1位 L.ハミルトン メルセデスAMG
2位 M.フェルスタッペン レッドブル・ホンダ
3位 V.ボッタス メルセデスAMG
4位 L.ストロール レーシングポイント・メルセデス
5位 S.ペレス レーシングポイント・メルセデス
6位 C.サインツ マクラーレン・ルノー
7位 S.ベッテル フェラーリ
8位 A.アルボン レッドブル・ホンダ
9位 P.ガスリー アルファタウリ・ホンダ
10位 L.ノリス マクラーレン・ルノー
スペインGPです。スペインってコロナ感染者が多かったのを記憶にある方も多いと思います。以前はロックダウンも行われており、非常に深刻な状況でした。現在は封鎖が解除され、サッカーのリーガエスパニョーラも再開され、ビーチには人が溢れ(もう芋洗いの状況ですよ?)何事も無かったかの様に、我が世の春を満喫しているスペインですが、再び感染者が増えています。その状況を受けて、カタルーニャ州の一部の都市ではロックダウンが行われています。ってここサーキットのある州ですよ?F1やってて大丈夫?まあ、州全体が封鎖された訳ではないので、法的には大丈夫なんでしょうけど。「虎穴に入らずんば虎子を得ず」といいますが、まあ、感染には気を付けてくださいとしかいいようがありませんね。ちなみに今シーズン、開催レースが更に2レース増え、アイフェルGPとポルトガルGPが追加されております。アイフェルGPって、ニュルブルクリンクでやるんですけど、ドイツでは今シーズン他に開催していないので、普通に「ドイツGP」という名称でよかったんじゃないでしょうかね?一方、ポルトガルGPはアルガルベで開催。こちらのサーキットはF1初開催となるので楽しみなところではあります。また、シーズン前半ながらストーブリーグ情報が入ってきました。この暑いさ中、ストーブリーグっていうのも言い得て妙ですが(滝汗)。まず、ベッテルのフェラーリ離脱は決まっていたのですが、後任に誰がなるのかに注目が集まっていました。そのフェラーリのシートにはマクラーレンのサインツが座ることになり、マクラーレンの空いたシートにリチャルドが座るという玉突き移籍が起こっています。この空いたルノーのシートにヒュルケンベルグが来れば、全てが丸く収まるのですが、ヒュルケンベルグはルノーから見限られたという経緯があるので、この線はまず無いといっていいでしょう。ヒュルケンベルグがどのチームで復帰するのかというのも話題の一つですね。ちなみに、リチャルドは昨シーズン、ルノーに移籍しました。ハッキリ言ってルノーでは優勝するチャンスが無いのですが、何故レッドブルから移籍したのか。それは、フェルスタッペンを中心に動くチーム体制に不満を持っていたからだといわれています。優勝できるレッドブルからチャンスの無いルノーに移籍するのですから、よっぽど不満だったんでしょうね。まあ、実際のところ、移籍する前の年の2018年は第6戦のモナコGP以降、優勝どころかポディウムにも上がっていませんでしたからね。さて、スターティンググリッドですが、ポールはハミルトン。以下ボッタス、フェルスタッペン、ペレス、ストロール、アルボン、サインツ、ノリスと続きます。フロントロウはメルセデスが独占。相変わらず強いですね。3番グリッドにはメルセデス対抗馬の最右翼、フェルスタッペンが着けております。そして、ピンク・メルセデスの2台を挟んで、レッドブルのアルボンという布陣。スタートはハミルトンがホールショット。2番手ボッタスは出遅れてターン1でアウトからフェルスタッペンに、ターン2でインからストロールにも先行されます。更に、Rの大きい右コーナーであるターン3で、ペレスにインに入られますが、アウト側のラインで一気に加速。ここは踏ん張って抑え込みました。スタートで出遅れたボッタス、4番手に順位を落としています。4周目、ターン1でボッタスはストロールのインに入りオーバーテイク、3番手にまで順位を戻しました。28周目、ターン1でオコンがマグヌッセンのインに入ってオーバーテイク。続いてターン3、大きいRの右コーナーでアルボンがマグヌッセンをオーバーテイク。続いてターン4の立ち上がりでサインツがマグヌッセンをオーバーテイク。ペースが上がらないのかマグヌッセン、ゴボウ抜かれさて大きく順位を落とします。35周目、12番手のルクレールはノリスを激しく攻め立てます。前に出れないことにイラついているのか、右に左にマシンを振り、ノリスにプレッシャーを与えます。本来ならば、もっと前のポジションを走っていたいルクレール。「ボクはキミに構っている暇は無いんだ!」とでも言いたげな感じですね。