がいる時にF1ドライバーになったことを嘆くよりも、いかに強敵を倒すかということを考べきでしょう(もちろんそう考えているとは思いますが)。3位はハミルトン。終盤、ペースの上がらないラッセルをターン1でオーバーテイク。前回のカナダGPとは逆の展開になりました。ハミルトンとしては、もちろん目指すのはもっと上ですが、現状ここがが可能な限りのベストポジションでしょう。ところで、ラッセルがターン1でイン側をブロックするのはデフォルト設定でしょうか(汗)?

2024 ROUND 9 CANADIAN GP

2024年06月16日 11時41分28秒 | Weblog
1位 M.フェルスタッペン レッドブル・ホンダ
2位 L.ノリス マクラーレン・メルセデス
3位 G.ラッセル メルセデスAMG
4位 L.ハミルトン メルセデスAMG
5位 O.ピアストリ マクラーレン・メルセデス
6位 F.アロンソ アストンマーチン・メルセデス
7位 L.ストロール アストンマーチン・メルセデス
8位 D.リチャルド RB・ホンダ
9位 P.ガスリー アルピーヌ・ルノー
10位 E.オコン アルピーヌ・ルノー

 カナダGPです。スターティンググリッドはポールがラッセル。以下、フェルスタッペン、ノリス、ピアストリ、リチャルド、アロンソ、ハミルトン、角田裕毅、ストロール、アルボンと続きます。何とメルセデス勢、久々のポールポジションです。ラッセルとフェルスタッペンは同タイムでしたが、ラッセルが先にタイムを出したのでポールを獲得しました。珍しい同タイムのポールポジションですが、過去には3人同タイムのポールポジションという珍事が起こっております。1997年のヨーロッパGP(開催国はスペイン、へレスサーキット)。この時タイトルを争っていたジャック・ビルヌーブ、ミハエル・シューマッハ、そしてハインツ=ハラルド・フレンツェンの3人が同タイムをマーク。尚、レースの方は終盤、タイトルを争っていたビルヌーブとシューマッハが接触。ビルヌーブが満身創痍の状態で3位フィニッシュしタイトルを決めております(6位以内入賞でタイトル確定だった)。スロー走行していたビルヌーブをハッキネンとクルサードが先行してマクラーレンがワンツーフィニッシュ。ハッキネンは念願の初優勝。ちなみに、次のシーズンはマクラーレンが圧倒的な速さでレースを席巻してハッキネンがタイトルを獲得することになります。父親のジル・ビルヌーブが手にすることのできなかったタイトルを手にしたジャック・ビルヌーブ。念願の初優勝を遂げたミカ・ハッキネン。そして、次のシーズンを示唆するかの様なリザルトと、1997年のヨーロッパGPは強く印象に残っているレースでした。さて、スタートですが雨が降りしきる中、路面は完全なウェット。レッドシグナルが消えて各車一斉に動き出します。難しいコンディションの中、ポールのラッセルが上手くスタートを決めホールショット。大きな混乱も無くマシンが次々と通過していきます。その後、天候が回復。路面が乾いていきますが、レコードリアンを外すとスリッピーなことに変わりなく、スピン、コースアウトするマシンが続出。そんな中、フェルスタッペンが安定した走りでトップチェッカー。一時、路面が乾き始めたタイミングでノリスに首位を奪われますが、セーフティーカー出動時のピットインのタイミングでノリスを先行。そのまま、逃げ切りました。2位はノリス、一時は首位を快走したものの、ピットインのタイミングでフェルスタッペンの逆転を許し、悔しい結果となりました。3位はラッセル。序盤は首位を走行するも、ノリスにオーバーテイクされる際にブロックラインを採っていたのですが、シケインで曲がり切れずにコースアウト。フェルスタッペンにも先行され一気に2つポジションを下げます。後半、ノリスをオーバーテイクして2番手に上がった後、ターン9の縁石に乗った際にバランスを崩して再びノリスの先行を許す。終盤ピアストリに仕掛けるも失敗してシケインをショートカット等、走りにやや不安定な部分が見受けられました。ですが、終盤のチームメイトバトルはラッセルがハミルトンを下し、ポディウムをゲット。ウイリアムズ時代からそうでしたが、ラッセルはチームメイトに対する負けん気というか、対抗意識が非常に強い様に思います(汗)。さて、今回のカナダGP。天候が徐々に回復していく中、各ドライバーは振り回されることになります。タイヤの賭けに出たハースが急浮上するなど、路面が不安定ながらもバトルが各所で起こったりと、見所の多いレースだったのではないでしょうか。

