F1の小部屋 NEO

F1のリザルトについてあれやこれや好き勝手にコメントしてみようと思います。レース終了後1週間以内に更新(目標)。

ROUND 11 EUROPEAN GP

2009年08月27日 22時04分04秒 | Weblog
1位 R.バリチェロ ブラウン・メルセデス
2位 L.ハミルトン マクラーレン・メルセデス
3位 K.ライコネン フェラーリ
4位 H.コバライネン マクラーレン・メルセデス
5位 N.ロズベルグ ウイリアムズ・トヨタ
6位 F.アロンソ ルノー
7位 J.バトン トヨタ ブラウン・メルセデス
8位 R.クビサ BMWザウバー

 天才は忘れた頃にやってくる。えっ、「天才」じゃなくて「天災」の間違いじゃないかって?いえいえ、これでいいんですヨ。昔、TVのCMで出てきたフレーズなのですが、何のCMだったのか思い出せません(汗)。子供が鼻と上唇の間に鉛筆を挟んで何かを悩んでいた映像は覚えているのですが………。またもや古いネタを引っ張り出してきてすいません(滝汗)。で、何故この様な話をしているのかといいますと、勿論バリチェロですヨ!もはやブラウンGPでのナンバーツーが確立されてしまった感のあったバリチェロが優勝!いや~、スバラシイ!今まで、ポチだの飼い犬だの、散々言われてきましたが(散々言ってるのはオメーじゃねえかという気が)、ついにもう一花咲かせることができました。今まではバトンの前を走っていても「隠れチームオーダー」のせいでピットインの時に、「こっそり」順位を入れ替えられてしまうということが多々ありましたが、今回はイジワルされずに勝たせて貰った様です(爆)。バリチェロは、いまだレース参戦数歴代1位の記録を更新中なのですが、ここまでキャリアを積んだ上で勝ってしまうなんて芸当は、パトレーゼ(バリチェロに抜かれるまで歴代1位の記録を持っていました)でも出来なかったこと。ひょっとして、これは最年長の優勝記録ではないでしょうか(爆)。今回の優勝は5年振りだそうで、本人も勝利の美酒の味をすっかり忘れていた筈。まさに忘れた頃にやってきたバリチェロ!天才くん!さりげなく、この優勝でランキング2位に浮上です。さて、今回2位表彰台になったのはハミルトン。ポールポジションスタートながら、ピットクルーのミスのせいで優勝を逃してしまうという憂き目に。タイヤ交換の為にピットインしたものの肝心のタイヤは準備されておらず。何だってー?この隙にバリチェロはファステスト・ラップを連発し、まんまとハミルトンの前に出てしまいましたとさ。この後、ハミルトンはバリチェロの前に出ることはかなわず、その順位のままフィニッシュ。実にマクラーレンらしからぬミスで勝利を逃してしまいました。さて、ランキングトップのバトンですが、今回も実に終始地味な展開に終わっております。7位入賞で2ポイントのみゲットですが、レッドブル勢が全滅したおかげでリードを保つことができました。さて、この数戦の展開に注目するとバリチェロがバトンの前を走ることが多くなっています。これは夏の暑さが厳しくなってからなんですね。そこで、自分は一つの仮説を立てました。暑い時のBGP001の特性が、バリチェロのドライビングスタイルに合っているのではないかと。つまり夏の暑さが厳しいうちはバリチェロが先行しますが、涼しくなってからバトンが復活してくる様な気がします。開幕7連勝してきたバトンがそう簡単にプレッシャーに潰されるとは考えられません。モナコGPでの堂々とした勝ち方をみればそれは明らかです。さて、今回のバリチェロの勝利はブラウンGPにとって、実に喜ばしいものになると思います。「隠れチームオーダー」のせいでバリチェロを中心に渦巻いていた不協和音が無くなるのではないかということ。ただでさえ、成績が落ち込んできたところにバリチェロの不協和音があったせいで、チームの雰囲気はかなり暗くなっていたに違いありません。今回の勝利で、バリチェロが持っていた「勝たせてもらえない」というチームに対する疑いは取り除かれることでしょう。障害がひとつ取り除かれることになるであろうブラウンGP。涼しくなってからが、タイトル争いの本番になるに違いありません。今後のバトンのパフォーマンスに注目です(外れたらゴメンなさい。爆)。