そして37周目、ルクレールはターン14でマシンの電源がいきなり落ちて、たまらずスピン。最後尾に落ちつつも、何とかマシンを再始動し走行を続けますが最終的にリタイアとなります。予選9番手のルクレール、今回は全くいいところがありませんでした。43周目、サインツがアルボンの目の前でピットからコースに戻ります。進路を塞がれた訳ではありませんが、サインツの後ろに着けて何とかオーバーテイクしようと躍起になるアルボン。右に大きく回り込むターン3アウトに着けてオーバーテイクを試みますが、出口でシャットアウトされてアタックを断念。ここ数戦苦戦が続いているアルボン。ポイントはそこそこ稼いではいますが、何せレッドブルは常にポディウム付近の争いを要求されます。実際、フェルスタッペンはそれ以上の結果を出しているので、チームメイトである以上言い訳は出来ないでしょう。イマイチ調子が上向かないアルボン、何とかスランプから抜け出せればよいのですが。57周目、ストロールがメインストレートでベッテルの後ろに着きます。そのまま、ターン1でインに入りベッテルをアッサリオーバーテイク。何だってー?「ピンク・メルセデス」と呼ばれるレーシングポイントが早いのか、フェラーリが遅いのか、ベッテルは成す術も無くストロールの先行を許しました。そして、レースの方はハミルトンがトップチェッカー。2位のフェルスタッペンに20秒以上の差をつけてブッチギリです。前回70周年記念GPではタイヤに足を引っ張られてモヤモヤしていましたが、その鬱憤を晴らす様な、一度も首位を譲らない完璧な勝利でした。2位はフェルスタッペン。ランキングでも2位をキープ。ハミルトン対抗の最有力候補です。3位はボッタス。開幕戦で優勝し、今シーズンの目標はタイトル獲得と息巻いていましたが、チームメイトのハミルトンはおろか、レッドブルのフェルスタッペンにも追い上げを食らっており、タイトル獲得の野望に早くも黄信号が灯っております。そして、絶不調に陥っているフェラーリ。レーシングポイントの後塵を拝し、ポイント獲得争いに終始しました。ここ数年でも深刻な不調に陥っています。その他にも、離脱が決まったベッテルとの関係の悪化と問題が山積しており、チームは「待ったなし」の状態です。チーム代表であるマッティア・ビノットの手腕が期待されるところですが、エンジニア出身の彼には少しばかり荷が重いのでしょうか。
2位 M.フェルスタッペン レッドブル・ホンダ
3位 V.ボッタス メルセデスAMG
4位 L.ストロール レーシングポイント・メルセデス
5位 S.ペレス レーシングポイント・メルセデス
6位 C.サインツ マクラーレン・ルノー
7位 S.ベッテル フェラーリ
8位 A.アルボン レッドブル・ホンダ
9位 P.ガスリー アルファタウリ・ホンダ
10位 L.ノリス マクラーレン・ルノー
スペインGPです。スペインってコロナ感染者が多かったのを記憶にある方も多いと思います。以前はロックダウンも行われており、非常に深刻な状況でした。現在は封鎖が解除され、サッカーのリーガエスパニョーラも再開され、ビーチには人が溢れ(もう芋洗いの状況ですよ?)何事も無かったかの様に、我が世の春を満喫しているスペインですが、再び感染者が増えています。その状況を受けて、カタルーニャ州の一部の都市ではロックダウンが行われています。ってここサーキットのある州ですよ?F1やってて大丈夫?まあ、州全体が封鎖された訳ではないので、法的には大丈夫なんでしょうけど。「虎穴に入らずんば虎子を得ず」といいますが、まあ、感染には気を付けてくださいとしかいいようがありませんね。ちなみに今シーズン、開催レースが更に2レース増え、アイフェルGPとポルトガルGPが追加されております。アイフェルGPって、ニュルブルクリンクでやるんですけど、ドイツでは今シーズン他に開催していないので、普通に「ドイツGP」という名称でよかったんじゃないでしょうかね?一方、ポルトガルGPはアルガルベで開催。こちらのサーキットはF1初開催となるので楽しみなところではあります。また、シーズン前半ながらストーブリーグ情報が入ってきました。この暑いさ中、ストーブリーグっていうのも言い得て妙ですが(滝汗)。まず、ベッテルのフェラーリ離脱は決まっていたのですが、後任に誰がなるのかに注目が集まっていました。そのフェラーリのシートにはマクラーレンのサインツが座ることになり、マクラーレンの空いたシートにリチャルドが座るという玉突き移籍が起こっています。この空いたルノーのシートにヒュルケンベルグが来れば、全てが丸く収まるのですが、ヒュルケンベルグはルノーから見限られたという経緯があるので、この線はまず無いといっていいでしょう。