F1の小部屋 NEO

F1のリザルトについてあれやこれや好き勝手にコメントしてみようと思います。レース終了後1週間以内に更新(目標)。

ROUND 16 KOREAN GP

2012年10月19日 23時14分09秒 | Weblog
1位 S.ベッテル レッドブル・ルノー
2位 M.ウェーバー レッドブル・ルノー
3位 F.アロンソ フェラーリ
4位 F.マッサ フェラーリ
5位 K.ライコネン ロータス・ルノー
6位 N.ヒュルケンベルグ フォースインディア・メルセデス
7位 R.グロジャン ロータス・ルノー
8位 J.ベルニュ トロロッソ・フェラーリ
9位 D.リチャルド トロロッソ・フェラーリ
10位 L.ハミルトン マクラーレン・メルセデス

 さて、ダブルヘッダー2戦目となる韓国GPです。今回のウェザーコンディションは晴れ。良かったですね~、ここは水はけが悪いので、雨となった2010年のレースは悲惨でしたからね。まあ、あれから2年経っているので多少は改善されていると思いますが。さて、レースの方ですが、スターティンググリッドはポールがウェーバー、今シーズン初となるポールシッターです。以下、ベッテル、ハミルトン、アロンソと続きます。スタートはポールのウェーバーがクラッチを滑らせてしまい、ベッテルに先行されてしまいました。負けじと、バックストレートで果敢に前を窺いますが抜くには至らず。一方、ランキング1位のアロンソはハミルトンをかわして3番手に浮上。セカンドグループでは可夢偉とバトン、ロズベルグの接触事故が起きています。どうやら原因はバトンとロズベルグに挟まれた可夢偉が誰かに追突されコントロールを失ってしまいました。そして、バトンとロズベルグの二人を巻き込んでしまうという最悪の結果に。このクラッシュの過度で可夢偉はドライブスルーペナルティを受けた挙句、マシンのダメージによりリタイアとなります。前回の鈴鹿の表彰台とは雲泥の結果となってしまい非常に残念ですね。さて、レースの方はベッテル、ウェーバー、アロンソのオーダーで進んでいきます。先頭のベッテルはじりじりと後続を引き離し、独走態勢を築く展開。こうなるともうベッテルの勝ちパターンですね。アロンソはウェーバーのことを2秒差まで追い詰めますが後半ペースダウン。チームメイトでセカンド・ドライバーであるマッサの猛追を受けることになってしまいます。アロンソとしては屈辱的な展開ですね。チームオーダーによりマッサは引き下がることに。まあ、チャンピオンシップ争いを考慮すれば当然ですが。結果、ベッテルが独走でトップチェッカー、ここ終盤にきて3連勝です。3年連続のタイトルを狙う上でこれは大きいですね。そして、チームメイトのウェーバーが2位に入り、レッドブル久々のワンツーフィニッシュ。俄然戦闘力を上げています。序盤の不調が嘘みたいですね。ベッテルも以前は渋い表情が多かったですが、最近は笑顔が増えました。さて、ベッテルの3連勝で益々カオスになってきたタイトル争い。勢いでややベッテルに水を開けられてきた感のあるアロンソですが、まだまだ判りませんよ?現役最強と呼ばれているぐらいですから、このままやられっぱなしということはまず無いでしょう。最終戦までもつれ込むことは間違いありません。今シーズンは最後までタイトル争いが楽しめるのではないでしょうか。昨シーズンはベッテル圧勝のおかげで、終盤の3戦は消化レースになってしまいましたからね(汗)。

ROUND 15 JAPANESE GP

2012年10月13日 01時24分39秒 | Weblog
1位 S.ベッテル レッドブル・ルノー
2位 F.マッサ フェラーリ
3位 小林可夢偉 ザウバー・フェラーリ
4位 J.バトン マクラーレン・メルセデス
5位 L.ハミルトン マクラーレン・メルセデス
6位 K.ライコネン ロータス・ルノー
7位 N.ヒュルケンベルグ フォースインディア・メルセデス
8位 P.マルドナド ウイリアムズ・ルノー
9位 M.ウェーバー レッドブル・ルノー
10位 D.リチャルド トロロッソ・フェラーリ

 日本GPです。可夢偉は何と予選3位!表彰台を充分狙える期待の持てるポジションです。さて、スタートですが6番グリッドのアロンソと7番グリッドのライコネンが接触。ライコネンはフロントウイングを失うもレースを続行。一方アロンソはタイヤがパンクしてまいリタイアです。ポイントリーダーのアロンソとしてはこのリタイアは痛過ぎます。事実、レース終了後にはベッテルに僅差で並ばれてますから。2番グリッドのウェーバーは4番グリッドのグロジャンに追突されスピン。最後尾まで後退してしまいます。しかし、グロジャンにとってこの事故はまずいですね。グロジャンは3戦前のベルギーGPでスタート直後に、大混乱の原因となるクラッシュを引き起こしています。この過度で1戦出場停止と罰金5万ユーロ(約500万円)のペナルティを受けたばかり。そもそも、この事故を起こす以前からグロジャンの荒いドライビングに対して、他のドライバーから苦言が呈せられていたということもあり、今回の事故はグロジャン自身の立場を追いやることにもなりかねません。レース後ウェーバーに謝ったけど、許してもらえなかったみたいですしね………。さて、先頭のベッテルは早くも独走態勢。後続を引き離しにかかります。早くも勝ちパターンの展開です。そして、気が付けば可夢偉は何と2番手を走行!いつになく理想的なレース展開。しかし、1回目のピットストップでリチャルドに引っかかりマッサの先行を許して順位を落としてしまいます。最後のピットストップを終えても上位陣に順位の変動は無し。しかし、4番手のバトンが猛スパート!3番手の可夢偉に猛烈な勢いで迫ってきます。1周につき1秒も差を詰めてくるバトンに対して可夢偉は成す術が無いのか?夢の表彰台は幻となってしまうのか?バトンはしきりにオーバーテイクの機会を伺います。マシンの性能差からしてかなり不利な状況であることは明らか。ファンの目にはあたかも可夢偉が猫に追われる鼠の様に映ってしまいます(汗)。万事休すか?しかし、バトル巧者の可夢偉。射程距離内に付かれるも、巧くバトンを抑え込みます。そして、この死闘を制し3位でフィニッシュ!遂に悲願の表彰台を、地元鈴鹿で達成することができました!ここ鈴鹿で日本人が表彰台に立つのは鈴木亜久里以来22年振り!ってもうあれから22年経つんですね(汗)。あの時はピケとモレノが一緒に表彰台に立っていたんですよね、懐かしい!F1で日本人が表彰台に立つのも佐藤琢磨以来8年振り。って、あれからもう8年経つんですね~(しつこい)。琢磨はインディ500で優勝までもう一歩のところでまで迫るなど新天地で活躍しております。尚、インディ500、ファイナルラップでの果敢なアタックのおかげでアメリカ人のファンが増えたとか(汗)。怪我の功名というか、琢磨のファイティング・スピリットはアメリカ向けなのかも知れませんね。さて、悲願の表彰台を遂に実現させた可夢偉。ガチンコ勝負でもぎ取ったこの表彰台は値千金。今後F1を戦っていく上で大きな心の拠り所となるでしょう。そして、やはり次に目指すは表彰台のてっぺん。レースをやっている人間なら誰もがここに登ることを狙っています。さらに、可夢偉にはここを狙うだけのポテンシャルがあると信じています。次はダブルヘッダーの韓国GP。この勢いを持続して、次もいいところを見せて欲しいですね。