F1の小部屋 NEO

F1のリザルトについてあれやこれや好き勝手にコメントしてみようと思います。レース終了後1週間以内に更新(目標)。

ROUND 8 CANADIAN GP

2010年06月18日 06時05分57秒 | Weblog
1位 L.ハミルトン マクラーレン・メルセデス
2位 J.バトン マクラーレン・メルセデス
3位 F.アロンソ フェラーリ
4位 S.ベッテル レッドブル・ルノー
5位 M.ウェーバー レッドブル・ルノー
6位 N.ロズベルグ メルセデスGP
7位 R.クビサ ルノー
8位 S.ブエミ トロロッソ・フェラーリ
9位 V.リウッツィ フォースインディア・メルセデス
10位 A.スーティル フォースインディア・メルセデス

 2年振りのカナダGP、またしてもマクラーレンのワンツー・フィニッシュです。前回のトルコGPに続き2戦連続です。2連勝したハミルトンはチームメイトのバトンを従えてポイントランキングのトップに躍り出ました。上昇ムードのハミルトンですが、少し前までは公私共にズンドコの状態が続いていました。ネットのニュース等に出ていたのでご存知の方も多いと思いますが、ハミルトンはオーストラリアGPの週に、公道に於いて自ら運転するメルセデスでホイールスピンやドーナツターン等を行っているところをケーサツに発見され、検挙されています。この時には、まるで停学処分を食らった高校生よろしく、非常に低姿勢な反省コメントを発表しており、ショボーンな雰囲気がプンプン漂っていました。アグレッシブ過ぎるレース中のドライビングも含めて、精神的に不安定なのはマネージャー不在なのが原因じゃね?といったこともまことしやかに囁かれる始末(マネージャーだった父親のアンソニー・ハミルトンとは袂を分かっています)。チームメイトのバトンにも先を越されていたということもあり、もうハミルトン、オワター!と自分は個人的に思っていたのですが、どうですか、この今の状況!ホント、いつ流れが変わるかわかったもんじゃないですね。連勝街道まっしぐらのハミルトン、次はバレンシア(ヨーロッパGP)での勝利を目指します。さて、このマクラーレンとは対照的に暗雲がドヨーンと立ち込めているのがレッドブル。原因はモチロン前回トルコGPで起こった、チームメイト同士による接触。マクラーレンにワンツーを奪われ貴重なポイントを失ってしまいました。今回のカナダGPでも先頭を走る機会があったものの、再びマクラーレンにワンツーを奪われています。一時は飛ぶ鳥を落とす勢いで、レッドブルにあらずばF1にあらず(元ネタは分かりますよね)、とでも言わんばかりのイケイケのノリでした。モナコGPでのプールのはしゃぎっぷりが、まるで夢か幻の様に遠い過去のことに感じられますね。一気に勢力図が塗り変わった感のあるF1グランプリ、次は真夏のヨーロッパラウンドに向けた緒戦であるバレンシア(ヨーロッパGP)での戦いとなります。

ROUND 7 TURKISH GP

2010年06月04日 05時28分46秒 | Weblog
1位 L.ハミルトン マクラーレン・メルセデス
2位 J.バトン マクラーレン・メルセデス
3位 M.ウェーバー レッドブル・ルノー
4位 M.シューマッハ メルセデスGP
5位 N.ロズベルグ メルセデスGP
6位 R.クビサ ルノー
7位 F.マッサ フェラーリ
8位 F.アロンソ フェラーリ
9位 A.スーティル フォースインディア・メルセデス
10位 小林可夢偉 BMWザウバーF1・フェラーリ

 トルコGPです。いや~、遂にやってしまいましたね、レッドブル。先頭を走っていたウェーバーのことを、バックストレートでベッテルが抜こうとして接触。ベッテルはリタイア、ウェーバーは後退したものの3位フィニッシュとなっています。このアクシデントで、二人の関係には小さからぬ「しこり」が出来たのは間違いないでしょう(遺恨というにはまだ判断しかねるところです)。接触する直前、ベッテルがウェーバーに急速に接近した訳ですが、その理由というのが、ウェーバーに対してチームが「燃費モード」で走行する様指示を出していたからであり、穿った見方をすれば、チームがベッテルに勝たせようとしていた、という憶測が成り立つのですが、チーム代表のクリスチャン・ホーナーは、のらりくらりと巧みなコメントで事の真相をはぐらかしている様にも思えます。一方、このアクシデントにより先頭に立ったマクラーレンの2台ですが、こちらも「チームメイト同士」でバトルを展開します。しかし、レッドブルとの大きな違いは、決して「一線」を越えることのないクレバーなものであるということ。結果、マクラーレンの2台はワンツー・フィニッシュを決め、コンストラクターズポイントではレッドブルを抜いて1位に躍り出ています。シーズン開幕当初はレッドブルよりも、むしろマクラーレンの方こそ、ドライバー同士の確執が懸念されていたのですが、傍から見るよりも良好な関係を保っている様です。ここにきて、大きな懸念材料が出来てしまったレッドブル、かつてのセナVSプロストの様にチームを二分する争いにまで発展しなければいいのですが。さてニッポン期待の星、小林可夢偉ですが10位フィニッシュ、今シーズン初の入賞です。マシンの出来が残念なのに加えて、BMWの撤退により多数のスタッフがリストラということもあり、チームの開発体制はプライベーター規模に縮小。ワークス時代に比べると相当貧弱になったことは否めません。残念な出来のマシンにムチを打ちつつ走らせている状態で、今シーズン予選Q3に3回進出しているのは健闘しているといってよいでしょう。スタートでスーティルに抜かれたのは残念ですが、上位陣の脱落(レッドブルの同士討ち)で入賞圏内に再浮上。チームメイト、デ・ラ・ロサの追撃を振り切り何とか入賞にこぎ着けました。アクシデントもあったとはいえ、今シーズン2回目の完走はハッキリ言って少ないですね。昨シーズン終盤の活躍で、世界中に多くのファンをつくった可夢偉です。今再びあの活躍を、と願っているファンは少なからずいるに違いありません。ザウバーには頑張って貰って、可夢偉に戦闘力のあるマシンを与えて欲しいですね。