F1の小部屋 NEO

F1のリザルトについてあれやこれや好き勝手にコメントしてみようと思います。レース終了後1週間以内に更新(目標)。

2024 ROUND 10 SPANISH GP

2024年06月30日 08時41分57秒 | Weblog
1位 M.フェルスタッペン レッドブル・ホンダ
2位 L.ノリス マクラーレン・メルセデス
3位 L.ハミルトン メルセデスAMG
4位 G.ラッセル メルセデスAMG
5位 C.ルクレール フェラーリ
6位 C.サインツ フェラーリ
7位 O.ピアストリ マクラーレン・メルセデス
8位 S.ペレス レッドブル・ホンダ
9位 P.ガスリー アルピーヌ・ルノー
10位 E.オコン アルピーヌ・ルノー

 スペインGPです。スターティンググリッドはポールがノリス。以下、フェルスタッペン、ハミルトン、ラッセル、ルクレール、サインツ、ガスリー、オコン、ピアストリ、アロンソとなります。何とノリス、2021年ロシアGP以来、久々となる2回目のポールポジションです。このままキャリア2勝目へと繋げることができるるでしょうか?スタートはポールのノリスがイン側のフェルスタッペンを牽制。スタートと同時に思いっきりフェルスタッペンに幅寄せをかましました。それを避けようとしたフェルスタッペンは、一瞬右側がコース外にはみ出し土埃が上がります。ターン1に向かってフェルスタッペン、ノリス、そして突如現れたラッセルの3ワイドで侵入することになります。フェルスタッペンを意識し過ぎたのかノリス。ラッセルにホールショットを奪われることになります。ラッセルばかりか、フェルスタッペンにも先行を許したノリス。一気に2つポジションダウンです。まとめて2台を大外まくりしたラッセルを先頭に、後続のマシンが続きます。3周目、ターン1でフェルスタッペンがラッセルを仕留めます。ラッセルは直前、悪あがきの様にイン側にマシンを大きく振りますが、フェルスタッペンはほとんど意に介することもなく、アッサリとラッセルの前に出ました。まるで、「ここが俺の指定席だ」とでも言わんばかりに(汗)。そして、レースの方はフェルスタッペンがトップチェッカー。パルクフェルメでスタッフに向かって走りこんでダイブするフェルスタッペン。ここのところ、マシンが不安定な状態が続きましたが、連勝したことで安心したと同時に、自信が回復したことにより喜びを爆発させたのでしょうか。2位はノリス。フェルスタッペンという地獄の門番によりなかなか2勝目に手が届かないノリス。フェルスタッペンという強敵がいる時にF1ドライバーになったことを嘆くよりも、いかに強敵を倒すかということを考べきでしょう(もちろんそう考えているとは思いますが)。3位はハミルトン。終盤、ペースの上がらないラッセルをターン1でオーバーテイク。前回のカナダGPとは逆の展開になりました。ハミルトンとしては、もちろん目指すのはもっと上ですが、現状ここがが可能な限りのベストポジションでしょう。ところで、ラッセルがターン1でイン側をブロックするのはデフォルト設定でしょうか(汗)?

2024 ROUND 9 CANADIAN GP

2024年06月16日 11時41分28秒 | Weblog
1位 M.フェルスタッペン レッドブル・ホンダ
2位 L.ノリス マクラーレン・メルセデス
3位 G.ラッセル メルセデスAMG
4位 L.ハミルトン メルセデスAMG
5位 O.ピアストリ マクラーレン・メルセデス
6位 F.アロンソ アストンマーチン・メルセデス
7位 L.ストロール アストンマーチン・メルセデス
8位 D.リチャルド RB・ホンダ
9位 P.ガスリー アルピーヌ・ルノー
10位 E.オコン アルピーヌ・ルノー

