F1の小部屋 NEO

F1のリザルトについてあれやこれや好き勝手にコメントしてみようと思います。レース終了後1週間以内に更新(目標)。

ROUND 4 BAHRAINI GP

2012年04月28日 00時30分41秒 | Weblog
1位 S.ベッテル レッドブル・ルノー
2位 K.ライコネン ロータス・ルノー
3位 R.グロジャン ロータス・ルノー
4位 M.ウェーバー レッドブル・ルノー
5位 N.ロズベルグ メルセデスAMG
6位 P.ディ・レスタ フォースインディア・メルセデス
7位 F.アロンソ フェラーリ
8位 L.ハミルトン マクラーレン・メルセデス
9位 F.マッサ フェラーリ
10位 M.シューマッハ メルセデスAMG

 さて、バーレーンGP。反政府デモによる治安の悪化を受け、開催を危ぶむ声も聞かれましたがレースの方はスケジュールを順調に進め、決勝レースを無事に終えることができました。そもそも何故、F1開催に対する抗議デモが起こる様な治安の悪いバーレーンで無理にレースを開催しようという話になったかはF1のボス、バーニー・エクレストンが決めたからに他なりません。理由は、放映権料に影響が出るから。さすが、守銭奴………、じゃなくてF1をここまで大きくしたスーパー・ビジネスマン!危険をかえりみず、これぐらい強引にやらなきゃビジネス・チャンスは掴めないという立派な手本を見せてくれました(アヒャ)。さて、決勝レースの方ですがベッテルが久々にポール・トゥ・フィニッシュ。これだけしか書かないと、味も素っ気もありませんが、何と2位に入ったのはライコネン!復帰組のライコネンが現役王者とタイマンバトルをやったっていうんだから盛り上がらない筈がありません。36周目、ライコネンはDRSを使いベッテルにオーバーテイクを試みますが、強力なブロックに阻まれ失敗。以降は徐々にギャップが開いていき、ライコネンが仕掛けるチャンスは無くなってしまいました。前回の中国GPでも優勝争いに絡みながら、最後まで使う予定のタイヤが寿命を迎えたことで2位から一気に14位まで転落していたライコネン。今度こそ優勝!と思っていただけに相当悔しいに違いありません。しかし、ライコネン、スゴいですね。復帰後、わずか4戦目で表彰台に登ったのですから。あの、皇帝シューマッハは復帰後3シーズン目になるというのに優勝はおろか、表彰台すら登ってないのと比較するとライコネンのスゴさが分かろうというものです。とはいえ、シューマッハも前回の中国GPでは予選2位でフロント・ロウを獲得しているので、今シーズンは何かやってくれると期待してはいるのですが。さて、3位に入ったのはライコネンのチームメイト、ロマン・グロジャンです。デビュー4戦目で表彰台ってスゴイですね。というのは嘘で、2009年の後半に数戦走っていたりします。デビュー戦はルノーF1からの参戦だったのですが、決勝はリタイアながらも、ファステスト・ラップでチームメイトのアロンソを上回るなど、才能の片鱗を覗かせています。2年のブランクを経て新生ロータス(旧ルノーF1)、そして同じく復帰したライコネンと共に大ブレイクといったところでしょうか。余談ですが、1997年のワールドチャンピオン、ジャック・ビルヌーブのデビュー戦の成績は予選1位、決勝2位となっております。しかも、マシントラブルが起きるまで1位を走っており、デビュー戦であわや優勝という状況だったというのだからビックリですね。アメリカのインディカーというトップ・フォーミュラの経験があったとはいえ、そう簡単に出来るものではありませんから。さて、開幕4戦で勝者が4人という混沌とした展開をみせているF1サーカス。序盤戦も一区切り付き、本拠地のヨーロッパに戻ってからマシンのアップデートが古回転で行われることでしょう(フル回転の誤変換。面白いのでそのまま直さずに置いときます。爆)。各チームの実力が明らかになる次回スペインGP、今から楽しみです。