2024 ROUND 8 MONACO GP

2024年06月03日 11時34分18秒 | Weblog
1位 C.ルクレール フェラーリ
2位 O.ピアストリ マクラーレン・メルセデス
3位 C.サインツ フェラーリ
4位 L.ノリス マクラーレン・メルセデス
5位 G.ラッセル メルセデスAMG
6位 M.フェルスタッペン レッドブル・ホンダ
7位 L.ハミルトン メルセデスAMG
8位 角田裕毅 RB・ホンダ
9位 A.アルボン ウイリアムズ・メルセデス
10位 P.ガスリー アルピーヌ・ルノー

 モナコGPです。スターティンググリッドはポールがルクレール。以下、ピアストリ、サインツ、ノリス、ラッセル、フェルスタッペン、ハミルトン、角田裕毅、アルボン、ガスリーと続きます。何とルクレール。ここ地元のモンテカルロで久々のポールポジションです。悲願の母国優勝なるでしょうか?フェラーリとマクラーレンがセカンドロウまでを占める一方、前回のエミリアロマーニャGPで優勝と完全復活の兆しを見せたフェルスタッペンが6番グリッドと低迷。チームメイトのペレスに至っては16番グリッドとレッドブル陣営としては厳しいレースが予想されます。スタートはルクレールがホールショット。3番グリッドのサインツが伸びてきて、ピアストリのインを窺いますが、ここはピアストリがアウト側から大外回りで加速して抑え込みます。ターン1のサン・デボーテでは大きな混乱も無くレースは進行していきます。と、思ったのも束の間。カジノコーナーでサインツが直進してコースアウト、ストップ。どうやらターン1の攻防でピアストリと左フロントタイヤを接触、パンクをしていた為に曲がり切れなかった様です。そして、後方では大クラッシュが発生。ボー・リバージュでペレスとマグヌッセンが接触。姿勢を乱したペレスはマグヌッセンに押される形で坂を上っていきます。その様子を間近で見ていたヒュルケンベルグは、アクシデントを避けようと左側に進路を変え逃れようとしますが、ペレスのマシンが右リアタイヤに接触。ヒュルケンベルグのマシンもスピンしながら後ろ向きになりウォールに激突。その後ろ向きになったヒュルケンベルグのマシンにペレスとマグヌッセンの2台のマシンがゆっくりと近付いてきます。最後にマグヌッセンのマシンがヒュルケンベルグのマシンの下に潜り込む様な形で軽く接触した後に静止。このアクシデントで3台はその場でリタイア。特にペレスのマシンの損傷が酷く、ほとんど、コクピットだけが残った状態になっており、「よくこれで無事だったな」と思わせる様な惨状でした。辺り一面にはデブリが散乱しており赤旗中断となります。それにしても、またもやクラッシュを引き起こしてしまったマグヌッセン。このサン・デボーテは緩いS字になっていてオーバーテイクはほぼ不可能。ここで仕掛けるというのがそもそもの間違いです。まあ、ドライバーとしては、隙間があれば頭を突っ込みたくなる、という心理はわからなくもないですが…。それにしても、このアクシデントでペナルティを受けなかったこと自体疑問です。また、ペナルティを受けなかったとはいえ度重なるアクシデントに対し、マグヌッセンに風当たりが強くなっているのも事実。このままいけば、ペナルティポイントが規定に達しての出場停止処分を待たずに、ライバルチームから何らかのアクションが起こる可能性も否定できません。さて、コース上ではガードレールを交換し、40分後にレース再開。再スタート時のグリッドはスタート時のグリッドに戻されることになりました。これにより、カジノコーナーを直進し、リタイアしたサインツは命拾い。元の3番グリッドからスタートすることになります。再スタートは大きな混乱も無く、マシンが次々と通過していきます。その後、レースはコース上で駆け引きをする展開となります。赤旗中断中に各マシンはタイヤ交換を済ませ、決勝レース中は交換無しで走り切る展開に。もし、後ろのマシンとのギャップを築ければポジションを落とすことなくタイヤ交換をして前のマシンにアタックするという戦略が生まれます。しかし、各マシンとも、それを阻止するべくマシンのペースコントロールに専念することになるのです。かくしてルクレールがトップチェッカー。悲願の母国優勝を果たしました。これで晴れてモナコ・ウィナーの仲間入りです。ルクレールは本当に嬉しそうで、レース後のパルクフェルメでスタッフに向かってダイブしていました。ライブのコロダイよろしく、そのままポディウムまで運ばれていたら面白かったのですが(汗)。2位はピアストリ。デビュー2年目ながら、ここ大舞台である難所のモンテカルロで先輩格のノリスを抑えてこのリザルトを収めました。将来末恐ろしい存在です。3位はサインツ。ターン1のサン・デボーテでピアストリとの接触により、パンクをしてリタイアとなっていました。しかし、計測地点を通過していなかった為に、順位が確定していないとの理由で、再スタート時には最初のグリッドと同じ3番グリッドでスタートを切ることに。リタイアから一転、望外の3位入賞を果たしております。要所要所のレースで優勝をかっさらったりとこの男、何か持っているに違いありません。尚、今回のモナコGPは1位から10位までスターティンググリッドと同じという珍妙なリザルトとなっております。「これってコピペですか?」とツッコミを入れたくなってしまいます。まあ、全てはオープニングラップの赤旗中断中に各マシンがタイヤ交換義務を果たしたことに起因する展開だったのですが。自分が知る限り、こんなことは初めてだったんじゃないかと思います。さて、今回大惨敗を喫したレッドブル陣営。縁石を乗り越えるとマシンが不安定になるという不具合により、首位争いから遠のいていくことに。フリー走行時からバリアに接触するなど走りに精彩を欠いていました。縁石が使えなければラップタイムが大幅に悪化するのは明らかです。次戦カナダGPで巻き返しなるでしょうか?

