F1の小部屋 NEO

F1のリザルトについてあれやこれや好き勝手にコメントしてみようと思います。レース終了後1週間以内に更新(目標)。

2024 ROUND 7 EMILIA ROMAGNA GP

2024年05月26日 08時17分33秒 | Weblog
1位 M.フェルスタッペン レッドブル・ホンダ
2位 L.ノリス マクラーレン・メルセデス
3位 C.ルクレール フェラーリ
4位 O.ピアストリ マクラーレン・メルセデス
5位 C.サインツ フェラーリ
6位 L.ハミルトン メルセデスAMG
7位 G.ラッセル メルセデスAMG
8位 S.ペレス レッドブル・ホンダ
9位 L.ストロール アストンマーチン・メルセデス
10位 角田裕毅 RB・ホンダ

 エミリアロマーニャGPです。かつて、サンマリノGPの名で行われていた、ここイモラサーキットのレース中の事故でアイルトン・セナが逝去してから30年。メモリアル・イヤーということもあり追悼のデモランなどのイベントが行われました。中でも感慨深かったのは、ベッテルが追悼デモランでブラジルとオーストリアの国旗を掲げて走ったということでしょうか。前日の予選の事故で死亡したラッツェンバーガーを弔う為に、セナはオーストリアの国旗をウイリアムズのマシンに持ち込んでいたのですが、それを実行することなく、セナ自身も事故で逝ってしまいました。そして、そういういきさつを知っていたベッテルがオーストリア国旗を掲げたという訳です。つまり、セナがやり残したことをベッテルが代わりに成し終えたということで、ベッテルもなかなか粋なことをやりますね。さて、スターティンググリッドですが、ポールはフェルスタッペン。以下、ノリス、ルクレール、サインツ、ピアストリ、ラッセル、角田裕毅、ハミルトン、リチャルド、ヒュルケンベルグと続きます。相変わらず速いフェルスタッペンがポールですが、前回優勝のノリスがコンマ1秒回にまで迫っています。一方、フェルスタッペンのチームメイトであるペレスはQ2敗退で11番グリッドという屈辱的なポジション。スタートはフェルスタッペンが順当にダッシュを決めホールショット。2番グリッドのノリスはやや遅れ、ルクレールにインを取られそうになりますがポジションを守ります。47周目、ルクレールがオーバースピードでブレーキをロックさせたのでしょうか、ヴァリアンテ・アルタのシケインでコースアウト。ショートカットする形でコースに戻りました。17周目、左コーナーが連続するリヴァッツァでのペレスや、26周目、トリッキーな右コーナーが連続するアックエ・ミネラーリでのハミルトンなどいずれもコースアウトを喫しています。ここイモラはシケインが多いとはいえ基本的に高速サーキットなので、やはりブレーキングミスによるコースアウトが多い傾向にあるのでしょうか。58周目、フェルスタッペンの1.5秒差にまで迫ってきたノリス。首位のフェルスタッペンの姿がはっきりと視界に入ってきています。ファイナルラップ、1秒を切るところまでフェルスタッペンに迫ってきたノリス。DRS圏内までもう少しというところ。しかし、フェルスタッペンも必死に逃げます。両者ともタイヤが限界にきているなか迎えたレースの結末はフェルスタッペンの逃げ切りで決着が着きました。辛くも優勝したフェルスタッペン。ミラーに映るノリスの影が次第に大きくなってくることに焦りを感じていたことでしょう。1つのミスが命取りという状況の中、王者フェルスタッペンが意地で勝利をもぎ取りました。2位はノリス。終盤フェルスタッペンとの差が詰まっていることに気が付いた時に俄然、闘志が沸いたに違いありません。王者フェルスタッペンを追い詰めましたが惜しくも捕らえることはできませんでした。もう1周あったらおそらくDRS圏内に入って逆転していたことでしょう。アップデートの効果が出てきたのか、俄然調子を上げてきたノリス。チームメイトのペレスが不振をかこっている中、今シーズンも独走と思われたフェルスタッペンですが、突如のライバルの出現に、うかうかしていられない状況となってきました。

