F1の小部屋 NEO

F1のリザルトについてあれやこれや好き勝手にコメントしてみようと思います。レース終了後1週間以内に更新(目標)。

ROUND 4 CHINESE GP

2014年04月26日 07時26分57秒 | Weblog
1位 L.ハミルトン メルセデスAMG
2位 N.ロズベルグ メルセデスAMG
3位 F.アロンソ フェラーリ
4位 D.リチャルド レッドブル・ルノー
5位 S.ベッテル レッドブル・ルノー
6位 N.ヒュルケンベルグ フォースインディア・メルセデス
7位 V.ボッタス ウイリアムズ・メルセデス
8位 K.ライコネン フェラーリ
9位 S.ペレス フォースインディア・メルセデス
10位 D.クビアト トロロッソ・ルノー

 中国GPです。ハミルトン3連勝、メルセデス4連勝です。強い、強過ぎです。まるで2009年のブラウンを見ている様です………、ってチームの母体は同じでしたね(メルセデスがブラウンを買収。現在に至ります)。ブラウンの場合はライバルが追い付いてきたことや、気温が低いとマシンのパフォーマンスに陰りがみられる等の理由で、第8戦のイギリスGP以降、大きく調子を崩しましたが後半の4つどもえの戦いを制して、からくもバトンがタイトルを獲得しています。現在のメルセデスの勢いは、調子が落ち込む予兆など微塵も感じさせません。ブラウンの場合と違って資金が豊富なので開発に力を注ぐことが出来るということもあり、そう簡単に他チームの追撃を受けるということも考えにくいです。尚、ハミルトン3連勝ですが以外にもランキングでは、まだロズベルグが1位です。ハミルトン3連勝の影に隠れていますが、こちらも3連続で2位入賞。長いシーズンを戦う上では、この様にポイントの取りこぼしを無くすのが重要となってきますね。3位には久々表彰台のアロンソです。アロンソだけでなくフェラーリにとっても久々の表彰台となりました。元王者2人によるラインナップで注目されていましたが思わぬ不振をかこっています。この不振の責任を取らされて、チーム代表のステファノ・ドメニカリが更迭される等チーム内の状況も穏やかではありません。とはいえ、フォースインディアやウイリアムズに後れを取っているのでは、それも致し方ないとはいえ厳しい処分ですね。さて、不振をかこっているもうひとつのトップチームはレッドブル。優勝はおろか最高位はオーストラリアGPでのリチャルドの2位です。しかも、このリザルトは燃料使用量規定違反により除外されています。昨シーズン破竹の勢いでシーズンを席巻したのが、今シーズンは予想外の大不振です。そして、もっと予想外だったのがリチャルドの健闘ですね。チームメイトのベッテルに対して3勝1敗。ランキングではベッテルの方が上ですが、リチャルドが開幕戦で失格になったポイントを考慮すると順位は逆転します。昨シーズンのマシンの出来が良過ぎたので、ベッテルは新レギュレーションのマシンに困惑しているんじゃないでしょうか。対してリチャルドは今シーズン移籍してきたばかりなので、先入観を持たずにフレッシュな気持ちで1からマシンを理解することができる、ということなのでしょう。世代交代とまでは言えませんが、次世代が台頭してきたのは間違いありません。ヒュルケンベルグやボッタスなどは次世代のドライバーの中でも躍進著しいと思います。新人ながら地道にポイントを重ねるクビアトも怖い存在です。まあ、自分が注目しているのはベッテルがいつ復活するのか、ということなんですけどね。仮にも4シーズン連続で王者になったドライバーがいつまでも不甲斐ない為体でいる訳はありません。イライラが募っているのか、チームの無線に対して「おあいにくさま」などと返したり(リチャルドに進路を譲る様要求された時)していますが、この辺の態度は相変わらずといった感じですね。移籍してきたばかりの新入りが、仮にも現役王者である自分よりも好成績を出しているとなれば、面白くもないのは判らなくも無いですが。メルセデスとのスピード差を見る限り、5シーズン連続王者への道は既に赤信号が点灯している、といってもいい状態です。当の本人も、まさかこんな状況になるとは思ってもいなかったでしょうね。まさに下剋上いった様相を呈している今シーズンのF1グランプリ。このままシーズン終了までメルセデスが突っ走るんでしょうか?

ROUND 3 BAHRAINI GP

2014年04月11日 23時22分02秒 | Weblog
1位 L.ハミルトン メルセデスAMG
2位 N.ロズベルグ メルセデスAMG
3位 S.ペレス フォースインディア・メルセデス
4位 D.リチャルド レッドブル・ルノー
5位 N.ヒュルケンベルグ フォースインディア・メルセデス
6位 S.ベッテル レッドブル・ルノー
7位 F.マッサ ウイリアムズ・メルセデス
8位 V.ボッタス ウイリアムズ・メルセデス
9位 F.アロンソ フェラーリ
10位 K.ライコネン フェラーリ

