F1の小部屋 NEO

F1のリザルトについてあれやこれや好き勝手にコメントしてみようと思います。レース終了後1週間以内に更新(目標)。

2022 ROUND 6 SPANISH GP

2022年05月29日 08時21分04秒 | Weblog
1位 M.フェルスタッペン レッドブル
2位 S.ペレス レッドブル
3位 G.ラッセル メルセデスAMG
4位 C.サインツ フェラーリ
5位 L.ハミルトン メルセデスAMG
6位 V.ボッタス アルファロメオ・フェラーリ
7位 E.オコン アルピーヌ・ルノー
8位 L.ノリス マクラーレン・メルセデス
9位 F.アロンソ アルピーヌ・ルノー
10位 角田裕毅 アルファタウリ・レッドブル

 スペインGPです。スターティンググリッドはポールがルクレール。以下、フェルスタッペン、サインツ、ラッセル、ペレス、ハミルトン、ボッタス、マグヌッセン、リチャルド、ミック・シューマッハと続きます。フェラーリとレッドブルの争いにラッセルが割り込んだ格好となっております。スタートはポールのルクレールがすぐ様イン側にマシンを寄せ、背後のフェルスタッペンを牽制します。行き場を失ったフェルスタッペンは加速が鈍り、ルクレールにアタックを仕掛けることが出来ません。ホールショットを獲ったルクレールを先頭にターン1を後続のマシンが続々と通過していきます。後方ではターン5手前でハミルトンがマシンを振ってサインツに揺さ振りをかけます。そこに隙ありとみたか、マグヌッセンがアウト側からハミルトンに被せてきました。果たして両車は接触。マグヌッセンは弾き出されてコースアウト。両車ともマシンにダメージを負った為緊急ピットインを強いられました。最後尾に後退します。7周目、ターン4でサインツがスピン。コースアウトするものの、何とか復帰します。9周目、フェルスタッペンが同じくターン4でスピン、コースアウト。こちらも何とかコースに復帰。戦列に戻ります。この両者のスピンは後方からの追い風の影響によるものと思われます。なるほど、走行中ならともかく、ブレーキング時には追い風の影響を受けるかもしれませんね。27周目、単独首位を走行していたルクレールが突如スピードダウン。どうやらエンジントラブルの様です。選手権争いをフェルスタッペンと戦う上で何としても優勝が欲しかったルクレール、これは痛いですね。そして、レースの方はフェルスタッペンが激しい追い上げでトップチェッカー。2位はペレス。チームオーダーの発令でフェルスタッペンを先行させるという苦渋の決断を強いられましたが、難敵ラッセルを攻略するなど存在感を感じさせる走りでした。3位はラッセル。攻め立てるフェルスタッペンを巧みなブロックで最後まで前に出すことはありませんでした。ルクレールがリタイアした後は、事実上の首位争いとなったフェルスタッペンとのバトル。並々ならぬ存在感を放つこの男、やはりタダ者ではありませんね。

2022 ROUND 5 MIAMI GP

2022年05月15日 08時50分00秒 | Weblog
1位 M.フェルスタッペン レッドブル
2位 C.ルクレール フェラーリ
3位 C.サインツ フェラーリ
4位 S.ペレス レッドブル
5位 G.ラッセル メルセデスAMG
6位 L.ハミルトン メルセデスAMG
7位 V.ボッタス アルファロメオ・フェラーリ
8位 E.オコン アルピーヌ・ルノー
9位 A.アルボン ウイリアムズ・メルセデス
10位 L.ストロール アストンマーチン・メルセデス