2024 ROUND 7 EMILIA ROMAGNA GP

2024年05月26日 08時17分33秒 | Weblog
1位 M.フェルスタッペン レッドブル・ホンダ
2位 L.ノリス マクラーレン・メルセデス
3位 C.ルクレール フェラーリ
4位 O.ピアストリ マクラーレン・メルセデス
5位 C.サインツ フェラーリ
6位 L.ハミルトン メルセデスAMG
7位 G.ラッセル メルセデスAMG
8位 S.ペレス レッドブル・ホンダ
9位 L.ストロール アストンマーチン・メルセデス
10位 角田裕毅 RB・ホンダ

 エミリアロマーニャGPです。かつて、サンマリノGPの名で行われていた、ここイモラサーキットのレース中の事故でアイルトン・セナが逝去してから30年。メモリアル・イヤーということもあり追悼のデモランなどのイベントが行われました。中でも感慨深かったのは、ベッテルが追悼デモランでブラジルとオーストリアの国旗を掲げて走ったということでしょうか。前日の予選の事故で死亡したラッツェンバーガーを弔う為に、セナはオーストリアの国旗をウイリアムズのマシンに持ち込んでいたのですが、それを実行することなく、セナ自身も事故で逝ってしまいました。そして、そういういきさつを知っていたベッテルがオーストリア国旗を掲げたという訳です。つまり、セナがやり残したことをベッテルが代わりに成し終えたということで、ベッテルもなかなか粋なことをやりますね。さて、スターティンググリッドですが、ポールはフェルスタッペン。以下、ノリス、ルクレール、サインツ、ピアストリ、ラッセル、角田裕毅、ハミルトン、リチャルド、ヒュルケンベルグと続きます。相変わらず速いフェルスタッペンがポールですが、前回優勝のノリスがコンマ1秒回にまで迫っています。一方、フェルスタッペンのチームメイトであるペレスはQ2敗退で11番グリッドという屈辱的なポジション。スタートはフェルスタッペンが順当にダッシュを決めホールショット。2番グリッドのノリスはやや遅れ、ルクレールにインを取られそうになりますがポジションを守ります。47周目、ルクレールがオーバースピードでブレーキをロックさせたのでしょうか、ヴァリアンテ・アルタのシケインでコースアウト。ショートカットする形でコースに戻りました。17周目、左コーナーが連続するリヴァッツァでのペレスや、26周目、トリッキーな右コーナーが連続するアックエ・ミネラーリでのハミルトンなどいずれもコースアウトを喫しています。ここイモラはシケインが多いとはいえ基本的に高速サーキットなので、やはりブレーキングミスによるコースアウトが多い傾向にあるのでしょうか。58周目、フェルスタッペンの1.5秒差にまで迫ってきたノリス。首位のフェルスタッペンの姿がはっきりと視界に入ってきています。ファイナルラップ、1秒を切るところまでフェルスタッペンに迫ってきたノリス。DRS圏内までもう少しというところ。しかし、フェルスタッペンも必死に逃げます。両者ともタイヤが限界にきているなか迎えたレースの結末はフェルスタッペンの逃げ切りで決着が着きました。辛くも優勝したフェルスタッペン。ミラーに映るノリスの影が次第に大きくなってくることに焦りを感じていたことでしょう。1つのミスが命取りという状況の中、王者フェルスタッペンが意地で勝利をもぎ取りました。2位はノリス。終盤フェルスタッペンとの差が詰まっていることに気が付いた時に俄然、闘志が沸いたに違いありません。王者フェルスタッペンを追い詰めましたが惜しくも捕らえることはできませんでした。もう1周あったらおそらくDRS圏内に入って逆転していたことでしょう。アップデートの効果が出てきたのか、俄然調子を上げてきたノリス。チームメイトのペレスが不振をかこっている中、今シーズンも独走と思われたフェルスタッペンですが、突如のライバルの出現に、うかうかしていられない状況となってきました。