2024 ROUND 6 MIAMI GP

2024年05月12日 07時57分25秒 | Weblog
1位 L.ノリス マクラーレン・メルセデス
2位 M.フェルスタッペン レッドブル・ホンダ
3位 C.ルクレール フェラーリ
4位 C.サインツ フェラーリ
5位 S.ペレス レッドブル・ホンダ
6位 L.ハミルトン メルセデスAMG
7位 角田裕毅 RB・ホンダ
8位 G.ラッセル メルセデスAMG
9位 F.アロンソ アストンマーチン・メルセデス
10位 E.オコン アルピーヌ・ルノー

 マイアミGPです。今年もマイアミでバイスする季節がやってきました(謎)。ところで思ったんですけど、石田純一って絶対マイアミ・バイスの真似してますよね?素足で革靴履くってあんまりしないじゃないですか。裸足で履いたら何か匂ってきそうだし、靴が傷みそうだし。相当強い憧れでもない限り、そんな非衛生的で合理的でもないことをやる必要はありませんから。と、自分の憶測で勝手な想像をしてみました。さて、スターティンググリッドですが、ポールはフェルスタッペン。以下、ルクレール、サインツ、ペレス、ノリス、ピアストリ、ラッセル、ハミルトン、ヒュルケンベルグ、角田裕毅と続きます。9番グリッドには好調のヒュルケンベルグ。スプリントでも7位入賞と一人気を吐いております。決勝での入賞に繋げることができるでしょうか?スタートはフェルスタッペンが上手くダッシュを決めてホールショット。その後ろではアウト側のサインツが伸びてきてルクレールの横から前に出てきました。更にその後ろから一発逆転を狙ったペレスがフェラーリ2台を出し抜こうとインに飛び込みます。しかし、オーバースピードで曲がり切れずにコースアウト。一方ルクレールはサインツに前に出られそうになりましたが、ポジションを取り戻しフェルスタッペンに続いて走行を続けます。そして、ターン1の立ち上がりでピアストリが加速の鈍ったサインツの隙を突いて前に出ます。ここでのオーダーは先頭がフェルスタッペン、以下ルクレール、ピアストリ、サインツ、ペレス、ノリスと続きます。2番手以下、目まぐるしく順位が入れ替わりましたが大きな混乱は無くレースは続いていきます。21周目、フェルスタッペンはシケインの出口になっているターン15を曲がり切れずにポールを弾き飛ばします。どうやらターン14の侵入でインに寄せ過ぎた為、リズムが乱れたのが原因の様です。このアクシデントでVSCの導入となり、フェルスタッペンはピットインを行いポジションを落とします。28周目、ストレートでアウト側から並びかけたマグヌッセンはラインをクロスさせてターン2でサージェントに並びかけますがサージェントが通常のラインを取ってきた為に接触。サージェントは弾き飛ばされコースアウト、ウォールに衝突し、そのままリタイアとなりました。久々のアメリカ人F1ドライバーとなるサージェントですが、残念ながらここ母国GPで完走を果たすことができませんでした。一方のマグヌッセンは再び走り始めますが10秒加算のペナルティとなります。それにしても、接触の多いマグヌッセン。このアクシデントで増々「危険なドライバー」としての負のイメージが強くなってしまったんじゃないでしょうか。このアクシデントでSCの導入となります。このタイミングでピットに入ったノリスが首位に立ちます。33周目にレース再開。ノリスは冷静にポジションを守り首位でレースを引っ張って行きます。その後、ノリスがフェルスタッペンをジワジワ引き離していく展開に。ペースの上がらないフェルスタッペン。どうやら先程シケインをショートカットした際にフロアにダメージを受けたのかも知れませんね。そして、ノリスがトップチェッカー。悲願の初優勝を遂に成し遂げました。レース中盤にピアストリが首位を走っていた際には、今回の主役はピアストリと思われましたが、まさか、この時4番手を走行していたノリスが優勝をかっさらうとは想像もしませんでした。レースっていうものは本当に面白いですね。ノリスは、これまで2位が8回。セカンドプレイスフィニッシャーというありがたくない称号とも、今回の優勝でオサラバです。レースを分析してみると、フェルスタッペンのドライビングミス、セーフティーカーの絶妙なタイミングと、自身の力が及ぶ範囲以外のところで状況が好転した訳ですが、そのチャンスを見事ものにしてポディウムの頂点に上り詰めたノリスは、優勝に値する実力のあるドライバーだったということができるでしょう。