 マイアミGPです。初開催です。ひょっとすると、マイアミでバイスしていた人もいるんじゃないでしょうか?(懐かしい)それはさておき、何とアメリカのリゾート地にサーキットを建設してしまいました。てっきり、ロングビーチの様にストリートにコースを設置するものだと思っていましたが。サーキット・オブ・ジ・アメリカズに続き、新たにサーキットを建設。そこまでしてアメリカでF1を開催するということは、アメリカでのF1熱が盛り上がっているということなのでしょう。アメリカのモータースポーツといえばインディーカーが有名ですが他にもNASCARという強力なライバルがいます。どちらも、F1とは大きくテイストを異にします。アメリカのレースはお爺ちゃんが孫を連れて一緒に観に行ったり、ビールを飲みながら観戦するとか、メジャーやアメフトを観戦するのと同じノリなのです。それに対して、F1は一部の熱狂的なファンが観に行くというイメージがあり、野球やサッカーに比べると敷居が高いというのも事実です。それでも、アメリカでF1が盛り上がっているということはファンサービスの努力の賜物なのでしょう。さて、スターティンググリッドですが、ポールはルクレール。以下、サインツ、フェルスタッペン、ペレス、ボッタス、ハミルトン、ガスリー、ノリス、角田裕毅、ストロールと続きます。フロントロウはフェラーリ勢、セカンドロウにレッドブル勢が続きます。5番グリッドはかつての僚友、ハミルトンを退けてボッタスが続きます。誰がこの展開を予想したでしょうか。メルセデスを離脱して落ち目になると思われていたボッタス、今シーズン大活躍です。スタートはフロントロウのフェラーリ2台が並んでダッシュ、と思いきやアウト側からフェルスタッペンが伸びてきて、スッとペレスの横に並びました。そして、切り返しのターン2でペレスの前に出ます。フェルスタッペン、フェラーリの間に割って入りました。“I’VE BEEN HIT FROM BEHIND.”後方ではターン2でペレスとボッタスに行く手を阻まれてモタついたハミルトンの左リアに、スタートダッシュでジャンプアップしてきたアロンソが接触。互いに大きなダメージは無く、そのまま走行を続けます。3周目、ターン8を立ち上がったハミルトンはターン9からターン10にかけてアロンソの背後に着き、ターン11手前でアロンソの前に出ます。先程ぶつけてきたアロンソに対してリベンジです。8周目、最終コーナーを立ち上がって、メインスタンド前でルクレールの後ろに着くフェルスタッペン。ターン1でオーバーテイク、首位に立ちました。41周目、スロー走行していたガスリーにノリスが接触。ノリスはマシンが浮く程激しくスピンしてコース中央にストップしました。幸いノリスはどこにむぶつからず、外れたタイヤはコースサイドを転がり続けていますが、他に接触したマシンは無く、皆避けていきます。このアクシデントによりセーフティーカーの導入です。そして、46周目にレース再開。リスタート時、ターン1でサインツが後方のペレスを警戒してイン側にマシンを振って警戒、ポジションを守ります。55周目、ターン10でイン側でブロックしているハミルトンをラッセルがターン11の直角コーナーでオーバーテイク、5位にジャンプアップです。先輩ドライバーを何の迷いも無く抜き去りました。何とも、ラッセルらしいふてぶてしさを感じますね(褒めてますよ?)。そして、レースの方はフェルスタッペンがルクレールを抑え切ってトップチェッカー。ドライバー選手権でのポイント差を更に詰めることに成功しました。レッドブルとフェラーリのマッチレースの様相を呈した今回のマイアミGP。次世代を担うであろうフェルスタッペンとルクレールが選手権争いをリードしています。ここにラッセルも絡んでくると面白くなりそうなんですがね。残念ながら今シーズンのメルセデスは、レッドブルとフェラーリの速さについていけていません。ハミルトンにいたっては、同僚のラッセルの後塵を拝しており、とても8度目のタイトルを狙えそうにない状態。昨シーズンまでの流がひっくり返って、混沌とした状況の今シーズンとなっております。昨シーズン、最終戦のアブダビGP。そのファイナルラップでフェルスタッペンがハミルトンに引導を渡した格好になったといってもいいでしょうか。モチベーションを失ってしまったのか、全く精彩を欠いているハミルトン。今後はフェルスタッペンとルクレールを中心に選手権争いが続いて行くのは確かな様です。

2022 ROUND 4 EMILIA ROMAGNA GP

2022年05月01日 06時37分41秒 | Weblog
1位 M.フェルスタッペン レッドブル
2位 S.ペレス レッドブル
3位 L.ノリス マクラーレン・メルセデス
4位 G.ラッセル メルセデスAMG
5位 V.ボッタス アルファロメオ・フェラーリ
6位 C.ルクレール フェラーリ
7位 角田裕毅 アルファタウリ・レッドブル
8位 S.ベッテル アストンマーチン・メルセデス
9位 Kマグヌッセン.ハース・フェラーリ
10位 L.ストロール アストンマーチン・メルセデス