 カナダGPです。スターティンググリッドはポールがラッセル。以下、フェルスタッペン、ノリス、ピアストリ、リチャルド、アロンソ、ハミルトン、角田裕毅、ストロール、アルボンと続きます。何とメルセデス勢、久々のポールポジションです。ラッセルとフェルスタッペンは同タイムでしたが、ラッセルが先にタイムを出したのでポールを獲得しました。珍しい同タイムのポールポジションですが、過去には3人同タイムのポールポジションという珍事が起こっております。1997年のヨーロッパGP(開催国はスペイン、へレスサーキット)。この時タイトルを争っていたジャック・ビルヌーブ、ミハエル・シューマッハ、そしてハインツ=ハラルド・フレンツェンの3人が同タイムをマーク。尚、レースの方は終盤、タイトルを争っていたビルヌーブとシューマッハが接触。ビルヌーブが満身創痍の状態で3位フィニッシュしタイトルを決めております(6位以内入賞でタイトル確定だった)。スロー走行していたビルヌーブをハッキネンとクルサードが先行してマクラーレンがワンツーフィニッシュ。ハッキネンは念願の初優勝。ちなみに、次のシーズンはマクラーレンが圧倒的な速さでレースを席巻してハッキネンがタイトルを獲得することになります。父親のジル・ビルヌーブが手にすることのできなかったタイトルを手にしたジャック・ビルヌーブ。念願の初優勝を遂げたミカ・ハッキネン。そして、次のシーズンを示唆するかの様なリザルトと、1997年のヨーロッパGPは強く印象に残っているレースでした。さて、スタートですが雨が降りしきる中、路面は完全なウェット。レッドシグナルが消えて各車一斉に動き出します。難しいコンディションの中、ポールのラッセルが上手くスタートを決めホールショット。大きな混乱も無くマシンが次々と通過していきます。その後、天候が回復。路面が乾いていきますが、レコードリアンを外すとスリッピーなことに変わりなく、スピン、コースアウトするマシンが続出。そんな中、フェルスタッペンが安定した走りでトップチェッカー。一時、路面が乾き始めたタイミングでノリスに首位を奪われますが、セーフティーカー出動時のピットインのタイミングでノリスを先行。そのまま、逃げ切りました。2位はノリス、一時は首位を快走したものの、ピットインのタイミングでフェルスタッペンの逆転を許し、悔しい結果となりました。3位はラッセル。序盤は首位を走行するも、ノリスにオーバーテイクされる際にブロックラインを採っていたのですが、シケインで曲がり切れずにコースアウト。フェルスタッペンにも先行され一気に2つポジションを下げます。後半、ノリスをオーバーテイクして2番手に上がった後、ターン9の縁石に乗った際にバランスを崩して再びノリスの先行を許す。終盤ピアストリに仕掛けるも失敗してシケインをショートカット等、走りにやや不安定な部分が見受けられました。ですが、終盤のチームメイトバトルはラッセルがハミルトンを下し、ポディウムをゲット。ウイリアムズ時代からそうでしたが、ラッセルはチームメイトに対する負けん気というか、対抗意識が非常に強い様に思います(汗)。さて、今回のカナダGP。天候が徐々に回復していく中、各ドライバーは振り回されることになります。タイヤの賭けに出たハースが急浮上するなど、路面が不安定ながらもバトルが各所で起こったりと、見所の多いレースだったのではないでしょうか。

2024 ROUND 8 MONACO GP

2024年06月03日 11時34分18秒 | Weblog
1位 C.ルクレール フェラーリ
2位 O.ピアストリ マクラーレン・メルセデス
3位 C.サインツ フェラーリ
4位 L.ノリス マクラーレン・メルセデス
5位 G.ラッセル メルセデスAMG
6位 M.フェルスタッペン レッドブル・ホンダ
7位 L.ハミルトン メルセデスAMG
8位 角田裕毅 RB・ホンダ
9位 A.アルボン ウイリアムズ・メルセデス
10位 P.ガスリー アルピーヌ・ルノー