2024 ROUND 6 MIAMI GP

2024年05月12日 07時57分25秒 | Weblog
1位 L.ノリス マクラーレン・メルセデス
2位 M.フェルスタッペン レッドブル・ホンダ
3位 C.ルクレール フェラーリ
4位 C.サインツ フェラーリ
5位 S.ペレス レッドブル・ホンダ
6位 L.ハミルトン メルセデスAMG
7位 角田裕毅 RB・ホンダ
8位 G.ラッセル メルセデスAMG
9位 F.アロンソ アストンマーチン・メルセデス
10位 E.オコン アルピーヌ・ルノー

 マイアミGPです。今年もマイアミでバイスする季節がやってきました(謎)。ところで思ったんですけど、石田純一って絶対マイアミ・バイスの真似してますよね?素足で革靴履くってあんまりしないじゃないですか。裸足で履いたら何か匂ってきそうだし、靴が傷みそうだし。相当強い憧れでもない限り、そんな非衛生的で合理的でもないことをやる必要はありませんから。と、自分の憶測で勝手な想像をしてみました。さて、スターティンググリッドですが、ポールはフェルスタッペン。以下、ルクレール、サインツ、ペレス、ノリス、ピアストリ、ラッセル、ハミルトン、ヒュルケンベルグ、角田裕毅と続きます。9番グリッドには好調のヒュルケンベルグ。スプリントでも7位入賞と一人気を吐いております。決勝での入賞に繋げることができるでしょうか?スタートはフェルスタッペンが上手くダッシュを決めてホールショット。その後ろではアウト側のサインツが伸びてきてルクレールの横から前に出てきました。更にその後ろから一発逆転を狙ったペレスがフェラーリ2台を出し抜こうとインに飛び込みます。しかし、オーバースピードで曲がり切れずにコースアウト。一方ルクレールはサインツに前に出られそうになりましたが、ポジションを取り戻しフェルスタッペンに続いて走行を続けます。そして、ターン1の立ち上がりでピアストリが加速の鈍ったサインツの隙を突いて前に出ます。ここでのオーダーは先頭がフェルスタッペン、以下ルクレール、ピアストリ、サインツ、ペレス、ノリスと続きます。2番手以下、目まぐるしく順位が入れ替わりましたが大きな混乱は無くレースは続いていきます。21周目、フェルスタッペンはシケインの出口になっているターン15を曲がり切れずにポールを弾き飛ばします。どうやらターン14の侵入でインに寄せ過ぎた為、リズムが乱れたのが原因の様です。このアクシデントでVSCの導入となり、フェルスタッペンはピットインを行いポジションを落とします。28周目、ストレートでアウト側から並びかけたマグヌッセンはラインをクロスさせてターン2でサージェントに並びかけますがサージェントが通常のラインを取ってきた為に接触。サージェントは弾き飛ばされコースアウト、ウォールに衝突し、そのままリタイアとなりました。久々のアメリカ人F1ドライバーとなるサージェントですが、残念ながらここ母国GPで完走を果たすことができませんでした。一方のマグヌッセンは再び走り始めますが10秒加算のペナルティとなります。それにしても、接触の多いマグヌッセン。このアクシデントで増々「危険なドライバー」としての負のイメージが強くなってしまったんじゃないでしょうか。このアクシデントでSCの導入となります。このタイミングでピットに入ったノリスが首位に立ちます。33周目にレース再開。ノリスは冷静にポジションを守り首位でレースを引っ張って行きます。その後、ノリスがフェルスタッペンをジワジワ引き離していく展開に。ペースの上がらないフェルスタッペン。どうやら先程シケインをショートカットした際にフロアにダメージを受けたのかも知れませんね。そして、ノリスがトップチェッカー。悲願の初優勝を遂に成し遂げました。レース中盤にピアストリが首位を走っていた際には、今回の主役はピアストリと思われましたが、まさか、この時4番手を走行していたノリスが優勝をかっさらうとは想像もしませんでした。レースっていうものは本当に面白いですね。ノリスは、これまで2位が8回。セカンドプレイスフィニッシャーというありがたくない称号とも、今回の優勝でオサラバです。レースを分析してみると、フェルスタッペンのドライビングミス、セーフティーカーの絶妙なタイミングと、自身の力が及ぶ範囲以外のところで状況が好転した訳ですが、そのチャンスを見事ものにしてポディウムの頂点に上り詰めたノリスは、優勝に値する実力のあるドライバーだったということができるでしょう。

