1位 N.ロズベルグ メルセデスAMG
2位 L.ハミルトン メルセデスAMG
3位 K.ライコネン フェラーリ
4位 S.ベッテル フェラーリ
5位 S.ペレス フォースインディア・メルセデス
6位 D.リチャルド レッドブル・ルノー
7位 N.ヒュルケンベルグ フォースインディア・メルセデス
8位 F.マッサ ウイリアムズ・メルセデス
9位 R.グロジャン ロータス・メルセデス
10位 D.クビアト レッドブル・ルノー
アブダビGPです。最終戦です。ポールのロズベルグ、スタートで2番グリッドのハミルトンを引き離し早くも独走態勢に持っていきます。中盤ハミルトンの接近を許しますが程なく逆転。首位の座を守ります。一方ハミルトンは2回目のタイヤ交換を引き延ばそうとして逆にペースを落とすことになりますが(見た目上先頭なのでこのまま走って優勝を狙ったのでしょう)、チームの指示で仕方無くピットイン。中途半端に粘ったせいでペースが落ちたので、タイヤ交換を終えた時点でロズベルグに12秒ものリードを許すことになりました。これで楽になったロズベルグ。余裕のポール・トゥ・フィニッシュで終盤3連勝を飾りました。第17戦のメキシコGPからは事実上消化レースとなっている訳ですが、それでも3連勝したロズベルグは気分がいい筈です。最終的にはランキングで60ポイント近く差を付けられていますが、来シーズンの励みになるでしょう。さて、今シーズン振り返ると、メルセデスの強さは相変わらずでした。問題になりそうなのはドライバー間に確執が起こる可能性があるということでしょうね。現在のところはロズベルグの大人な対応で事無きを得ているという感じはありますが。ロズベルグは第一子が誕生したということもあり、私生活面は充実しており精神的に安定している筈なので何とか我慢できているのでしょう。最も躍進したのはフェラーリですね。昨シーズンは未勝利に終わっていましたが、今シーズンはベッテルが3勝を挙げています。昨シーズンのマシンは設計の段階で熱の問題を抱えていたのですが、今シーズンのマシンは修正を入れて熱の問題を克服。PUがキチンと働いてエンジンの出力も上がりました。気になるのはライコネンが1勝もしていないということですね。何とか後輩のボッタスにはランキングで勝つことはできましたが………。飛躍を期待されたウイリアムズでしたが思いの他伸び悩みました。勝利には至らず、最高位は3位。ウイリアムズの場合は伸び悩んだというよりも、フェラーリの躍進に阻まれて上位に進出出来なかったという感じはしますが。気になるのは同郷同志であるボッタスとライコネンの不仲でしょうか。2回の接触がありボッタスは明らかに不愉快に思っていますからね。今シーズン、最も注目されていたのがマクラーレン・ホンダでしょう。しかし、ライバルよりも1年遅れでスタートしたということで、苦戦を強いられました。別な言い方をすれば、ライバルは1年も前に手の内を明かしているのですから、ライバルのやらかしている技術的な失敗やらアドバンテージやらを自分達の開発に生かせれば良かったのですが、それすら出来ませんでした。かつて黄金期を築いたマクラーレンとホンダですから、今はまだ試行錯誤の時。いつかはきっと、かつての輝きを取り戻す筈。それまで見守ってあげましょう、と言いたい所ですが現実はそんなに甘くありません。30年来のスポンサーだったタグ・ホイヤーが離脱。もちろん原因は成績の低迷にあることは言うまでもありません。他にもジョニー・ウォーカーやサンタンデール銀行も契約を打ち切る可能性が高いとも言われています。チャンピオン2人が戦ってコンストラクターズランキング9位、ていうか下から2番目という為体ですから無理もありませんね。「恥ずかしい」レースを強いられてきたアロンソとバトンもいい加減我慢の限界に達しているのではないでしょうか。恐らく、創設者のブルース・マクラーレンが事故死した時以来の重大な危機に瀕しているマクラーレン。チーム運営能力に長けたロン・デニスといえども、この危機を乗り切るには相当骨が折れることでしょう。ホンダの活躍を待ち望んでいる我々としては、ただ見守ることしか出来ない訳ですが。