 モナコGPです。スターティンググリッドはポールがルクレール。以下、ピアストリ、サインツ、ノリス、ラッセル、フェルスタッペン、ハミルトン、角田裕毅、アルボン、ガスリーと続きます。何とルクレール。ここ地元のモンテカルロで久々のポールポジションです。悲願の母国優勝なるでしょうか?フェラーリとマクラーレンがセカンドロウまでを占める一方、前回のエミリアロマーニャGPで優勝と完全復活の兆しを見せたフェルスタッペンが6番グリッドと低迷。チームメイトのペレスに至っては16番グリッドとレッドブル陣営としては厳しいレースが予想されます。スタートはルクレールがホールショット。3番グリッドのサインツが伸びてきて、ピアストリのインを窺いますが、ここはピアストリがアウト側から大外回りで加速して抑え込みます。ターン1のサン・デボーテでは大きな混乱も無くレースは進行していきます。と、思ったのも束の間。カジノコーナーでサインツが直進してコースアウト、ストップ。どうやらターン1の攻防でピアストリと左フロントタイヤを接触、パンクをしていた為に曲がり切れなかった様です。そして、後方では大クラッシュが発生。ボー・リバージュでペレスとマグヌッセンが接触。姿勢を乱したペレスはマグヌッセンに押される形で坂を上っていきます。その様子を間近で見ていたヒュルケンベルグは、アクシデントを避けようと左側に進路を変え逃れようとしますが、ペレスのマシンが右リアタイヤに接触。ヒュルケンベルグのマシンもスピンしながら後ろ向きになりウォールに激突。その後ろ向きになったヒュルケンベルグのマシンにペレスとマグヌッセンの2台のマシンがゆっくりと近付いてきます。最後にマグヌッセンのマシンがヒュルケンベルグのマシンの下に潜り込む様な形で軽く接触した後に静止。このアクシデントで3台はその場でリタイア。特にペレスのマシンの損傷が酷く、ほとんど、コクピットだけが残った状態になっており、「よくこれで無事だったな」と思わせる様な惨状でした。辺り一面にはデブリが散乱しており赤旗中断となります。それにしても、またもやクラッシュを引き起こしてしまったマグヌッセン。このサン・デボーテは緩いS字になっていてオーバーテイクはほぼ不可能。ここで仕掛けるというのがそもそもの間違いです。まあ、ドライバーとしては、隙間があれば頭を突っ込みたくなる、という心理はわからなくもないですが…。それにしても、このアクシデントでペナルティを受けなかったこと自体疑問です。また、ペナルティを受けなかったとはいえ度重なるアクシデントに対し、マグヌッセンに風当たりが強くなっているのも事実。このままいけば、ペナルティポイントが規定に達しての出場停止処分を待たずに、ライバルチームから何らかのアクションが起こる可能性も否定できません。さて、コース上ではガードレールを交換し、40分後にレース再開。再スタート時のグリッドはスタート時のグリッドに戻されることになりました。これにより、カジノコーナーを直進し、リタイアしたサインツは命拾い。元の3番グリッドからスタートすることになります。再スタートは大きな混乱も無く、マシンが次々と通過していきます。その後、レースはコース上で駆け引きをする展開となります。赤旗中断中に各マシンはタイヤ交換を済ませ、決勝レース中は交換無しで走り切る展開に。もし、後ろのマシンとのギャップを築ければポジションを落とすことなくタイヤ交換をして前のマシンにアタックするという戦略が生まれます。しかし、各マシンとも、それを阻止するべくマシンのペースコントロールに専念することになるのです。かくしてルクレールがトップチェッカー。悲願の母国優勝を果たしました。これで晴れてモナコ・ウィナーの仲間入りです。ルクレールは本当に嬉しそうで、レース後のパルクフェルメでスタッフに向かってダイブしていました。ライブのコロダイよろしく、そのままポディウムまで運ばれていたら面白かったのですが(汗)。2位はピアストリ。デビュー2年目ながら、ここ大舞台である難所のモンテカルロで先輩格のノリスを抑えてこのリザルトを収めました。将来末恐ろしい存在です。3位はサインツ。ターン1のサン・デボーテでピアストリとの接触により、パンクをしてリタイアとなっていました。しかし、計測地点を通過していなかった為に、順位が確定していないとの理由で、再スタート時には最初のグリッドと同じ3番グリッドでスタートを切ることに。リタイアから一転、望外の3位入賞を果たしております。要所要所のレースで優勝をかっさらったりとこの男、何か持っているに違いありません。尚、今回のモナコGPは1位から10位までスターティンググリッドと同じという珍妙なリザルトとなっております。「これってコピペですか?」とツッコミを入れたくなってしまいます。まあ、全てはオープニングラップの赤旗中断中に各マシンがタイヤ交換義務を果たしたことに起因する展開だったのですが。自分が知る限り、こんなことは初めてだったんじゃないかと思います。さて、今回大惨敗を喫したレッドブル陣営。縁石を乗り越えるとマシンが不安定になるという不具合により、首位争いから遠のいていくことに。フリー走行時からバリアに接触するなど走りに精彩を欠いていました。縁石が使えなければラップタイムが大幅に悪化するのは明らかです。次戦カナダGPで巻き返しなるでしょうか?