2024 ROUND 5 CHINESE GP

2024年04月28日 06時15分16秒 | Weblog
1位 M.フェルスタッペン レッドブル・ホンダ
2位 L.ノリス マクラーレン・メルセデス
3位 S.ペレス レッドブル・ホンダ
4位 C.ルクレール フェラーリ
5位 C.サインツ フェラーリ
6位 G.ラッセル メルセデスAMG
7位 F.アロンソ アストンマーチン・メルセデス
8位 O.ピアストリ マクラーレン・メルセデス
9位 L.ハミルトン メルセデスAMG
10位 N.ヒュルケンベルグ ハース・フェラーリ

 中国GPです。何と2019年以来、実に5年振りの開催となります。新型コロナウイルスの影響で、延期に次ぐ延期を行っていた訳ですが遂に復活の運びと相成りました。そして、中国人初のF1ドライバー、周冠宇(ジョウ・グアンユー)にとって初の母国GPとなります。周冠宇にとってはデビュー3年目にして遂に実現した念願の母国GP。地元のファンを前にいいところを見せることが出来るでしょうか?スターティンググリッドですが、ポールがフェルスタッペン。以下、ペレス、アロンソ、ノリス、ピアストリ、ルクレール、サインツ、ラッセル、ヒュルケンベルグ、ボッタスと続きます。フロントロウは前回の日本GPに続きレッドブルが独占。その背後にアロンソが着けております。マクラーレン勢、フェラーリ勢を退けてこのポジションに着けたアロンソ。波乱の展開を予感させるグリッドとなっております。そして、ハミルトンが18番グリッド。スプリントで2位になったものの、予選ではまさかのQ1敗退。緊急事態の7冠王者、ここから巻き返しなるでしょうか?スタートはフェルスタッペンが順当にホールショット。ペレスが続きますが、アロンソがターン1の大回り部分で大外まくりのオーバーテイク。2番手にジャンプアップです。5周目、ヘアピンになっているターン6でペレスがアロンソをオーバーテイク。2番手になりポジションを取り戻します。50周目、ターン14でピアストリを仕留めるアロンソ。7番手にジャンプアップです。最後のピットストップの後11番手まで後退しましたがオーバーテイクショーを繰り広げ、ここまで挽回してきました。そして、レースの方はまたしてもフェルスタッペンの独走。レッドブル、というよりフェルスタッペンの優位が増々鮮明になってきました。2位はノリス。好調のマクラーレン、今シーズンベストのリザルトです。そして、14位は周冠宇。母国GPであり地元のここ、上海インターナショナル・サーキットで完走を果たしました。特別にホームストレートでマシンを停めることを許され、スタンドに詰めかけた大勢のファンの前で声援に応えます。本当に大勢のファンがスタンドに詰めかけています。FIAも中々粋な計らいをしますね。残念ながら入賞には至りませんでしたが、大勢のファンの声援を直接受けたことに周は大満足だったんじゃないでしょうか。

