F1の小部屋 NEO

F1のリザルトについてあれやこれや好き勝手にコメントしてみようと思います。レース終了後1週間以内に更新(目標)。

ROUND 4 BAHRAINI GP

2013年04月27日 01時31分49秒 | Weblog
1位 S.ベッテル レッドブル・ルノー
2位 K.ライコネン ロータス・ルノー
3位 R.グロジャン ロータス・ルノー
4位 P.ディ・レスタ フォースインディア・メルセデス
5位 L.ハミルトン メルセデスAMG
6位 S.ペレス マクラーレン・メルセデス
7位 M.ウェーバー レッドブル・ルノー
8位 F.アロンソ フェラーリ
9位 N.ロズベルグ メルセデスAMG
10位 J.バトン マクラーレン・メルセデス

 バーレーンGPです。先週は中国でレースを行った訳ですが、今週は中東へひとっ飛び。中国から中東へ!「中国」と「中東」って語感が似てる?と思ったのですが、最初の「中」が同じなだけで語感が似てる訳でもなく、ましてやダジャレになっている訳でもありません。だからどうした?と言われればそれまでですが、ま、何ですか?中国とバーレーンってどう考えても近いとは言えず、最低でも時差が6時間以上はあると思うのですが、それで2週連続開催はやっぱり無茶だと思うんですよね。関係者の苦労はいかばかりでしょうか。2年前はマレーシアGPの1週間後に中国GPだったのですが、何故現在のカレンダーになったのかは疑問です。さて、よく分からない出だしになってしまいましたが(汗)予選ポールはこれまた久々のロズベルグです。昨シーズン中国GPで初優勝した後、モナコGPで2位になった以外は期待外れのレースが多く、なりをひそめていましたが遂に復活といったところでしょうか。そして、5番グリッドにはディ・レスタ、6番グリッドにはスーティルとフォースインディアのコンビがつけています。中盤グループのチームですが、最近はトップグループを出し抜きそうな勢いです。さてレースの方ですが、優勝候補の1人、アロンソがDRSのトラブルで早々にピットイン。フラップがスタックするという症状に見舞われてしまいました。序盤で2度のピットストップを強いられたことで早くも優勝戦線から脱落です。一方、もう1人の優勝候補ベッテルですが、ポールスタートのロズベルグを序盤にあっさり攻略。その後も危なげない走りでトップチェッカー、ランキングもトップに浮上です。そのベッテルですがマレーシアGPでウェーバーに対して行った「おいた」について「間違っていた」と反省していたのですが、その後態度が急変。謝罪を撤回するに至りました。「ウェーバーは負けて当然」とまで言い放っています。もう、仲直りするつもりはさらさら無い様ですね(汗)。どういうつもりで撤回したかはわかりませんが、レッドブルは今シーズン「爆弾」を抱えながら戦かうことになりました。さて、2位にはライコネン、3位にはグロジャンとロータス勢が2・3フィニッシュを決めました。特にグロジャンは昨シーズンのベルギーGPで、大クラッシュの原因を作り「サーキットの通り魔」の汚名を着せられていました。今回、レース中盤にはペレスと激しいバトルを繰り広げ、終盤にはディ・レスタとの表彰台争いを勝ち抜くなど、濃いレース内容となっており、ドライバーとして成長のあとがうかがえますね。さて、F1の話題ではないのですが、佐藤琢磨がロングビーチGPで優勝、インディーカーで日本人初勝利を挙げました。失意のうちにF1を去っていっただけに、新天地で結果を出せたのは大変喜ばしいことです。かつて、同じくインディーカーに参戦していた高木虎之介が謎のイエローフラッグにより優勝を逃したということがありました。せっかく築いていたリードが謎のイエローフラッグにより帳消しに。「何でイエローフラッグを出したのか?」とレース後問いただすと「パーツが落ちていた」との返事。「そんなの落ちてねーよ!」と反論するも後の祭り。「そんなに日本人に勝たせたくねーのか!」と人種の壁を前に失意のうちに虎之介はインディーカーを後にしたのでした。今回の琢磨はこの様なことが無くて本当に良かったです。さて、琢磨といえば昨シーズンのインディ500で優勝直前のところまでいっています(この時の果敢なアタックでファンは増えましたが)。今回の優勝の勢いで今度のインディ500はもう優勝を目指すっきゃないでしょ?表彰台でミルクを飲み干す琢磨をみてみたいものですね(インディ500の優勝者はミルクを表彰台で飲むのが恒例となっております)。

