恒例のバーベキュー大会。
2年生が火熾こしなど準備をするのも恒例。天候や行事との関係で見合わせた年もあったが、年間行事のなかで最も実施希望の高いものの一つだ。
やはり男子達には、マンモスを狩ってその成果を火の前で喜ぶというDNAが備わっているのではないか。
お母様方にもご尽力いただき、楽しく繰り広げられた。
ありがとうございました!
新入生たちも、たらふく食った以上は、もうやめられないぜ。
年度当初、進路と自分の成績を考えて部活をやめたいという意思表示をしてた子が、やっぱり続けたいと相談にきた。もともと楽器大好き人間だった彼が、やめて本当に後悔しないのかなという思いはあったが、決断したのならしょうがないと思っていた。
一ヶ月間部を離れてみて、やはりなんとか両立させたいとの考えに至ったようで、それくらいの回り道は咎める要素はまったくないから戻ってきなさいと話した。
純粋に大学合格だけが高校生活の目標なら、部活動なんてばかばかしいと思う人がいても、何の不思議もない。
でもそれを言ったら、高校そのものがムダの楼閣だ。
自分で効率よく勉強だけして、必要な分だけは予備校に行ったりすればいい。
人生の最終目標が大学合格ならそれが一番だ。
そうでないなら、一見ムダに見えることも後々の人生にボディボローのように効いてくるのはたしかだと思うのだ。
まあ、部活も勉強もろくにしなかった自分が言うのもなんだが、という自分つっこみはしてしまうけど。
楽しそうにお肉をほおばる1年生たちは、おそらく今後の高校生活や、その後のこともそんなにイメージもってないと思う。
それはむしろ、どんなふうにでもできるということだ。
自分の将来像をイメージし、それに向かって計画を立て進んでいく人生は、立派感は漂うけど、一方で窮屈な気がする。
どうなるかわからないけど、とにかく思いついたことをひたすらバカみたいにやってみるのは、若いうちは全然いいのではないか。
経験してみないことには、自分が何にむいてて、何が好きなのかさえわからないのだから。