2024 ROUND 4 JAPANESE GP

2024年04月14日 07時44分34秒 | Weblog
1位 M.フェルスタッペン レッドブル・ホンダ
2位 S.ペレス レッドブル・ホンダ
3位 C.サインツ フェラーリ
4位 C.ルクレール フェラーリ
5位 L.ノリス マクラーレン・メルセデス
6位 F.アロンソ アストンマーチン・メルセデス
7位 G.ラッセル メルセデスAMG
8位 O.ピアストリ マクラーレン・メルセデス
9位 L.ハミルトン メルセデスAMG
10位 角田裕毅 RB・ホンダ

 日本GPです。例年、秋に開催されていた日本GP。シーズンも終盤に差し掛かり、タイトルが鈴鹿で決まることも多く盛り上がりを見せるレースがありました。只、実際のところ、秋口というのは台風シーズンに当たり、何もそんな時期にやらなくても、と思っていたのも事実です。実際、台風の影響で日曜日に予選と決勝を行うという慌ただしいスケジュールを組まれたこともありました。そう考えると、春に日本GPを行うのはいい選択だと思います。気候が安定しているというのもあるし、何しろ桜の開花時期ですからね。桜が満開のこの時期なら、海外から来た観客も喜ぶでしょう。まさにおもてなし!日本を象徴する満開の桜の花は最高のおもてなしになるのではないでしょうか。さて、スターティンググリッドですが、ポールはフェルスタッペン。以下、ペレス、ノリス、サインツ、アロンソ、ピアストリ、ハミルトン、ルクレール、ラッセル、角田裕毅と続きます。前回勝利を逃したものの、やはりレッドブルが優勢でフロントロウ独占です。昨シーズン後半からの好調を維持するマクラーレンのノリスが3番グリッド。ダークホース。アストンマーチンのアロンソが5番グリッドに着けているのが注目すべきポイントでしょうか。母国GP、意地でQ3に進出した角田裕毅は10番グリッドです。スタートはフェルスタッペンが飛び出しホールショット。大きな混乱も無く後続のマシンがターン1、ターン2を通過していきます。と、思いきやS字の侵入でアルボンとリチャルドが接触、コースアウトしてバリアに両車とも激突しました。このアクシデントにより、オープニングラップ早々、赤旗で中断となります。再スタートもフェルスタッペンが飛び出しホールショット。後続のマシンが次々と通過していきます。「え、これリプレイですか?」と聞き返したくなるぐらい2回目のスタートも綺麗に決めたフェルスタッペン。後続を引き離して一人旅、といきたいところですがチームメイトのペレスが喰らいついていきます。26周目、背後から迫り来るペレスのプレッシャーで集中力を乱したのでしょうか。ルクレールはデグナーの出口で縁石からはみ出してコースアウト。ペレスにあっさりと先行を許します。46周目、ルクレールはストレートでチームメイトのサインツに追い付かれポジションを譲ります。ハミルトンの来シーズン、フェラーリの加入が決まりサインツが放出されることになりました。しかし、その放出されるサインツよりも残留するルクレールの成績が振るわないというのも何とも皮肉なものですね。何しろ、ここ2回のフェラーリの勝利はサインツが挙げている訳ですから。そして、レースの方はフェルスタッペンが余裕のトップチェッカー。2位にはペレスが入りレッドブルのワンツーです。前回のオーストラリアGPでの惨敗を帳消しにする様な勝利です。10位には角田裕毅が入りました。S字での果敢なオーバーテイクなど果敢な走りが観客を賑わせました。通常、鈴鹿でのオーバーテイクといえばターン1やスプーン、最終シケインがセオリーですが、予想もしないS字で仕掛けられては相手もたまったもんじゃありませんね(汗)。そして、最初のピットストップで4台のマシンを従えてピットアウトする場面が見受けられました。これで、大幅ポジションアップ。総括すると、今回の入賞はオーバーテイク、ピットのタイミングとどれか一つの要素でも欠けていたら成立していなかった訳で、全身全霊を懸けてもぎ取った入賞といえるでしょう。関係者が大絶賛するのも頷ける素晴らしい内容のレースでした。

2024 ROUND 3 AUSTRALIAN GP

2024年03月31日 06時44分08秒 | Weblog
1位 C.サインツ フェラーリ
2位 C.ルクレール フェラーリ
3位 L.ノリス マクラーレン・メルセデス
4位 O.ピアストリ マクラーレン・メルセデス
5位 S.ペレス レッドブル・ホンダ
6位 L.ストロール アストンマーチン・メルセデス
7位 角田裕毅 RB・ホンダ
8位 F.アロンソ アストンマーチン・メルセデス
9位 N.ヒュルケンベルグ ハース・フェラーリ
10位 K.マグヌッセン ハース・フェラーリ

 オーストラリアGPです。オーストラリアGPといえば、昔は最終戦でお馴染みという立ち位置でしたが、その後、開催地が現在のアルバート・パークになってからは開幕戦として定着していました。しかし、現在は開幕戦はバーレーンに、最終戦はアブダビと中東諸国にそのポジションを譲っております。トワイライトレースが続いたせいか、オーストラリアの陽光が眩しく感じられますね。ここは、公園の池の周りを周回するコースで景観はバツグン。中東の夜景にも劣らない素晴らしい眺めのサーキットではないでしょうか。スターティンググリッドですが、ポールはフェルスタッペン。以下、サインツ、ノリス、ルクレール、ピアストリ、ペレス、ラッセル、角田裕毅、ストロール、アロンソと続きます。角田裕毅は2戦連続でQ3進出。今回は、このポジションを結果に結びつけることができるでしょうか。スタートはフェルスタッペンが上手く加速してホールショット。後続にも大きな混乱は無く、次々とマシンが通過していきます。2周目、ターン10でしょうか。大きく回り込む左の高速コーナーでサインツがアウト側からフェルスタッペンを一気にオーバーテイク。首位に躍り出ます。それにしてもサインツ、思い切り行きましたね。ここで、アウト側から一気に行くのは中々の難易度だと思います。見事なオーバーテイクでした。4周目、フェルスタッペンのマシンに異変が起こります。マシン後部から白煙が噴き出しみるみるペースが落ちていき、後続のマシンに次々と先行されていきます。そして、ピットに入る途中で黒煙が大きく噴き出しました。右リアタイヤ付近から炎が上がっています。フェルスタッペンはマシンを停めてそのままリタイア。原因はブレーキトラブルでした。連続完走記録は43でストップ。これで、足掛け3シーズンにわたって続いていた記録が途絶えることになります。それにしてもフェルスタッペンすごいですね。完走したレース全てで入賞してるってんだからオドロキです。さすが、2023年シーズンを蹂躙した圧倒的王者。すさまじい安定感です。27周目、ペレスがターン10の高速コーナーでアロンソをイン側からオーバーテイク。5番手に浮上です。本来ならばフェルスタッペンの代わりに首位を走っていなければならない立場ですが、なかなかペースが上がらない様です。ファイナルラップ、ターン6でラッセルがクラッシュです。アロンソを追っていたラッセルですが、急に車間距離が詰まって焦ったラッセルはブレーキをロックさせます。アウト側に飛び出してそのままクラッシュしました。ラッセルはグラベルの上で懸命にステアリングを修正しますが、間に合わずバリアに激突します。この件に関しては、アロンソがブレーキテストを行ったとの疑惑が持たれています。ラッセルは「100メートル手前で急ブレーキをかけた」と証言。アロンソも早目にブレーキをかけたことを認めています。ただ、アロンソとしてはラッセルを抑え込む為に早目にブレーキをかけたと主張しています。実際、アロンソは2005年のサンマリノGPでシューマッハを抑え込む為に、同様のことをしていました。只一つ言えるのは、悪意は無いにせよ、この行為がラッセルのアクシデントを誘発したのは間違いありません。アロンソは6位でフィニッシュしたものの、20秒加算のペナルティを受けて8位に降格しました。このアクシデントを受けて、バーチャルセーフティーカーの状態のままチェッカーが降られレースは終了。サインツがトップチェッカーで自身のキャリア3勝目となる勝利を手にしました。フェルスタッペンが勝利を逃した時にはサインツが勝利をもぎ取っていますね。この男、何か持っているに違いありません。その反面、昨シーズンのラスベガスGPではマンホールの蓋が直撃するという不運にも見舞われているのも確かですが(汗)。そして、2位はルクレール。フェラーリは2022年のバーレーンGP以来、2年振りのワンツーとなります。今回、フェラーリにとっては最高の結果となりましたが、序盤のレース展開をみる限り、フェルスタッペンの優位は揺るぎない様に思います。スタート直後からブレーキが引っ掛かった状態だったといいます。その状態でレースをリードしていたのですから、トラブルが無ければフェルスタッペンが勝っていたのは間違い無いでしょう。フェラーリはフェルスタッペンを相手に、今後も厳しい戦いを強いられるのではないでしょうか。