F1の小部屋 NEO

F1のリザルトについてあれやこれや好き勝手にコメントしてみようと思います。レース終了後1週間以内に更新(目標)。

2021 ROUND 17 UNITED STATES GP

2021年10月31日 08時22分42秒 | Weblog
1位 M.フェルスタッペン レッドブル・ホンダ
2位 L.ハミルトン メルセデスAMG
3位 S.ペレス レッドブル・ホンダ
4位 C.ルクレール フェラーリ
5位 D.リチャルド マクラーレン・メルセデス
6位 V.ボッタス メルセデスAMG
7位 C.サインツ フェラーリ
8位 L.ノリス マクラーレン・メルセデス
9位 角田裕毅 アルファタウリ・ホンダ
10位 S.ベッテル アストンマーチン・メルセデス

 アメリカGPです。スターティンググリッドはポールがフェルスタッペン。以下、ハミルトン、ペレス、ルクレール、サインツ、リチャルド、ノリス、ガスリー、ボッタスと続きます。タイトルを争っているフェルスタッペンとハミルトンがフロントロウに並んでいます。これは、スタートの競り合いが見ものですね。その後ろに目を移すとフェラーリ、マクラーレン勢の面々が。スタートはフェルスタッペンがホールショット、と思いきや、ハミルトンがインから伸びてきてフェルスタッペンに並びかけます。フェルスタッペンはイン側に寄ってブロックしますが、ハミルトンも譲らず。ピットレーンのラインを跨ぎつつもぎにターン1に飛び込みます。そして、立ち上がりではアウト側にいたフェルスタッペンがコース外へ押し出される形となりコースアウト。すぐにコースに復帰しますが、立ち上がりの加速が鈍ったところにチームメイトのペレスが被せてきます。が、ペレスもターン2の立ち上がりで苦しくなったのか、すぐにフェルスタッペンを先行させます。レッドブルのチームメイトの小競り合いを尻目にリードを拡げにかかるハミルトン。とはいえ、それほど差は広がってはおりません。しかし、フェルスタッペンはハミルトンに接近して走行を続けていた為、タイヤがタレ始めていました。ここで、フェルスタッペンはアンダーカットを仕掛けます。予定より10周早くピットイン。続いてチームメイトのペレスもピットインしてアンダーカットを狙います。これで、ハミルトンもピットインせざるを得なくなりフェルスタッペンが首位に立ちます。49周目、2番手を走行するハミルトン。首位フェルスタッペンとの差を詰めてきました。S字が続くテクニカルセクションをもの凄い勢いで通過していきます。これはもう、フェルスタッペンの背後に迫るのは時間の問題ですね(汗)。ファイナルラップ、ラップマーカーに引っかかっている隙にフェルスタッペンとハミルトンの差は0.8秒まで縮まります。フェルスタッペン風前の灯か?しかし、フェルスタッペンもペースを上げ、再びギャップを1秒以上に拡げます。”UNBLEAVABLE,HA HA!”そして、フェルスタッペンがそのままフィニッシュ。ドライバーランキングでも12ポイントに差を拡げました。2016年にニコ・ロズベルグがタイトルを獲って以来、圧倒的な強さでシーズンを席巻してきたハミルトン。今シーズン、フェルスタッペンにリードを許していますが、自身、ここまで苦しめられるとは思っていなかったでしょう。メルセデスは開発を来シーズンのマシンに注力している訳ですが、そのツケが回ってきたのでしょうか?ともあれ、今後のタイトル争い、増々目が離せなくなってきました。

2021 ROUND 16 TURKISH GP

2021年10月17日 04時14分08秒 | Weblog
1位 V.ボッタス メルセデスAMG
2位 M.フェルスタッペン レッドブル・ホンダ
3位 S.ペレス レッドブル・ホンダ
4位 C.ルクレール フェラーリ
5位 L.ハミルトン メルセデスAMG
6位 P.ガスリー アルファタウリ・ホンダ
7位 L.ノリス マクラーレン・メルセデス
8位 C.サインツ フェラーリ
9位 L.ストロール アストンマーチン・メルセデス
10位 E.オコン アルピーヌ・ルノーー

 トルコGPです。スターティンググリッドはポールがボッタス。以下、フェルスタッペン、ルクレール、ガスリー、アロンソ、ペレス、ノリス、ストロール、角田裕毅と続きます。今シーズン限りでメルセデスからの放出が決まっているボッタスがポール。角田裕毅が久々のシングルグリッド獲得と期待を抱かせます。尚、ハミルトンはトップタイムだったものの、パワーユニット交換のペナルティにより10グリッド降格、11番グリッドからのスタートとなっております。決勝レースですが、コンディションは朝から降っていた小雨は上がってはいるものの、空は薄暗く路面はウェット。スタートは水煙が上がる中、ポールのボッタスが上手く決めホールショット。後方では、ターン1の侵入でペレス、ガスリー、アロンソが3ワイド。ガスリーと接触したアロンソはコースアウト、17番手まで後退します。35周目、ハミルトンがバックストレートでペレスに迫ります。ターン12でイン側でブロックするペレスに対し、アウト側からハミルトンが侵入。しかし、ペレスも譲らず、ターン12からターン14の最終コーナーにかけて左→右→左と続くテクニカルセクションなのですが、サイドバイサイドのままメインストレートを立ち上がってきます。そして、ターン1でもペレスがイン側に侵入してブロックラインを堅持、ハミルトンを抑え切りました。46周目、最終コーナーでボッタスがルクレールの背後に着きます。メインストレートでDRSを使い、一気にオーバーテイク、と思いきや、意外とストレートの速いフェラーリ。そう簡単にボッタスを前に行かせません。意外と苦戦を強いられたボッタス、ギリギリでターン1に飛び込みオーバーテイク。”COME ON VALTTERI!”タイヤ交換で一時的に順位を落としていましたが、首位に返り咲きです。51周目、ターン10を立ち上がってきたペレス、バックストレートでルクレールに一気に迫ります。イン側にブロックラインをとるルクレールですが、ペレスはアウト側からスルッとオーバーテイク。3番手にジャンプアップ。これで、レッドブル、2-3体制です。52周目、タイヤ交換したハミルトンがルクレールに迫ります。しかし、これ以上ポジションを落とす訳にはいかないルクレール。逃げ切って何とか4位を確保します。そして、レースの方はボッタスがトップチェッカー。今シーズン初勝利です。これで、メルセデスに移籍して以来、毎シーズン優勝していることになりますね。昨シーズン、サヒールGPでハミルトンの代役として走ったラッセルが大活躍して以来、表情に苦悩を滲ませていたボッタス。ですが、今回トルコGPでの勝利で自信を取り戻したのか、明るい表情になりましたね。すでに、メルセデスからの放出は決まっていますが、この調子なら移籍先のアルファロメオでも活躍できるんじゃないでしょうか。2位はフェルスタッペン、3位はペレスとレッドブルが2-3フィニッシュ。日の丸カラーのレーシングスーツでポディウムに登壇です。さて、この日の丸カラーですが、ホンダのワークス活動最後のシーズンとなるので、レッドブルが感謝の気持ちを込めて提案したとのことです。レッドブルも粋なことをしますね。本来は日本GPでお披露目する筈だったのですが、コロナの世界的パンデミックにより日本GPが中止。本来日本GPを開催していた日程の今週に合わせて日の丸カラーの採用に相成ったという訳です。ふと思ったのですが、シーズン途中でカラーリングを変更してもいいのか?とも思ったのですが、「同一チームのマシンは単一のカラーリングでなければならない」というレギュレーションに引っかからないので大丈夫なのでしょう。余談になりますが、以前、BARというチームがスポンサーの商品であるタバコ、ラッキーストライクと555のカラーリングを2台のマシンに別々に施そうとしたところ、先のレギュレーションに抵触することになり敢え無く断念。苦肉の策として、マシンの左右半分ずつ分けてカラーリングするという手段に打って出ることに。アイデア的には画期的でしたが、いかんせん見た目が奇抜に映ってしまい不評を買ってしまいました。別名「あしゅら男爵」と呼ばれていました(爆)。ネタが古過ぎてすいません(汗)。殆どFIAへのあてつけとしか思えませんが、この様なカラーリングが存在していたということも、覚えておいても悪くはないと思いますよ?

