ウィリアムのいたずらの、まちあるき、たべあるき

ウィリアムのいたずらが、街歩き、食べ物、音楽等の個人的見解を主に書くブログです(たま~にコンピューター関係も)

田口玄一氏の「実験計画法」をめぐって - By 竹内啓 先生

2013-05-15 16:28:17 | Weblog
「田口玄一博士一周忌シンポジウム」のトリは、やはり、竹内啓先生でした

田口玄一氏の「実験計画法」をめぐって

でも、実は、この前の(ここには載せていないけど、「MTシステムの諸問題と改良手法」
(内容は、上記リンク先の【プログラム】から、PDFの資料がたどれるので、わかる)
の質疑応答での、竹内先生と、椿先生のバトル?が面白かった(興味深かったというべきか)

竹内先生が、「統計モデルとして、説明しろ!」と永田先生に迫ったのに対し、
椿先生が受けて立ったんだけど、(で、永田先生が最後に、卒論のようにまとめた ^^;)
ど素人の私が聞いていると、「椿先生、かっけいー、竹内先生に、ちゃんと答えてるよ」
ってなかんじでした。

それはさておき、竹内先生の内容を、以下メモメモ




タグチ・メソッド以前の内容「実験計画法」1000ページ以上ある
  一般的な話
    イメージ:フィッシャーの実験計画法と、かなり違う
     フィッシャー:農業
     田口先生:工業
  えらい人は問題を発見して書くので、違いが出る。
   →かたよってるのではなく、どちらも偉大だということ。

  フィッシャー:平均の最大化が狙い
  田口先生:SN比、そこにコントロールするには?

  フィッシャー:因子少なく、水準多い
       BIB
       有意性としての分散分析
       誤差→確率変数
       実験の場と現場との違い
       帰納的推論

  田口先生:因子決めること自体大事
      ;直交表、均一に
       どこが利いているかの分散分析
       誤差→残差:取り上げられなかったファクター
       現場でやった
       次のアクションに結びつく
Shewhartの統計的品質管理との相違
増山先生「少数例のまとめ方」とも相違
統計から離れていった
  →田口先生の必要と考えたことと離れた
日本的品質管理
  →Shewhartの統計的品質管理を取り入れ
   少品種、正規分布
  規格化された大量生産:70年代で終わった
  →多品種、少量生産、
   一つ一つが正確に
   タグチ・メソッドは答えた部分ある:統計的には?

交互作用が出てくるのは、特性値のとりかたが悪い
がちゃがちゃおかしな値が出てきたら、特性値のとりかたが悪い
交互作用大きかったら、直交表使ってもうまくいかない
→交互作用が有効な部分もあるのでは?
大量生産:交互作用を抑えたい
ITによる社会:交互作用を活用→カスタマイズ

因子5つ
 →海外では余りかかれていない
 →でも重要。交互作用の扱い

田口先生は直交表を重視
 線点図:昔は、はやった
 累積法:かなりいいことある
   →対立仮説の扱い方

割引係数
 縮小推定論

サンプルサイズと水準
  →対立仮説との関係

統計の論文の種が、ある

確率対応法

ランダムサンプリング
  10人の所持金を調べる
    5人のお金*2+5人*0を10で割ると・・・
   →不偏推定
 オーバー・サーチュレッテッド・デザイン
   →σ2の推定で問題が出る
 ランダマイズド・デザイン

田口先生の遺産
・数理統計学者が汲み取って発表させる可能性
・タグチ・メソッドで離れる
  確率モデルの想定
・統計品質管理:20世紀の大量生産
  →タグチ・メソッドはそれを超えたか?
   統計学としては、どうなのか?
    →理論モデルでチェックする
・現場の技術から出た問題
  →田口先生がまとめた
   →統計で見直す
     →広く使える可能性
・新しい製造に応じた実験計画法が作られてもいいのでは
  →現場の論理
  →田口先生の精神を受け継いで

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

田口先生の講義内容とか、「実験計画法」の話とか-By 椿広計先生

2013-05-15 12:26:56 | Weblog
5月13日の「田口玄一博士一周忌シンポジウム」、続きは、椿 広計先生の

「精密累積データのセミパラメトリックポアソンモデル」

って言う表題なんだけど、その話のほかに

・東大での田口先生の講義内容
・田口先生の「実験計画法」
 (とくに下巻の話)
そして
・精密累積法について

の3本柱になっている。以下、メモメモ




1975年4月東大教養学部202教室「統計学」
  ・統計解析第二版
  ・いい技術者というのはXXXのように考えるのです
授業
  フィッシャーの実験統計学
  サイバネティックス
  通信理論

レポート
  実験の解析

後期になって
  累積法
  研究
   目的
   手段
   評価:実験の計画、確実性、能率
  関数形による分類
    開発調査研究:予想つかない
    理論の評価:予想がついている
    設計計算:関数形が所与
  その後「現代数学」
    割引き係数法
    精密累積法
    分割表の0-1法(度数法)
  広津先生の統計工学
  久米均先生も激賞

学部の卒論:精密累積法 伏見正則先生
修士論文:割引係数

「田口の方法による」QC企画

BOXらとの討論会
 加法性はエネルギーに対して成立する

田口「新版実験計画法」
増山「実験計画法」岩波全書
  →田口「新版実験計画法」の評価も入っている

田口先生の「新版実験計画法」の下巻前書き
  雑然さ-統計理論の基礎が確立されていないから

田口(1986)品質工学への道

精密累積法のセミパラメトリックモデルによる再定式化
  1955年インドでの実験からの問題意識
  離散
  すべてのデータは座標変数(ω因子、座標因子)の上で
  0-1表現するのが可能

田口の寿命試験データ
  単位時間ごとに0-1データ化
  このデータに対して分散分析
    分割実験と考えられる

欧米統計学者の批判

精密類型データのための統計理論モデル
 生存関数
 ハザードファンクション(故障率関数)
   →累積ハザード関数=生存関数
 ハザード関数を与えれば、分布関数がきまる
 0か1しかないのに、ポアソン分布を当てはめる
 尤度を離散的に近似
 リンゼイ(1997)のPMIM:精密データ分析統計モデル
   提案:強度関数をパラメトリック
   修正精密累積法
   GAM(一般化加法モデル)に基づくセミパラメトリックモデリング

 ワイブル型PMIM

 一般化加法モデル(セミパラメトリックモデルGAM)

地震解析
  ω因子効果と前地震
  地震規模と前回地震距離

3つの問題
  生起したとき0、非生起で1という逆転
  ONになりっぱなしに意味があるか
  本当に分割実験か


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「Windows 8.1」(Windows Blue)- 無料アップデート、年内予定

2013-05-15 10:13:02 | AI・BigData

・Windows Blueの正式名称は「Windows 8.1」
・Windows 8ユーザーに対してWindows Storeを通じて提供
・無料アップデートに
・年内リリースを目指して開発
・Windows 8だけではなく、Windows RT向けにも提供

がポイントのよう

Windows Blueの正式名称は「Windows 8.1」- 無料アップデートに
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130515-00000002-mycomj-sci

エントリ内の太字は、上記記事を一部引用、編集


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする