F1の小部屋 NEO

F1のリザルトについてあれやこれや好き勝手にコメントしてみようと思います。レース終了後1週間以内に更新(目標)。

ROUND 18 BRAZILIAN GP

2008年11月06日 23時35分03秒 | Weblog
1位 F.マッサ フェラーリ
2位 F.アロンソ ルノー
3位 K.ライコネン フェラーリ
4位 S.ベッテル トロロッソ・フェラーリ
5位 L.ハミルトン マクラーレン・メルセデス
6位 T.グロック トヨタ
7位 H.コバライネン マクラーレン・メルセデス
8位 J.トゥルーリ トヨタ

 さて、タイトルのかかったブラジルGP、優勝はマッサです。雨絡みの難しいコンディションながら、ポールポジション、ファステストラップ、そして優勝とハットトリックを決めています。地元パワーも追い風となり見事に勝利を収めました。ここまで書くと、マッサがタイトルを獲った様に思われがちですが、最終的に勝利の女神が微笑んだのはハミルトン。終盤、クビサとベッテルにかわされ6番手を走行していたハミルトン。この順位のままのフィニッシュでは、マッサと同ポイントになり優勝回数の差でタイトルを奪われることに。しかし、ここで劇的な展開が起こります。ファイナルラップに雨脚が急速に強まり、ドライタイヤを履いていた5番手走行中のグロックのペースが一気に落ちていきます。ウェットタイヤを履いているハミルトンは難なくグロックをオーバーテイク!5位フィニッシュでハミルトン、実に際どい1ポイント差でタイトルを手中にしました。ドライバーズタイトルをまんまと奪われてしまったフェラーリ。タイトルを優に獲る力を持ちながら逃してしまったのは残念という他ありません。今シーズンのフェラーリはつまらないミスが目立ちました。その筆頭はなんといっても疑問の多いトラフィック・システムでしょう。これは、ピット作業が終わったことを従来のロリポップマンに代わってシグナルで知らせるというものですが、このシグナルの操作にミスが目立ちました。バレンシアのヨーロッパGPでは、誤発進したライコネンによってホースマンがタイヤに巻き込まれ、医者に「交通事故レベル」と言わしめる程の重症を負いました。シンガポールではマッサが誤発進でこれまたホースを引きちぎっています。このトラフィック・システムの迷走が無ければフェラーリはコンストラクターズだけでなくドライバーズタイトルも獲れていたに違いありません、ウンウン。まあ、今シーズンは新たな力が台頭してきたのが嬉しかったですね、クビサ、コバライネン、ピケJr.等々。やはり特筆すべきはベッテル。イタリアGPでの力強い走りは衝撃的でした。いくら雨絡みとはいえ、苦戦するトップチームを尻目に独走する姿はもはやチャンピオンの風格すら漂っていましたね。シューマッハとも親交があるということですし、事実上シューマッハの後継者といえるでしょう(同じドイツ人ですし)。来シーズンはレギュレーションが大きく変わるので、今シーズン以上の混戦になることは確実です。実に楽しみですね。