ROUND 3 CHINESE GP

2012年04月21日 01時14分58秒 | Weblog
1位 N.ロズベルグ メルセデスAMG
2位 J.バトン マクラーレン・メルセデス
3位 L.ハミルトン マクラーレン・メルセデス
4位 M.ウェーバー レッドブル・ルノー
5位 S.ベッテル レッドブル・ルノー
6位 R.グロジャン ロータス・ルノー
7位 B.セナ ウイリアムズ・ルノー
8位 P.マルドナド ウイリアムズ・ルノー
9位 F.アロンソ フェラーリ
10位 小林可夢偉 ザウバー・フェラーリ

 さて、中国GP。久々に新たなウィナーが誕生しました。メルセデスAMGのニコ・ロズベルグ!デビュー7年目、111戦目にして悲願の初優勝です。103人目のウィナーとして歴史に名を刻むことになりました。いや~、実に長かったですね。今まで2位表彰台はあったのですが、優勝のチャンスを何度か逃していることもあり、本人としても今回の優勝は感無量だったに違いありません。さて、レースの方ですが、予選は何とメルセデスAMGの2台がフロント・ロウを独占。ポール・ポジションがロズベルグ、2番グリッドがシューマッハというオーダーです。スタートも上手く決め、終始安定した走りで周回を重ねます。追う立場のマクラーレン勢は3回タイヤ交換する作戦に切り替えますが対するロズベルグ、2回のタイヤ交換で走り切り見事ポール・トゥ・フィニッシュを決めました。復活後のメルセデスワークスとしても初優勝となります。一方、2番グリッドからスタートしたチームメイトのシューマッハ、タイヤ交換の際、右フロントタイヤのナットがしっかりと締められておらず、ピットアウト直後にコース脇にマシンを止めてリタイアとなってしまいました。調子が良かっただけに、このトラブルが無ければ、ひょとしたらメルセデスのワンツーフィニッシュが見れたかも知れないので残念ですね。さて、このメカニックの不手際にシューマッハ、さぞかし怒っていると思いきやさして気にしてもいない様子。むしろ、ロズベルグの初優勝を祝福するという大人な態度を取っています。さすがシューマッハ、数々の実績を残している人は気持ちに余裕があるのでしょう(汗)。メルセデスのワンツーフィニッシュはなくなりましたが、バトンが2位、ハミルトンが3位に入ったことでメルセデスエンジン、さりげなくワンツースリーフィニッシュです。メルセデス勢が表彰台を独占するなんていうことはきっと何十年振りとかになるのでしょうね。自分としては、1987年イギリスGPのホンダエンジン、ワンツースリーフォーフィニッシュを思い出してしまいましたが(ちなみに中嶋悟が4位入賞)。さて、期待の可夢偉ですが、何と予選は自己ベストの3番グリッド!俄然、表彰台への期待は大きくなります。しかし、スタートでマシンに異変が。すぐに動かすことができず、大きく出遅れてしまいます。その遅れを挽回すべく、3回タイヤ交換の作戦で上位進出を狙いますが、交換のタイミングの判断を誤り大きくタイムロス。グリップの無くなったタイヤで走行を続けてしまいました。そして、他のドライバーの多くが2回交換で走り切ったこともあり、10位フィニッシュが精いっぱい。予選順位を考えると残念な結果になってしまいましたがロズベルグ同様、可夢偉もF1の歴史に名を刻むことになります。実に1989年オーストラリアGPの中嶋悟以来、3人目の日本人ファステスト・ラップ獲得です(ちなみに1人目は1976年日本GPでの長谷見昌弘)。予選で上位グリッドに進出したこと、そしてレース中でのファステスト・ラップを獲得したことで、ザウバーのマシンの出来はもちろん、可夢偉自身のドライバーとしてのポテンシャルの高さをアピールすることになりました。可夢偉にとって勝負の年となる3シーズン目の今年。マシンの出来が良いということもあり、今後の活躍が本当に楽しみになってきました。