F1の小部屋 NEO

F1のリザルトについてあれやこれや好き勝手にコメントしてみようと思います。レース終了後1週間以内に更新(目標)。

ROUND 5 SPANISH GP

2011年05月27日 23時00分10秒 | Weblog
1位 S.ベッテル レッドブル・ルノー
2位 L.ハミルトン マクラーレン・メルセデス
3位 J.バトン マクラーレン・メルセデス
4位 M.ウェーバー レッドブル・ルノー
5位 F.アロンソ フェラーリ
6位 M.シューマッハ メルセデスGP
7位 N.ロズベルグ メルセデスGP
8位 N.ハイドフェルド ロータス・ルノーGP
9位 S.ペレス ザウバー・フェラーリ
10位 小林可夢偉 ザウバー・フェラーリ

 スペインGPです。ベッテルまたも優勝、誰か止めて~(笑)っていうぐらいの快進撃です。ポールはウェーバー、久々にこれはイケるか?と、思われましたがスタートで地元パワーを炸裂させたアロンソが4番グリッドから先頭へジャンプアップ!。ウェーバーはベッテルにも先行され3番手に順位を落としました。先頭を走るアロンソですがペースが上がらず、後続のベッテル、ウェーバー、ハミルトンが僅差で続く展開。上位陣に順位の変動が見られたのは2回目のピットストップ。ベッテルが温存していた新品のソフトタイヤを使って猛烈にプッシュ。アロンソも翌周にピットインするもベッテルはおろか、ハミルトンにも先行されてしまいます。中盤はアロンソとウェーバーのバトルとなりますが、後方から追いついてきたバトンが何と2台とも抜き去ってしまいました。まさに、「バトン、ツエーーーー!」といった表現がピッタリでしたね(笑)。その後、アロンソはペースを上げることが出来ずに5位でフィニッシュ。不本意な成績で地元GPを終えることになりましたが、短い時間とはいえ地元のファンを沸かせてくれたので、内容としてはまずまずだったのではないでしょうか。終盤、ベッテルとハミルトンの熾烈な先頭争いが繰り広げられましたが、ハミルトンの猛烈な攻勢にもクレバーさを失わなかったベッテルが先頭でフィニッシュ!接戦を制しての今シーズン5勝目となりました。ところで、最近気が付いたのですが現在、F1を走っているドライバーに5人もタイトル経験者がいるというのはある意味凄いですね。ベッテル、ハミルトン、バトン、アロンソ、そしてシューマッハ。スゴい豪華キャストですヨ!スタローンやブルース・ウィリス、ジェット・リーらが出演したエクスペンダブルズといい勝負ができそうなぐらいの豪華さです(謎)。これだけの猛者を相手に勝ち続けているベッテルは本当に末恐ろしい若者だと思います。さすが、シューマッハに稽古をつけてもらっていただけのことはありますね。そのシューマッハは、もはや後のことはベッテルにバトンタッチしてしまったという感がありますが(汗)。さて、今週の可夢偉です。14番グリッドからのスタートでしたが、直後の混乱に巻き込まれ左リアタイヤがパンク。ピットインを余儀なくされ最後尾に沈み込みます。しかし、タイヤ交換してからの可夢偉の怒涛の追い上げは素晴らしく、ど根性で10位に入賞しました。一度最後尾に落ちてしまうあたり、前回のトルコGPと似た様な展開ですが、毎回怒涛の追い上げを見せているというのは冷静に考えると驚異的な事ではないでしょうか。少なからずリスクを伴うオーバーテイクを、レース中に何度も行う訳ですから。シングルグリッドでキチンとレースをしてくれたら、と思うとついつい次に期待せざるをえません。メキシコ人のチームメイト、ペレスの影響もあってかルチャスタイルがいよいよい板に付いてきた感のある可夢偉です。いやいや、これ格闘技ではありませんから!と冗談で書いたのですが、可夢偉の走りを見ているとあながち的外れではない気がしてきます。本当に「コイツ、何でもありか?」と思わせてくれますよね。本当にワクワクさせてくれるドライバーです。さて、次はF1カレンダーの中で最もテクニカルなモナコのモンテカルロ市街。ドライバーの度胸が試されるコースでもあります。可夢偉のルチャな走りに期待しましょう(笑)。