ROUND 3 CHINESE GP

2013年04月20日 01時16分24秒 | Weblog
1位 F.アロンソ フェラーリ
2位 K.ライコネン ロータス・ルノー
3位 L.ハミルトン メルセデスAMG
4位 S.ベッテル レッドブル・ルノー
5位 J.バトン マクラーレン・メルセデス
6位 F.マッサ フェラーリ
7位 D.リチャルド トロロッソ・フェラーリ
8位 P.ディ・レスタ フォースインディア・メルセデス
9位 R.グロジャン ロータス・ルノー
10位 N.ヒュルケンベルグ ザウバー・フェラーリ

 中国GPです。予選1位は移籍後初のポール・ポジション獲得となるハミルトンです。 メルセデス移籍に関しては否定的な意見が多かっただけにしてやったりというところでしょう。まあ、実は自分も昨シーズンのメルセデスの状況からみて「ハミルトン終わった」と思ってたのですが(汗)。逆にニューマシンの開発でアグレッシブになり過ぎたマクラーレンが不調に陥っています。ホント、人生どう転ぶか分からないものですね。以下、ライコネン、アロンソ、ロズベルグ、マッサ、グロジャンと続きます。スタートを無難に決めたハミルトンですが、ソフトタイヤのタレが早くDRS解禁直後の4周目、アロンソとマッサにごぼう抜かれしてしまいます。そして、ハミルトン以下ソフトタイヤ勢は続々とピットイン、ミディアムタイヤに交換してコースに復帰していきます。そして、先頭に立ったのがミディアムタイヤでスタートしたヒュルケンベルグ。ペースの速いベッテルとバトンが後ろに控えているのですが、ザウバーのマシンは直線番長なのでなかなか前に出ることができません。ここでミディアムタイヤに交換したアロンソがバトンの後ろの4番手まで急浮上。一方、ヒュルケンベルグに頭を押さえられて我慢のレースを強いられていたベッテル、業を煮やして予定より早目のピットインを敢行。おそらくここが勝負の分かれ目となった瞬間です。一方アロンソはバトンをパス。その後ピットインして順位を落としますが、コース復帰後、2番手のヒュルケンベルグ、首位のベッテルをあっさりパス、一気に先頭に躍り出ます。その後は危なげない走りでトップチェッカー。フェラーリ久々のタイトルに向け重要な勝利をおさめました。そのフェラーリは2007年以来チャンピオンから遠ざかっています(コンストラクターは2008年)。ここ数シーズン不調をかこっている訳ですが、これはシーズン中のテストが禁止された影響が大きいといわれています。以前はムジェロサーキット(フェラーリ所有のサーキット)で徹底的に走り込み、不確定要素を無くしてからレースに臨む、といったことができたのですが、現在はテスト禁止のレギュレーションによりできません。尚、マクラーレンも自社のサーキットを持とうとしたのですが、地域住民の建設反対運動にあい挫折してます。逆にこのことによりシミュレーション技術に力を入れる様になり、その結果全チームの中でも最高レベルのものを持つに至りました。マクラーレンのハイレベルな開発力の源は、このシミュレーション技術に支えらえているのでしょう。さて、以前も書きましたが中国語で外来語を表記する場合は音訳と意訳の2通りがあり、フェラーリの場合は「法拉利」で音訳となります。でも「拉致」の「拉」っていうのも何だかなという気がしますが(汗)。他にはマクラーレンが「麦克拉●」(●=イ+傘かんむりの下に「ヒ」、残念ながらJIS水準の漢字では表現できませんでした)。何となくそう読めそうな気はします。てか本当に読めるの?お次は意訳でレッドブルが「紅牛」、フォースインディアが「印度力量」てな感じです。あまりにもド直球な訳なので{マジで?」と思うことしきり。何だか王様の直訳ロックを思い出してしまうのですが。ちなみにこちらはディープ・パープルが「深紫」、ローリング・ストーンズが「転石」、ビーチ・ボーイズが「浜っ子」となっています。それにしても「浜っ子」って(笑)。さて、来週はまたもダブルヘッダーのバーレーンGP。2011年は反政府デモの活発化により中止に至っている訳なのですが、現在もF1開催に反対する大規模なデモが行われ警官隊と衝突する事件が起きています。更に、サーキット周辺では相次いで爆発が起きており予断を許さない状況です。ハッキリ言ってこの状況の中、危険を冒してまで開催する必要はあるのかと疑問に思うのですが、F1のボス、バーニーは「問題ない」の一点張り。剛腕ビジネスマンのバーニーのことですから、「1戦でも中止になったら放送権料が減って大損!」と思っているのでしょうが、とにかく無事に開催されることを願ってやみません。