F1の小部屋 NEO

F1のリザルトについてあれやこれや好き勝手にコメントしてみようと思います。レース終了後1週間以内に更新(目標)。

2022 ROUND 12 FRENCH GP

2022年07月31日 10時20分22秒 | Weblog
1位 M.フェルスタッペン レッドブル
2位 L.ハミルトン メルセデスAMG
3位 G.ラッセル メルセデスAMG
4位 S.ペレス レッドブル
5位 C.サインツ フェラーリ
6位 F.アロンソ アルピーヌ・ルノー
7位 L.ノリス マクラーレン・メルセデス
8位 E.オコン アルピーヌ・ルノー
9位 D.リチャルド マクラーレン・メルセデス
10位 L.ストロール アストンマーチン・メルセデス

 フランスGPです。スターティンググリッドは、ポールがルクレール。以下、フェルスタッペン、ペレス、ハミルトン、ノリス、ラッセル、アロンソ、角田裕毅、リチャルド、オコンと続きます。ポールのルクレール、チームメイトのサインツはペナルティで19番グリッドと後方に沈んでおり、レッドブルの2台を相手に孤独な戦いを強いられそうです。スタートはポールのルクレールが上手く加速してホールショット。後続も大きな混乱も無く続いて行きます。と、思いきやバックストレートのシケインの入り口、ターン8でしょうか。角田裕毅のインに入り込んできたオコンが接触。9番手を走行していたいた角田裕毅、最後尾まで後退してしまいます、残念。6周目、首位を走るルクレールにフェルスタッペンが接近。ターン1で仕掛けますが抜くには至らず。ここでフェルスタッペンはピットイン、アンダーカットを狙う模様です。18周目、ターン11で首位を独走中のルクレールがコースアウト、クラッシュです。何てこったい!ここターン11はバックストレートから飛び込んでターン10を通過、速度を乗せたまま侵入する中速コーナー。コーナーの出口に行くにしたがってRが小さくなるという難しい複合コーナーです。どうやら古いタイヤで走り続けていた為、コーナーの出口でアンダーステアが発生。それを慌てて修正しようとしてスピン、コースアウトしたと思われます。しかしルクレール、これは痛いですね。選手権のポイント争いでフェルスタッペンに詰め寄るチャンスだったのですが、自らのミスでフイにしてしまいました。19周目、タイヤ交換を終えたサインツがピットロードに戻ります。しかし、そこにはラティフィがまさに横を通過しようとする瞬間でした。衝突を避ける為にフルブレーキでタイヤスモークを上げるラティフィ。ブレーキを踏んでなければ間違いなくぶつかっていたであろう危険な瞬間でした。尚、サインツはこの件で5秒加算のペナルティを受けております。41周目、サインツがターン10の侵入でアウト側からペレスに仕掛けます。が、ここでは届かず、ターン11でアンダーステアを出して逆にギャップが開きます。と、思いきや一気に加速。最終コーナー、直角よりもきつい角度のターン14でオーバーテイクするという離れ業をみせます。これで3番手にポジションアップしたサインツ。これまでにも、アロンソ、ラッセルと強敵を伏してここまでポジションアップするという素晴らしいパフォーマンスをみせています。ここまで順位を上げたサインツですが、この後チームの謎の指示によりピットイン。タイヤ交換と5秒のペナルティを消化して最終的に5位でフィニッシュしております。そして、レースの方はフェルスタッペンがトップチェッカー。ライバルのルクレールが自滅して余裕の展開となりました。2位はハミルトン。今シーズン最高位です。3位はラッセル。メルセデス勢、久々のダブル表彰台となりました。4位はペレス。ラッセルに体当たりされて弾き飛ばされる、最後のバーチャルセーフティーカー終了後の再スタート時には、一瞬の隙を突かれて先行を許すなどラッセルにしてやられました。さて、今回2位ポディウムをゲットして徐々に本来の調子を取り戻しつつあるハミルトン。予選、決勝ともにラッセルを上回っています。今後、選手権争いを引っ掻き回す存在になるのでしょうか?