ROUND 4 TURKISH GP

2011年05月14日 01時41分04秒 | Weblog
1位 S.ベッテル レッドブル・ルノー
2位 M.ウェーバー レッドブル・ルノー
3位 F.アロンソ フェラーリ
4位 L.ハミルトン マクラーレン・メルセデス
5位 N.ロズベルグ メルセデスGP
6位 J.バトン マクラーレン・メルセデス
7位 N.ハイドフェルド ルノー
8位 V.ペトロフ ルノー
9位 S.ブエミ トロロッソ・フェラーリ
10位 小林可夢偉 ザウバー・フェラーリ

 さて、トルコGPです。レッドブル、今シーズン初のワンツーフィニッシュです。ベッテルはブッチギリのポール・トゥ・フィニッシュで圧勝。4戦中3勝ですって、凄いですね。もうチャンピオンはベッテルにほぼ決まった様なもの………、と言いたいところですが、2009年のバトンを思い出してみましょう。バトンは開幕から7戦中6勝を挙げました。誰もが「バトン、ツエーーー!」と賛嘆する傍ら、第8戦のイギリスGPから突如失速。それ以降は1勝もすることが出来ませんでした。バトンは辛くもタイトルを獲得することができましたが、ベッテルにも同じことが起こらないとは言い切れません。まあ、置かれた状況が全く違うので単純な比較は出来ませんけどね。何しろベッテルはディフェンディング・チャンピオンなのでプレッシャーはそんなに無いだろうし、資金の沃沢なレッドブルなので同じことが起こる可能性は低いと思います。バトンの場合は初タイトルのプレッシャーと、資金不足で開発が思う様に進まなかったブラウンの台所事情がありましたので。さて、2位はチームメイトのウェーバー。やっと調子を取り戻してきた感じがありますが、ベッテルに思いっ切り差をつけられてしまった様です。とはいえ、実力者のアロンソにバトルで打ち勝つなど、内容としては非常に濃いものとなっております。ベッテルの陰に隠れてその実力が過小評価されてしまいがちですが、まだまだ十分トップクラスの実力の持ち主で怖い存在といえるでしょう。さて、可夢偉ですが何と最後尾スタートから驚異的な10位入賞です。Q2とQ3を走らない分、タイヤを温存できたということもありますが、やはり可夢偉の技量によるとことが大きいでしょう。惜しむらくは、ブエミとの接触ですね。このアクシデントが原因でタイヤをパンクさせてしまいました。これが無ければ、さらに上位に食い込んでいたことは間違いありません。開幕戦はチームの不手際によるレギュレーション違反で失格処分となってしまっていますが、事実上の4戦連続入賞。新人のチームメイト、セルジオ・ペレスが開幕戦で可夢偉よりも上位で入賞したのは正直言ってショックでしたが、やはり4戦が経過して力の差がハッキリしてきた様に思います。ちなみに、ペレスはスポンサーとしてメキシコの通信事業の企業、テルメックスを持ち込んでザウバーのシートを獲得しました。このテルメックスの社長、カルロス・スリムという人物がフォーブス誌の長者番付ランキングであのビル・ゲイツを抜いて1位になったという、とんでもない大金持ちです。ていうか、ビル・ゲイツよりも金を持っている人間が存在するかも、ということすら考えることも及びませんでしたが。さて、そんなメキシコのルチャ野郎(ってプロレスかよw)を従えて我が道を行く感のある可夢偉です。何かと目立つ走りをしているので、関係者の目に止まり将来トップチームに移籍して、タイトル争いをしてくれるのではないかと思っています。フェラーリなんてどうですか?同じフェラーリエンジン繋がりということで。本家フェラーリのマッサよりも速く走っていることですし、トレード移籍で決定です(アヒャ)。何より、ラテン×関西のコラボというのを見てみたいと思います(笑)。