ウィリアムのいたずらの、まちあるき、たべあるき

ウィリアムのいたずらが、街歩き、食べ物、音楽等の個人的見解を主に書くブログです(たま~にコンピューター関係も)

Excel方眼紙がなぜ悪いのか、良くわからない・・・ごめん(>_<!)

2013-05-28 19:34:32 | AI・BigData
最近、Excel方眼紙が血祭りに上げられている

日経ウーマンが美文書「Excel方眼紙」特集、古傷を刺激された皆さんの叫び声が響きわたる
http://matome.naver.jp/odai/2136948486965928001

が、正直、どうしてExcel方眼紙が血祭りになるのか・・・正直、よくわからない。




データの再利用という観点から言うと、
Wordの表で書かれるよりも、
方眼紙でかまわないからExcelで書いてくれたほうが、再利用しやすい。

なぜなら、普通、データを抜くときは、マクロを書いて抜く。
そのため、Excelだと、たとえ方眼紙でも、たとえどんなに升目が多くても、
セル位置内に文字があれば、
RangeやCellsで位置取得し、テキストを取ってこれる。
そうすれば、後はテキトーにつなげて、CSVにすれば、
ExcelでもRでもWekaでも、MySqlに入れるにしても、なんでもできる。

ところが、Wordやパワポでかかれると、このデータを抜きにくい。
(Wordのマクロはあるけど、該当する部分のデータを指し示しにくい)
テキストでも、構文解析しなきゃいけなくなると、
Excel方眼紙よりも大変。

ほんと、Excelなら、方眼紙でも何でもありがたい!っていうかんじ。
そのために仕様書はExcelで書かれる。
仕様書からデータを抜いてプログラム自動生成しやすくするために。




実際に、Excelからデータ抜いて、プログラムを自動生成している人
とかでないと、XMLのほうがいいんじゃないか?と思うかもしれないが、
XMLは、大変なのだ・・・

XMLのDomの場合、getElementsByTagNameで、タグ名で値をとってくることになる。
このElementsってなっていることろが、面倒なのだ。
NodeListで入ってきてしまう。
なので、1つの値をとってくるのに、一呼吸はいる感じになる。
Excelマクロのように、のりのりに書けないのだ。




ちょっと怖いのは、最近、みんながExcelで書いてくれて、
やっとデータ分析、ビッグデータ解析とかの前処理が
ちょっと楽して自動化できそうになったのに、

文書はWordで書け!
TeXで書け!

とか、理由わからんこといって、
前処理の仕事を増やすことだけはやめてくれ。

批判する人は、こうやって、データぶっこ抜くと、
Excel方眼紙よりぶっこ抜き易いという方法論と
ともに、批判をして欲しい。

PS.
「Excel方眼紙を利用したBigData処理」っていう
シリーズ、面白そうだね(^^)v

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

採用ビッグデータ=「タレントマネジメント」+「データ分析」

2013-05-28 16:20:56 | AI・BigData
日経情報ストラテジー2013年7月号の17ページに
「採用ビッグデータ」という言葉が出ている
優秀な従業員を採用するために、採用に関してデータ分析するもの。

はっきりとは書いていないが、実際にやることは、

現在、企業で優秀とされる人材のデータを解析して、
それを、採用時データと突き合わせることにより
どういう人を採用するべきか、どういう試験をするべきか

などを提案することでしょうね


今、などと書いたように、これ以外でも、利用価値があって、
あの部長は、顔で選んでいる!
なんていうのを、数値的に表現できたり、できなかったりです・・・




ということで、採用試験のデータだけでなく、
現在従業員の経験、能力データ(タレントマネジメント)
が必要で、これをデータ分析するということになります。

文書、音声、顔写真・全身写真・・・のイメージデータが無い限り、
ビッグデータにはならないかも・・・

ただ、今後期待される分野ではある。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

社内派閥や愛人関係「も」記述できる、ソフトウェア工学手法

2013-05-28 12:45:46 | トピックス
 プロジェクトの多くは失敗し、それは、要求が変化することだということは、
なんかコンセンサスが取れているようだ。
 ただここで、その要求の変化は、社会環境の変化か?といわれると、(学者さんはそう思っているかもしれないが、事実上は)必ずしもそうではない。

 会社内の派閥人事にソフト開発が巻き込まれたりするケースも、
 あったり、なかったりです。

 そうすると、システム開発を成功させるには、会社内の派閥関係を記述でき、どのへんの要求がどこからでてきて、どんなかんじで、権力者の意向が変わるか、権力者自体が変わるかが分析できないといけない。

 もちろん、フォーマルな派閥だけでなく、インフォーマルな、愛人関係、友人関係(中小企業等の社長間では重要)なども表現できないと、要求は、どこから横槍を入れられるか判らない。

 とすると、社内派閥などが記述できるソフトウェア工学手法があるか・・・

 ということなんだけど・・・

 ・・  i*かな、やっぱり。




 i*(読みは、i star,iスター、あいすたー)の書き方は


iStarQuickGuide
http://istar.rwth-aachen.de/tiki-index.php?page=iStarQuickGuide


にあるとおり。これのSDモデルは、
アクター間の
リソース、タスク、ゴール、ソフトゴール
に関する依存関係を書いている。

2人のアクターがいたとき(i*は、アクターを、役割だけでなく、個人、地位のカタチで書き分けられる。そして、地位と個人、役割の関係を「Actor Association Links」で細かく書き分けられる)、