2位 L.ハミルトン メルセデスAMG
3位 K.ライコネン フェラーリ
4位 S.ベッテル フェラーリ
5位 S.ペレス フォースインディア・メルセデス
6位 D.リチャルド レッドブル・ルノー
7位 N.ヒュルケンベルグ フォースインディア・メルセデス
8位 F.マッサ ウイリアムズ・メルセデス
9位 R.グロジャン ロータス・メルセデス
10位 D.クビアト レッドブル・ルノー
アブダビGPです。最終戦です。ポールのロズベルグ、スタートで2番グリッドのハミルトンを引き離し早くも独走態勢に持っていきます。中盤ハミルトンの接近を許しますが程なく逆転。首位の座を守ります。一方ハミルトンは2回目のタイヤ交換を引き延ばそうとして逆にペースを落とすことになりますが(見た目上先頭なのでこのまま走って優勝を狙ったのでしょう)、チームの指示で仕方無くピットイン。中途半端に粘ったせいでペースが落ちたので、タイヤ交換を終えた時点でロズベルグに12秒ものリードを許すことになりました。これで楽になったロズベルグ。余裕のポール・トゥ・フィニッシュで終盤3連勝を飾りました。第17戦のメキシコGPからは事実上消化レースとなっている訳ですが、それでも3連勝したロズベルグは気分がいい筈です。最終的にはランキングで60ポイント近く差を付けられていますが、来シーズンの励みになるでしょう。さて、今シーズン振り返ると、メルセデスの強さは相変わらずでした。問題になりそうなのはドライバー間に確執が起こる可能性があるということでしょうね。現在のところはロズベルグの大人な対応で事無きを得ているという感じはありますが。ロズベルグは第一子が誕生したということもあり、私生活面は充実しており精神的に安定している筈なので何とか我慢できているのでしょう。最も躍進したのはフェラーリですね。昨シーズンは未勝利に終わっていましたが、今シーズンはベッテルが3勝を挙げています。昨シーズンのマシンは設計の段階で熱の問題を抱えていたのですが、今シーズンのマシンは修正を入れて熱の問題を克服。PUがキチンと働いてエンジンの出力も上がりました。気になるのはライコネンが1勝もしていないということですね。何とか後輩のボッタスにはランキングで勝つことはできましたが………。飛躍を期待されたウイリアムズでしたが思いの他伸び悩みました。勝利には至らず、最高位は3位。ウイリアムズの場合は伸び悩んだというよりも、フェラーリの躍進に阻まれて上位に進出出来なかったという感じはしますが。気になるのは同郷同志であるボッタスとライコネンの不仲でしょうか。2回の接触がありボッタスは明らかに不愉快に思っていますからね。今シーズン、最も注目されていたのがマクラーレン・ホンダでしょう。しかし、ライバルよりも1年遅れでスタートしたということで、苦戦を強いられました。別な言い方をすれば、ライバルは1年も前に手の内を明かしているのですから、ライバルのやらかしている技術的な失敗やらアドバンテージやらを自分達の開発に生かせれば良かったのですが、それすら出来ませんでした。かつて黄金期を築いたマクラーレンとホンダですから、今はまだ試行錯誤の時。いつかはきっと、かつての輝きを取り戻す筈。それまで見守ってあげましょう、と言いたい所ですが現実はそんなに甘くありません。30年来のスポンサーだったタグ・ホイヤーが離脱。もちろん原因は成績の低迷にあることは言うまでもありません。他にもジョニー・ウォーカーやサンタンデール銀行も契約を打ち切る可能性が高いとも言われています。チャンピオン2人が戦ってコンストラクターズランキング9位、ていうか下から2番目という為体ですから無理もありませんね。「恥ずかしい」レースを強いられてきたアロンソとバトンもいい加減我慢の限界に達しているのではないでしょうか。恐らく、創設者のブルース・マクラーレンが事故死した時以来の重大な危機に瀕しているマクラーレン。チーム運営能力に長けたロン・デニスといえども、この危機を乗り切るには相当骨が折れることでしょう。ホンダの活躍を待ち望んでいる我々としては、ただ見守ることしか出来ない訳ですが。