 ダブルヘッダーの第2戦目、バーレーンGPです。メルセデス3連勝。そして、ハミルトンが2連勝です。今回はスタートからフィニッシュまで、終始メルセデスの2台がレースをリードする展開となりました。2番手グリッドのハミルトンはスタートで、ポールのロズベルグのインを奪って先頭に立ちレースの主導権を握ります。メルセデス勢は1周につき2~3秒速い(!)ペースで3位以下を引き離していきます。もう完全に別次元で他のマシンが入る余地がありませんね(汗)。そしてレース終盤、この2台によるバトルが熾烈を極めます。先頭、ミディアムのハミルトンに対して、ソフトを履くロズベルグは再三ハミルトンを攻めたてます。しかし、巧みなラインワークでロズベルグのアタックをかわすハミルトン。結果、ハミルトンはポジションを守り抜き先頭でチェッカー、前回のマレーシアに続き2連勝となりました。今シーズン初ポールポジションだったロズベルグは2位。熾烈なバトルをフェアに戦い抜いたこの2人。レース後、互いの健闘を称え合っていたのが印象的でした。カート時代にチームメイト同士だったということもあり、その称え合っている様はカートドライバーの少年の様でもあり、F1マシンによるポジション争いもまるでレーシングカート同士でバトルでもをしている様な、そんな錯覚に陥る位、楽しんでいる様子でした。カート時代のチームメイトがF1にステップアップしてバトルを繰り広げる。実に羨ましい限りです。2人のバトルを見ていたチーム代表のトト・ヴォルフは冷や汗ものだったでしょうがね(苦笑)。3位表彰台にはペレス。昨シーズン、マクラーレンに移籍して活躍を期待されましたが、次のシーズンにレギュレーション大変更があるにも関わらず、完全新設計!マクラーレンMP4/28の出来の悪さに泣かされ、チームメイトのバトン共々パッとした成績が残せませんでした。2012年イタリアGP以来、久々の表彰台です。ペレスもメルセデス勢同様チームメイト同士でバトルを繰り広げていました。そのチームメイトのヒュルケンベルグも5位。フォースインディア、ダブル入賞です。今シーズンはプライベーターの活躍が目立っています。憶測ですが、ワークスチームはシャーシの他、エンジンも開発しなければならないので双方の対応に追われているのではないでしょうか。加えて今シーズンのエンジンは補機類等の機構が複雑で、トラブル原因の追及にも時間がかかる始末(バラして全てのセンサーをチェックしてから原因の追究をする等)。反面、プライベーターはシャーシの開発に専念出来るので、シャーシとエンジンを開発しなくてはならないワークスチームに対してアドバンテージを築くことができる、ということなんじゃないでしょうか。元々フォースインディアは開発力に定評あるチーム。そのチームがシャーシ開発に注力すれば速くなるのは当然ですね。

ROUND 2 MALAYSIAN GP

2014年04月05日 01時50分24秒 | Weblog
1位 L.ハミルトン メルセデスAMG
2位 N.ロズベルグ メルセデスAMG
3位 S.ベッテル レッドブル・ルノー
4位 F.アロンソ フェラーリ
5位 N.ヒュルケンベルグ フォースインディア・メルセデス
6位 J.バトン マクラーレン・メルセデス
7位 F.マッサ ウイリアムズ・メルセデス
8位 V.ボッタス ウイリアムズ・メルセデス
9位 K.マグヌッセン マクラーレン・メルセデス
10位 D.クビアト トロロッソ・ルノー

 マレーシアGPです。何と前回に引き続きメルセデスが勝ちました。但し、今回勝ったのはハミルトン。しかも2戦連続のポールポジションです。メルセデスはテストの時から好調だったのですが、それがフロックでなかったというのが証明された形となりました。ポールポジションからスタートしたハミルトンは2番手のロズベルグ、3番手のベッテルらを引き離して独走態勢に持ち込みます。ピットストップも卒なくこなしブッチギリでフィニッシュ。チームメイトのロズベルグにも17秒もの大差をつけています。前回優勝したロズベルグはドヤ顔でしたが、今回はハミルトンに完敗。ともあれ、今後のメルセデスからは目を離せそうにないですね。3位表彰台はベッテル。開幕戦は信じられない位の不調で、前シーズンから続いていた連勝記録も9でストップ。散々な結果でしたが、今回は結果が好転。完調ではないとはいえやはりベッテル、怖い存在といえそうです。7位にはマッサ、8位にはボッタスとウイリアムズは2台揃って入賞、ヤッター!と喜びたいところですが、チームの雰囲気はかなりビミョー。それもその筈、マッサがチームオーダーを無視して、ボッタスを抑え込んでいたからなのです。その時7番手を走っていたマッサは後方から追い上げてきたボッタスに追いつかれます。この時点でチームはマッサに無線でこう指示を出しました。「バルテリ(ボッタス)の方が君より速い」って、えーっ?何かこのセリフ聞いたこと無い?そう、2010年ドイツGPでのチームオーダー事件の時に交信された無線のやりとりと正に同じセリフだったんですね。「フェルナンド(アロンソ)は君より速い。このメッセージの意味が理解できるか?」2009年ハンガリーGPの大事故からの復帰後、初の勝利を目前にしてこの屈辱的な仕打ち。こりゃねーぜ?てなもんですよ。その直後、マッサは露骨にスローダウンして、フェラーリがチームオーダーに対する罰金を受けるきっかけを作っています。これを境に、その後のマッサは1度も勝てるチャンスが巡ってきませんでした。本当に1回も、です。いかにアロンソが絶対君主としてフェラーリに君臨していたかが判ろうというものですね。まあ自分が思うに、今回このメッセージを無線で受けた時のマッサの精神状態は、言い回しが同じだったということもあり、瞬時に過去のフェラーリのチームオーダーが頭の中にフラッシュバックしたんじゃぁないですかね。瞬間感情的になり、冷静な判断が出来ず、心を閉ざして無線の指示を無視。結果、ボッタスを抑え込むことになったのではないでしょうか。新天地のチームに移籍してわずか2戦目ですがマッサ、早くも暗雲が垂れ込めてしまった様です。さて、可夢偉ですが今回は13位完走、ヤッター!って入賞もしてないのに喜ぶのもアレですが(汗)、今の状況を考えると申し分の無い結果です。何しろ未入賞テールエンダーのケータハムが入賞を狙える位置で完走したのですから。上位陣のリタイアに助けられたとはいえ、次に繋がる価値ある完走であるのは間違いありません。チームや関係者の評価も上々。可夢偉、今年はやってくれそうです。