その2人の間にある、ゴール、リソース、タスクの依存関係(アクターAが、してほしいといい、アクターBがそれを受け実行する関係)を示せる。




ということは、

   「これは、本来の使い方ではありませんが!!」

例えば愛人関係なら、こんなかんじで書ける

DはDependのDみたいだけど、→の矢が膨らんでいるとみると、見やすい。
矢のもとのほう(Dのぼうのほう)は、Depender:依頼する人
矢のさきのほう(Dの丸いほう)は、Dependee:依頼される人、実行する人になる。

会社の派閥関係で、派閥のボスと、子飼い社員を書くと、こんなかんじ

ここで仕事1は、いろいろかわる。
手作業の業務だったり
システム開発プロジェクトだったり、
そのプロジェクトを妨害することだったり・・・

こうすると、同じ「システム開発プロジェクト」というタスクに対しても、
違った依存関係に成ることがわかる。

社長は利益を得る為、プロジェクトを社員に依頼する。
社員は企業に対しては、お金(給料)を得るためだが、
同じ社員が、派閥のボスに対しては、昇進上有利になることを期待(依頼)する
派閥のボスは、昇進を依頼されているが、
システム開発の成功は、会社から依頼されていない・・・こともありえる。




こうやって、企業の欲望を可視化することで、(欲求工学?)
企業の同床異夢の構造は記述できるのだが、
これからどう動くかの「社畜のダイナミズム」は、
まだ判っていない。

・・・論文も出ていないと思う

・・・ってか、たぶんでないと思う(^^;)




P.S

 何回も書きますが、i*は、こういうように、
応用ができるという話なだけで、
 一般には、i*を、こういうことには使いません!!

 ただ、こういうように、企業のどろどろした構造を、
可視化できるところに、ソフトウェア工学のおもしろさが
あると思います。

 あんまり、微分方程式や数理モデル、統計モデルで、
愛人関係とか、子飼いの部下とか、かけないよね!

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

RubyやCによるOpenFlowのオープンソースなプラットフォーム Trema

2013-05-28 10:00:30 | ネットワーク
きのう、
SCSKのOSSユーザーのための勉強会で、

「OpenFlowプログラミングフレームワーク Trema」

を聞いてきた。

TremaはRubyやCによるOpenFlowのオープンソースなプラットフォーム。
ここのサイト

Trema
Full-Stack OpenFlow Framework in Ruby and C
http://trema.github.io/trema/

にソース、使い方などある。

それでは、以下、聞いてきたお話のメモメモ




(講師の自己紹介)

SDNとOpenflowとTremaの関係

SDNとOpenFlow
 SDN
  ・明確な定義がない
  ・ソフトウェアでネットワークを制御・管理する技術全般またはコンセプト
 OpenFlow
  ・Openflowの規約できまっているもの

OpenFlowとは
・今までスイッチでできなかったこと
・スイッチの集中管理

SDNの概略図例

NECビッグローブのSDN
・MPLS Japan(2012/10)発表
・矛盾のない一括設定
・データセンター仮想化を実現するクラウドコントローラー

GoogleでのSDN
・Open Networking Summit(2012/4)で発表
・G-Scale全体の開き帯域を一括して管理するため
  トラフィックエンジニアリングサーバー
  SDNゲートウェイ
  Openflowコントローラー

OpenflowとTremaの関係
・Tremaは実装のひとつ

主なフレームワーク
 Trema
 POX
 NOX
 Floodlight

Tremaの考え方
 OpenFlowプロトコルをフルに実装
 Ruby,Cで簡単に開発できるように
 簡単にテスト
 1台のパソコンで

Tremaを利用したときの開発のイメージ
 簡単に作成・試してみる

Trema
  Openflowコントローラー向けライブラリ
  ネットワークエミュレーター

Tremaはどう使われている
  よくわかっていない
  大学、企業の研究で
  日本で使われている
  導入例も

Tremaコミュニティ
 Trema塾
 とれま寺
 OpenFlow実践入門
 TremaDay
 メーリングリスト、その他
 Twitter
 個人のブログ

コミュニティに参加している人
 TremaでOpenflowをはじめるために
 rubyを勉強している人
 既存のネットワークでの課題を持っている人
 SDN関連の最新情報を抑えておきたい人
 上司からOpenFlowを導入できないかといわれて
 ネットワークで有名になりたい
 ネットワークプログラミング

話題
 Trema-Sharkというデバッグツールのインストール
 Openflow version1.3
 TremaのAPIの設計方針とツール
 SDNのノースバウンドAPIの定義
 TremaのRuby
 人生相談
   上司の説得方法

課題と今後
  Tremaの現行版(Ver1.0に対応)
  Trema-edge(Openflow1.3対応)
  TremaApps

Tremaの現状の課題
  ・ユースケース(アプリケーション)が不足
    情報が公開されていない
  ・OpenflowV1.3対応
    接続性の確認
    1.0と1.3の動きが違う
  ・SDNノースバウンドAPIや抽象化、モデル化

Tremaの今後
  ・TremaDayを続ける。次回は7月を予定
  ・OpenFlow1.3

TremaとOpenDaylightの関係
 すみわけとかない
 なんかしていくというはなしもない
 ぜんぜんわかってない


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする