教員免許更新制度は、「定期的に最新の知識技術を身に付ける」ことが主眼とされている。
で、どのように実施されるかといえば、基本的には大学での集中講義で、更新に必要な講習を受けるという形をとる。
つまり大学の先生のお話をうかがうわけだが、それによって「最新の知識技術」を教えていただけるとはとうてい思えないのだ。
大学の先生は、10年どころか、いったん教授になってしまえば何の審査もなく過ごしていけるのだ。
若い時に研究したネタを、何年も更新せずそのまま講義し続けて定年を迎える先生は、文系学部にはたくさんいらっしゃる。
教育学部で講義をされる先生は、2、3年に一回は2週間でもいいから教育実習を経験され、それをご自分の研究にいかされたらいかがかと思う。
教育の最前線に立っているのは、現場の教員だ。
大学の授業で身につけた知識技術が、直接現場の指導に役立ったという経験をもつ教師はきわめて少ない。
もちろん、だから教育学部での授業は意味がないとは言わない。
若いうちに、浮世離れした教育論をたたかわせることも、肥やしになると思うから。
教員になるために大学で何を学ぶか。
わが身をふりかえってみれば、学生寮ですごした怠惰な暮らし、でも本は読んだこと、町にくりだして子どもだましではあるが、呑む、打つの経験、アルバイト、ひっくるめていえば、少しでも娑婆にふれることができたことだ。
それとて、世間の側は、まあ学生さん相手だからと、ずいぶん手加減してくれた。
もし、寮と大学の行き来だけで学生生活をおくり、まじめに大学での学問だけをやっていたなら、それは打たれ弱くなっただろう。
実際、そんなふうにまじめにお勉強だけして教師になってしまう人が、今はたくさんいるようだ。
それで海千山千の子どもたちをいきなり前にしたら、学級崩壊して当然だ。
よほどの天才をのぞき、どの新卒教師の学級も崩壊する。
で、そこから立ち直るのに必要なのが、他の先生の助けを借りる、本を読む、研究会にでかける、いざとなったら逃げる、時には立ち向かう、肚をくくる、といった力であり、これは倚子に座って講義を聴いていたのでは身につけにくい。
てっとりばやいのは、TOSS(教育技術法則化運動)の門をたたくことだ。
民主党が、教員免許更新制を廃止するというのは正しいと思う。
いっぽう教員免許を取得するのに大学に6年通わないといけなくするというのは、教育学部か院でよけいに2年勉強させようとするのだったら、あんまり意味はない。
2年間現場で修行してから免許を渡すという方が、実際的であろう。
いっそ、自動車免許の更新のように、違反の有無によって更新の講習を変えたらどうだろう。
体罰やセクハラで懲戒を受けた先生は、戸塚ヨットスクールレベルの講習をみっちり受けてもらう。
とくに問題のなかった先生は、30分ビデオ観ておわり。
試験問題にミスがあった、会議をむだに長引かせた、部活の試合で過去三年間一勝もしてない、生徒の質問に答えられなかった、親とのトラブルがあった … などで、6点引かれたら免停みたくすれば。
すると、くりだすギャグがつまんなかったとか、保護者との懇親会で唄いすぎ、なども査定されることになると、けっこうあぶなくなってくるな。
で、どのように実施されるかといえば、基本的には大学での集中講義で、更新に必要な講習を受けるという形をとる。
つまり大学の先生のお話をうかがうわけだが、それによって「最新の知識技術」を教えていただけるとはとうてい思えないのだ。
大学の先生は、10年どころか、いったん教授になってしまえば何の審査もなく過ごしていけるのだ。
若い時に研究したネタを、何年も更新せずそのまま講義し続けて定年を迎える先生は、文系学部にはたくさんいらっしゃる。
教育学部で講義をされる先生は、2、3年に一回は2週間でもいいから教育実習を経験され、それをご自分の研究にいかされたらいかがかと思う。
教育の最前線に立っているのは、現場の教員だ。
大学の授業で身につけた知識技術が、直接現場の指導に役立ったという経験をもつ教師はきわめて少ない。
もちろん、だから教育学部での授業は意味がないとは言わない。
若いうちに、浮世離れした教育論をたたかわせることも、肥やしになると思うから。
教員になるために大学で何を学ぶか。
わが身をふりかえってみれば、学生寮ですごした怠惰な暮らし、でも本は読んだこと、町にくりだして子どもだましではあるが、呑む、打つの経験、アルバイト、ひっくるめていえば、少しでも娑婆にふれることができたことだ。
それとて、世間の側は、まあ学生さん相手だからと、ずいぶん手加減してくれた。
もし、寮と大学の行き来だけで学生生活をおくり、まじめに大学での学問だけをやっていたなら、それは打たれ弱くなっただろう。
実際、そんなふうにまじめにお勉強だけして教師になってしまう人が、今はたくさんいるようだ。
それで海千山千の子どもたちをいきなり前にしたら、学級崩壊して当然だ。
よほどの天才をのぞき、どの新卒教師の学級も崩壊する。
で、そこから立ち直るのに必要なのが、他の先生の助けを借りる、本を読む、研究会にでかける、いざとなったら逃げる、時には立ち向かう、肚をくくる、といった力であり、これは倚子に座って講義を聴いていたのでは身につけにくい。
てっとりばやいのは、TOSS(教育技術法則化運動)の門をたたくことだ。
民主党が、教員免許更新制を廃止するというのは正しいと思う。
いっぽう教員免許を取得するのに大学に6年通わないといけなくするというのは、教育学部か院でよけいに2年勉強させようとするのだったら、あんまり意味はない。
2年間現場で修行してから免許を渡すという方が、実際的であろう。
いっそ、自動車免許の更新のように、違反の有無によって更新の講習を変えたらどうだろう。
体罰やセクハラで懲戒を受けた先生は、戸塚ヨットスクールレベルの講習をみっちり受けてもらう。
とくに問題のなかった先生は、30分ビデオ観ておわり。
試験問題にミスがあった、会議をむだに長引かせた、部活の試合で過去三年間一勝もしてない、生徒の質問に答えられなかった、親とのトラブルがあった … などで、6点引かれたら免停みたくすれば。
すると、くりだすギャグがつまんなかったとか、保護者との懇親会で唄いすぎ、なども査定されることになると、けっこうあぶなくなってくるな。