F1の小部屋 NEO

F1のリザルトについてあれやこれや好き勝手にコメントしてみようと思います。レース終了後1週間以内に更新(目標)。

ROUND 17 CHINESE GP

2008年10月23日 23時07分01秒 | Weblog
1位 L.ハミルトン マクラーレン・メルセデス
2位 F.マッサ フェラーリ
3位 K.ライコネン フェラーリ
4位 F.アロンソ ルノー
5位 N.ハイドフェルド BMWザウバー
6位 R.クビサ BMWザウバー
7位 T.グロック トヨタ
8位 N.ピケJr. ルノー

 さて中国GPです。タイトル争いも大詰めとなりましたが、優勝はハミルトン。ポールからのスタートも上手く決め、序盤からライコネン以下後続を引き離しにかかります。ピットストップ後もペースが落ちることも無くそのまま先頭でフィニッシュ。初タイトルに王手をかけました。さて、2番手を走行していてライコネンですが、終盤ペースを落としてマッサにポジションを譲ります。ライコネンは2010年までフェラーリとの契約を延長しました。来シーズンもチームと上手くやっていくにはチームプレーに徹するのが当然で、マッサに先を譲ったのは賢い判断だったといえるでしょう。以前、マッサがライコネンに食ってかかる場面が見受けられることもあり、ライコネンもチームプレーって何?みたいな発言をしてたのですが、何とか上手くやっている様なのでまずは一安心です(心中はどうなのかは判りませんですけどね。苦笑)。さて、チャンピオン争いの方なんですが、6位入賞に終わったクビサは可能性が無くなりました。可能性があるのはハミルトンとマッサの2人のみ。マッサの地元、ブラジルGPで新しいチャンピオンが決まることになります。ハミルトンにとってブラジルはアウェーになる訳で、プレッシャーは相当なものになるのではないでしょうか?一方のマッサは、不安視されていたライコネンのサポートが、中国GPを見る限り期待出来るということがハッキリしました。地元のファンのサポートも受け、ひょっとしたら逆転?ということもあるかも知れませんね。

ROUND 16 JAPANESE GP

2008年10月18日 23時36分06秒 | Weblog
1位 F.アロンソ ルノー
2位 R.クビサ BMWザウバー
3位 K.ライコネン フェラーリ
4位 N.ピケJr. ルノー
5位 J.トゥルーリ トヨタ
6位 S.ベッテル トロロッソ・フェラーリ
7位 F.マッサ フェラーリ
8位 M.ウェーバー レッドブル・ルノー

 富士に戻ってきて2回目の日本GP、優勝はアロンソです。前回のシンガポールに続き2連勝。アロンソは4番グリッドながらも、スタートの混乱で2番手に立ち、ピットストップでクビサを出し抜いて先頭に踊り出ます。その後は、絶妙なピット作業とライバルを上回るペースでポジションを守り抜き、混乱したレースをアロンソらしいしたたかさで制したのでした。アロンソとしてはタイトル争いとは無縁なのですが、余計なプレッシャーが無いせいか、優勝したアロンソが実に嬉しそうだったのが印象的でした。さて、日本期待の星、一貴中嶋(松本人志の某TV番組のタイトルに似ていますが多分気のせいです。笑)ですが、スタート直後の接触が響いて15位に終わっています。父親の悟中嶋も息子の活躍を期待していたのですが、残念な結果に終わってしまいました。さて、タイトル争いの行方ですが、ライコネンが3位になったことで、彼自身のタイトル獲得の可能性は消滅。可能性があるのはハミルトン、マッサ、クビサの3人。ハミルトンとマッサにばかり注目してしまいがちですが、着実にポイントを上げてくるクビサも侮れない存在です。残るは中国とブラジルの2戦。どんな結末が待ち受けているのか、実に目が離せなくなってきました。

ROUND 15 SINGAPOREAN GP

2008年10月02日 22時56分55秒 | Weblog
1位 F.アロンソ ルノー
2位 N.ロズベルグ ウイリアムズ・トヨタ
3位 L.ハミルトン マクラーレン・メルセデス
4位 T.グロック トヨタ
5位 S.ベッテル トロロッソ・フェラーリ
6位 N.ハイドフェルド BMWサウバー
7位 D.クルサード レッドブル・ルノー
8位 中嶋一貴 ウイリアムズ・トヨタ

 F1初のナイトレースとなったシンガポールGP、勝ったのはアロンソです!いや~、アロンソが勝つのは久し振りですね。マクラーレンがら古巣のルノーに戻ってからというもの表彰台にも上がることができず、鳴かず飛ばずの日々が続いていました。ルノーのマシンがライバルに比べ、戦闘力に劣っているというのは明らかでしたからね。しかし、今回はトップチームの自滅などがチャンスとなり、頭のいいアロンソらしい落ち着いたレース運びで、波乱のレースを見事制しました。さて、注目のフェラーリなんですが、またもや悪いクセが出てしまいましたね。マッサがピット作業を終えてスタートしたのですが、給油ホースを付けたままの状態でした。ホースは引きちぎられ、その拍子でメカニックが引きずられて転倒。大事には至りませんでしたが、ヒヤリとするシーンでした。マッサは自分のマシンがホースを引きずったままであるという異変に気付き、ピットレーンの出口付近で停止。ピットレーンの入り口付近にあるフェラーリのピットから、メカニックが駆け付けるまで待たされるという状況。給油リグにホースがガッチリはまってしまい、ひっこ 抜くのにかなりの時間をロスしてしいます。この間に最下位に転落。おまけにピットからスタートする時に、スーティルの進路を妨害した為、ペナルティを食らうというオマケ付き。せっかくのポールポジションが水の泡となってしまいました。このアクシデントの原因は、トラフィックライト(ピット作業の終了を知らせる信号)のボタンを、メカニックが早く押してしまった為。これと同じアクシデントは3戦前のヨーロッパGPでも起こっています。通常のロリポップと違い、マシンの目の前にいる訳じゃないので全体の状況が把握しずらいのではないでしょうか。さて、今回シンガポールGPはF1史上初のナイトレースとなった訳ですが、商業的には成功したといえるのではないでしょうか。見た目にもキレイで華やかですしね。ただ、このナイトレース、どう見てもエコではないですよね。これだけの強力な照明設備を運用するには莫大な電力が必要となりますし、照明設備にも相当な量の鋼材やガラス等の物質が使われることになります。F1としてはKERSシステム(ブレーキング時のエネルギーを再利用するシステム)の開発を進めるなど、エコに前向きな姿勢を見せていますが、一方今回のナイトレースに見られる様に、明らかに商業主義に走った運営も行なっています(ナイトレース開催の主な理由は多数の視聴者がいるヨーロッパのゴールデンタイムに合わせる為)。極端な表現をすると、モータースポーツは自然保護団体からしてみれば、悪魔の様な存在です(サーキットを建設するのに森林を伐採、同じ場所をグルグル走っているのはガソリンのムダ使い等々)。エコ活動が普段の生活に浸透し、市民権を得ている現在、これらの団体の発言力が強くなっていくことは間違いないでしょう。その時にF1として、環境にどう気遣っているかをアピールできなければ、運営が危うくなるのは間違いありません。安易な商業主義に走るのは危険な気がします。