2022 ROUND 11 AUSTRIAN GP

2022年07月17日 04時38分20秒 | Weblog
1位 C.ルクレール フェラーリ
2位 M.フェルスタッペン レッドブル
3位 L.ハミルトン メルセデスAMG
4位 G.ラッセル メルセデスAMG
5位 E.オコン アルピーヌ・ルノー
6位 M.シューマッハ ハース・フェラーリ
7位 L.ノリス マクラーレン・メルセデス
8位 K.マグヌッセン ハース・フェラーリ
9位 D.リチャルド マクラーレン・メルセデス
10位 F.アロンソ アルピーヌ・ルノー

 オーストリアGPです。先週のイギリスGPに続きダブルヘッダーとなります。野球でダブルヘッダーといえば1日に2試合行うことを指します。ツーリングカーレース等では1日2レース行うこともありましたが、F1では………、無理でしょう(汗)。メカニックの負担が大き過ぎます。まあ、時々スプリントレースが行われることがあるので、そう考えるとこれも1日2レースに近いかもしれませんね。とはいえ、スプリントレースの場合は後の決勝レースを睨んだ戦略を採ってくる為、本当の意味での2レースとはなりえないのですが。スターティンググリッドですが、ポールはフェルスタッペン。以下、ルクレール、サインツ、ラッセル、ペレス、オコン、マグヌッセン、ハミルトン、ミック・シューマッハ、ノリスと続きます。スプリントレースでは、フェラーリの2台がバトルをしている間にフェルスタッペンが逃げ切り、悠々トップチェッカー。フェラーリとしては、チームメイトの団結とフェルスタッペン攻略がキモとなるでしょう。また、後方から追い上げてきたペレスの動きも気になるところですね。スタートはポールのフェルスタッペンが上手く加速し、ホールショット。2番グリッドのルクレールも着いていきます。そして、ラッセルがサインツのインを突き3番手にジャンプアップ、と思いきや、アウトに押し出されたサインツは、遠心力を利用して大外から加速。ターン2でラッセルからポジションを奪い返しました。更にその後方からペレスが追い上げてきて、ラッセルに並びかけますがここでは前に行けません。続いてターン3でもペレスがラッセルにアウト側から仕掛けます。前に出た様に思えましたが、ラインが交錯。ラッセルがアウトに膨らんだのか、ペレスがインに寄り過ぎたのか2台は接触。アウト側のラッセルが弾き出されてグラベルに飛び出します。スプリントレースを通じで後方から激しい追い上げをみせていたペレス、これは残念ですね。やや厳しい気もしますが、ラッセルはこの接触により5秒可算のペナルティです。12周目、フェルスタッペンの背後にいたルクレールがターン4でスルッと横に並びインを突きオーバーテイク。下りでブレーキングが難しい、このコーナーで見事に仕留めました。首位に立ちます。57周目、ターン3を立ち上がったサインツはマシン後部から煙を出してスローダウン。ターン3のエスケープゾーンにマシンを停めます。その後、マシンから火の手が上がりサインツは急いでマシンから脱出しました。地べたに体育座りで遠くに目をやるサインツ。胸に去来するものは何だったのでしょうか。残念ながらリタイアです。先週のイギリスGPでは歓喜の初優勝を飾りましたが、今回は不本意な結果となりました。レッドブルとの差を詰めるチャンスでしたがフェラーリ、これは痛いですね。”YES! COME ON!”そして、レースの方はルクレールがトップチェッカー。オーストラリアGP以来、実に7戦振りの勝利です。前回のイギリスGPではサインツが勝っているので、フェラーリとしては2連勝となります。スロットルが戻らないというトラブルを抱えながらの薄氷の勝利。後方にはフェルスタッペンが約2秒差にまでに迫っていました。選手権でのポイントではフェルスタッペンに差をつけられてしまっていますが、今回の勝利が長いトンネルを抜け出すきっかけとなるでしょうか?6位はミック・シューマッハ。前回イギリスGPでの初入賞に続き今回も入賞。俄然調子を上げています。レース中もハミルトンとバトルを繰り広げる、先輩のマグヌッセンをオーバーテイクする等、内容的にも満足のいくものでした。偉大な父親に追い付くことができるでしょうか?今後の成長に期待したいところです。

2022 ROUND 10 BRITISH GP

2022年07月10日 10時33分02秒 | Weblog
1位 C.サインツ フェラーリ
2位 S.ペレス レッドブル
3位 L.ハミルトン メルセデスAMG
4位 C.ルクレール フェラーリ
5位 F.アロンソ アルピーヌ・ルノー
6位 L.ノリス マクラーレン・メルセデス
7位 M.フェルスタッペン レッドブル
8位 M.シューマッハ ハース・フェラーリ
9位 S.ベッテル アストンマーチン・メルセデス
10位 K.マグヌッセン ハース・フェラーリ