ヒュルケンベルグがどのチームで復帰するのかというのも話題の一つですね。ちなみに、リチャルドは昨シーズン、ルノーに移籍しました。ハッキリ言ってルノーでは優勝するチャンスが無いのですが、何故レッドブルから移籍したのか。それは、フェルスタッペンを中心に動くチーム体制に不満を持っていたからだといわれています。優勝できるレッドブルからチャンスの無いルノーに移籍するのですから、よっぽど不満だったんでしょうね。まあ、実際のところ、移籍する前の年の2018年は第6戦のモナコGP以降、優勝どころかポディウムにも上がっていませんでしたからね。さて、スターティンググリッドですが、ポールはハミルトン。以下ボッタス、フェルスタッペン、ペレス、ストロール、アルボン、サインツ、ノリスと続きます。フロントロウはメルセデスが独占。相変わらず強いですね。3番グリッドにはメルセデス対抗馬の最右翼、フェルスタッペンが着けております。そして、ピンク・メルセデスの2台を挟んで、レッドブルのアルボンという布陣。スタートはハミルトンがホールショット。2番手ボッタスは出遅れてターン1でアウトからフェルスタッペンに、ターン2でインからストロールにも先行されます。更に、Rの大きい右コーナーであるターン3で、ペレスにインに入られますが、アウト側のラインで一気に加速。ここは踏ん張って抑え込みました。スタートで出遅れたボッタス、4番手に順位を落としています。4周目、ターン1でボッタスはストロールのインに入りオーバーテイク、3番手にまで順位を戻しました。28周目、ターン1でオコンがマグヌッセンのインに入ってオーバーテイク。続いてターン3、大きいRの右コーナーでアルボンがマグヌッセンをオーバーテイク。続いてターン4の立ち上がりでサインツがマグヌッセンをオーバーテイク。ペースが上がらないのかマグヌッセン、ゴボウ抜かれさて大きく順位を落とします。35周目、12番手のルクレールはノリスを激しく攻め立てます。前に出れないことにイラついているのか、右に左にマシンを振り、ノリスにプレッシャーを与えます。本来ならば、もっと前のポジションを走っていたいルクレール。「ボクはキミに構っている暇は無いんだ!」とでも言いたげな感じですね。そして37周目、ルクレールはターン14でマシンの電源がいきなり落ちて、たまらずスピン。最後尾に落ちつつも、何とかマシンを再始動し走行を続けますが最終的にリタイアとなります。予選9番手のルクレール、今回は全くいいところがありませんでした。43周目、サインツがアルボンの目の前でピットからコースに戻ります。進路を塞がれた訳ではありませんが、サインツの後ろに着けて何とかオーバーテイクしようと躍起になるアルボン。右に大きく回り込むターン3アウトに着けてオーバーテイクを試みますが、出口でシャットアウトされてアタックを断念。ここ数戦苦戦が続いているアルボン。ポイントはそこそこ稼いではいますが、何せレッドブルは常にポディウム付近の争いを要求されます。実際、フェルスタッペンはそれ以上の結果を出しているので、チームメイトである以上言い訳は出来ないでしょう。イマイチ調子が上向かないアルボン、何とかスランプから抜け出せればよいのですが。57周目、ストロールがメインストレートでベッテルの後ろに着きます。そのまま、ターン1でインに入りベッテルをアッサリオーバーテイク。何だってー?「ピンク・メルセデス」と呼ばれるレーシングポイントが早いのか、フェラーリが遅いのか、ベッテルは成す術も無くストロールの先行を許しました。そして、レースの方はハミルトンがトップチェッカー。2位のフェルスタッペンに20秒以上の差をつけてブッチギリです。前回70周年記念GPではタイヤに足を引っ張られてモヤモヤしていましたが、その鬱憤を晴らす様な、一度も首位を譲らない完璧な勝利でした。2位はフェルスタッペン。ランキングでも2位をキープ。ハミルトン対抗の最有力候補です。3位はボッタス。開幕戦で優勝し、今シーズンの目標はタイトル獲得と息巻いていましたが、チームメイトのハミルトンはおろか、レッドブルのフェルスタッペンにも追い上げを食らっており、タイトル獲得の野望に早くも黄信号が灯っております。そして、絶不調に陥っているフェラーリ。レーシングポイントの後塵を拝し、ポイント獲得争いに終始しました。ここ数年でも深刻な不調に陥っています。その他にも、離脱が決まったベッテルとの関係の悪化と問題が山積しており、チームは「待ったなし」の状態です。チーム代表であるマッティア・ビノットの手腕が期待されるところですが、エンジニア出身の彼には少しばかり荷が重いのでしょうか。