2021 ROUND 15 RUSSIAN GP

2021年10月03日 08時23分40秒 | Weblog
1位 L.ハミルトン メルセデスAMG
2位 M.フェルスタッペン レッドブル・ホンダ
3位 C.サインツ フェラーリ
4位 D.リチャルド マクラーレン・メルセデス
5位 V.ボッタス メルセデスAMG
6位 F.アロンソ アルピーヌ・ルノー
7位 L.ノリス マクラーレン・メルセデス
8位 K.ライコネン アルファロメオ・フェラーリ
9位 S.ペレス レッドブル・ホンダ
10位 G.ラッセル ウイリアムズ・メルセデス

 ロシアGPです。スターティンググリッドはポールがノリス。以下、サインツ、ラッセル、ハミルトン、リチャルド、アロンソと続きます………。何だってー?ノリスがポールですよ!雨で波乱の展開となった予選をノリスが制しました。そして、もう一人注目なのが3番グリッドのラッセル。非力なウイリアムズのマシンで、来シーズンチームメイトになるハミルトンを凌駕しています。ハミルトンとしてもこれは心中穏やかざるものがあるでしょう。スタートはノリスが無難にダッシュ、直角コーナーのターン2に向かいます。ノリスの後ろにはサインツが着いており、トウを使ってターン2にノリスのアウト側から侵入、ブレーキをロックさせつつも首位に躍り出ます。アロンソはラッセルに追突しそうになり行き場を失いコースアウト。ターン3をショートカットしコースに復帰します。2周目、左に大きく回り込むターン3でハミルトンがアウト側からアロンソに並びかけます。そして、右直角コーナーのターン4でイン側からオーバーテイク。6番手にジャンプアップです。13周目、バックストレートでノリスがサインツの後方でDRSを使い一気に加速。ズバッと前に出てターン13でオーバーテイク、先頭に返り咲きです。47周目、首位を行くノリスにハミルトンが迫ってきました。その差はわずかコンマ6秒と完全に射程距離内に入っています。そして、ここで運命のイタズラか、雨が降ってきます。足元をすくわれ大きくコースアウトするノリス。その隙にハミルトンは一気に差を詰めてきますが、足元がすくわれるのはハミルトンとて同じこと。首位争いの2台は雨が強まる中、不毛な意地の張り合いへと突入していきます。そして、その均衡を破ったのはハミルトン。先にインターミディエイトに履き替えていたボッタスの様子をみて、ハミルトンもチームの指示でピットイン。ラスト4周で20秒差を追いかけます。51周目、雨足が強まる中、ノリスはターン5で止まり切れずコースアウト。インターミディエイトに履き替えたハミルトンに首位を明け渡します。そして、ハミルトンがこの勢いのままトップチェッカー。自身のキャリア通算100勝目となる記念すべき勝利を挙げました。2位はフェルスタッペン。最後尾スタートながらボッタスの助けもあり(?)着々とジャンプアップ。ハミルトンに勝利は譲ったものの、選手権でのダメージは最小限にとどめました。それにしてもボッタス、フェルスタッペンのことをやけにアッサリ前に行かせましたが、来シーズンは違うチームで走るので「もう義理立てする必要は無いや」とでも思ってしまったのでしょうか。そして、7位は傷心のノリス。ポールポジションからスタート。序盤サインツに首位を奪われるものの、すぐに首位を奪い返しました。終盤ハミルトンに迫られるも首位を快走。雨が降り出してからも何とか首位を守り抜きました。しかし、インターミディエイトに履き替えたハミルトンに首位を奪われ、その後は順位をズルズルと落とし結果7位に。首位争いをしている、まさにその時に雨が降り出した訳ですが、あの状況ならドライバーの心理としてタイヤ交換の選択肢は無いでしょう。その点メルセデスは上手くやりましたね。タイヤ交換を拒むハミルトンでしたが、先にタイヤ交換をしていたボッタスのパフォーマンスを引き合いにハミルトンの説得に成功。結果、ハミルトンの勝利に結びついた訳です。今回の勝利はメルセデスのチーム力によるものといえるでしょう。ノリスにとっては非常に残念な結果となってしまいましたが、今回の走りでドライバーとしての株を上げたのは間違いありません。初勝利の時まで精進を重ねて欲しいと思います。