 イギリスGPです。スターティンググリッドですが、ポールポジションはサインツ。以下、フェルスタッペン、ルクレール、ペレス、ハミルトン、ノリス、アロンソ、ラッセル、周冠宇、ラティフィと続きます。フェラーリとレッドブルがセカンドロウを分け合っております。フェラーリとレッドブル、速さが拮抗してきました。そして、10番グリッドにはウイリアムズのラティフィ。入賞圏外を走ることが多いウイリアムズですが、Q3進出の10番グリッドと大健闘です。スタートは2番グリッドのフェルスタッペンが好ダッシュ。サインツからホールショットを奪います。ハミルトンは3番手にジャンプアップ。上位陣、ポジションの入れ替えがあったところでレースが進むと思われましたが、後方で大クラッシュが発生。ガスリーがラッセルと接触。ラッセルは右回転でスピンして隣にいた周冠宇のマシン後方に激突。周冠宇は下からすくい上げられる様な形でマシンが浮き上がり横転。逆さまの状態で路面に着地しました。逆さまになったまま、普通に走行しているのと変わらない速度で火花を散らしながら滑走。そのまま、エスケープゾーンに進んで行きます。そのままタイヤバリアにぶつかると思われましたが、何と直前でマシンがグラベルとの抵抗で跳ね上がり、タイヤバリアを乗り越え、マシン下部からフェンスに激突。フェンスとタイヤバリアの隙間に落下し、立てかけられた様な状態でマシンが停止しました。突然の大クラッシュに場内は騒然。周冠宇の身が案じられましたが意識もあり、大きな怪我はありませんでした。それにしても、これだけの大クラッシュで無傷というのはスゴいことですね。やはりHALOが装着されていたのが大きいでしょう。今回のクラッシュは特にマシンが逆さまになった時間が長く、それだけ地面と頭部が接していたということですからね。70年代のアルミハニカム構造のマシンだったらドライバーは無傷ではいられなかったでしょう。このアクシデントのあおりでベッテルがアルボンに追突するなど多重クラッシュが発生しました。そしてレースは赤旗中断。最初のスタートで順位の変動がありましたが、レース開始前のスターティンググリッドの位置からレースは再開。再スタートではポールのサインツがマシンを思いっきりインに寄せてフェルスタッペンを牽制、ポジションを死守します。10周目、首位を走るサインツはベケッツでコースアウト、次のチャペルでコースに復帰するも、その隙にフェルスタッペンに首位を奪われます。しかし、ペースが伸び悩むフェルスタッペンは、再びサインツに抜き返されることに。31周目、ペースの伸び悩むサインツはルクレールにポジションを譲ります。39周目、オコンがマシントラブルでストップ。セーフティーカーの導入です。このタイミングでサインツ、ハミルトンがタイヤ交換を済ませます。43周目にレース再開。サインツがルクレールから首位を奪います。後方では激しいバトルの末、ペレスがハミルトンからポジションを奪っています。その後、古いタイヤを履いたままのルクレールはペースが上がらず、じわじわとサインツから離されていき、遂にはペレスに先行されてしまいます。更に、激しい攻防の末ハミルトンにも先行されました。そして、レースの方はサインツがトップチェッカー。キャリア151戦目にしてキャリア初勝利です。やりました!遂にサインツ、ポディウムの頂点に立ちました!よっしゃ!今夜は祝い酒や!(笑)最初のスタートではフェルスタッペンにホールショットを獲られたり、コースアウトしたり、レース中盤ではルクレールにポジションを譲るなど悪い方向に流れていき、初優勝に暗雲が垂れ込めていました。しかし、最後のセーフティーカーでサインツにとっていい流れになりました。新品のタイヤに履き替えたおかげで首位のルクレールを下し、そのまま初優勝へまっしぐら。選手権のポイントでは並んでいますが、まずはフェルスタッペンに追い付くことが先決なので、チームメイト同士の争いになることはないでしょう。苦労人に天才肌と対照的なフェラーリの2人ですが、このまま良好な関係を続けてもらいたいものです。さて、最後になりますが、安倍晋三氏に哀悼の意を表します。銃の所持が禁止された日本であの様な事件が起こったのは衝撃的でした。法治国家の安全を根幹から脅かす今回の事件。二度とこの様なことがあってはならないと思います。