 サンマリノGPです。と、言いたいところですが、エミリア・ロマーニャGPです。イモラはエミリア=ロマーニャ州にあるサーキット。2006年までは、サンマリノ共和国の名前を借りてモンツァと合わせてイタリア国内で2回開催していました。まあ、そのサンマリノ共和国もイタリアの領内にある小国なんですけどね。主な産業は観光ですが、切手なんかも有名ですね。コレクター向けに発行しているので一定の収入がある様です。2007年以降は、1シーズンにつき1国1回開催という原則が徹底されることになったので、サンマリノGPは開催されなくなりました。そして、2020年、コロナ禍によりエミリア・ロマーニャGPの名前で復活することになったのです。スターティンググリッドですが、ポールがフェルスタッペン、以下ルクレール、ペレス、サインツ、ノリス、リチャルド、ボッタス、マグヌッセン、アロンソ、ミック・シューマッハと続きます。1番~4番グリッドをレッドブルとフェラーリで分け合っており、その後にマクラーレンの2台が続いております。そして、好調のハースの2台ともQ3進出。今シーズンはフェラーリエンジンの出来が良さそうですね。決勝レースのコンディションはウェット。昼過ぎに降った雨は上がったものの、路面はウェットのままという状況です。スタートはアウト側のポールのフェルスタッペンの出だしが良くホールショット。一方イン側のルクレールは出遅れ、タンブレロ到達時点では4番手にまで下がりました。後方ではサインツがリチャルドに押し出されコースアウト。グラベルにはまりそのままリタイアとなります。2戦連続でグラベルの餌食になったサインツ、これは何とも悔しい終わり方ですね。オープニングラップでいきなり、ふがいない姿を晒すフェラーリにティフォシ達は落胆の色を隠せません。8周目、メインストレートでノリスの後ろに着けたルクレール、インに入りタンブレロでズバッとオーバーテイク、3番手にジャンプアップです。スタートで出遅れた分を回収しにきました。反撃の狼煙を上げたルクレールにティフォシ達は早くも盛り上がりを見せております。19周目、ペレスがピットイン。翌20周目にはルクレールがピットイン。ペレスの前でコースに戻りオーバーカット成功か?と思ったのも束の間、ルクレールのタイヤの温度が上がり切っていないのを見るや、ペレスはビルヌーブでズバッとオーバーテイク、ポジションを取り戻します。一方では、ハミルトンがタイヤ交換を終えてピットレーンを走行しますが、オコンが直進してくるハミルトンに被せる様な形でピットレーンに侵入してきました。数メートル程2台のマシンは並走しますが、ハミルトンが引いてオコンが前に。ヒヤリとする場面でしたね。ヒヤリハットどころか、一般道だったらあおり運転に発展しかねない状況ですよ?ピットレーンでアクシデントが起こると、人が密集しているので大事に至る場合が予想されるので気を付けて欲しいところですね。尚、オコンには5秒加算のタイムペナルティーが科せられております。53周目、3番手を快走するルクレールがバリアンテ・アルタで縁石に深く乗り過ぎたのか、縁石の上で大きく挙動を乱してスピン、コースアウトしてウォール後ろ向きのまま横からヒットしました。雨は上がっている為、路面はライン上はほぼ乾いていますが、まだまだ油断できない状況の様です。幸い、スピードの出るコーナーでは無かったので、すぐ様コースに復帰しました。しかし、ウィングにダメージを負った影響でピットインを余儀なくされます。これで、ルクレールは大きく後退することになりました。59周目、メインストレートでベッテルの横に並んだルクレールはタンブレロで前に出ます。ウイングを交換してコースに復帰したルクレール、7番手までポジションを挽回しました。そして、レースの方はフェルスタッペンがブッチギリのトップチェッカー。ペレスもこれに続きレッドブルのワンツーです。レッドブルのワンツーは2016年にマレーシアGPで達成したリチャルドとフェルスタッペンの時以来、約6年振りということです。レッドブルは毎シーズン、コンスタントに何勝かは挙げていたのでワンツーが無かったというのは意外な感じがしますね。フェルスタッペンが優勝したことで選手権争いでルクレールとの差は詰まりましたが、ルクレールが挽回、6位に入賞したことでダメージは最小限にとどめたといっていいでしょう。7位には角田裕毅が入りました。難しい路面状況の中、マグヌッセンやベッテルをオーバーテイクするシーンは国際映像でも、しっかりと映っていました。関係者の注目も集め、かなり評価が上がった様ですね。小林可夢偉以来の日本人F1ドライバーとなる角田裕毅は、戦えるドライバーです。1年間経験を積んで確実に成長したんじゃないでしょうか。今シーズンは日本GPが開催されるのでこれは期待するしかありませんね。ちょいと気が早いですが(笑)。