Chateau Ormes De Pez 2005
シャトー レ ゾルム ド ペズ Château Les Ormes De Pez
「レ ゾルム ド ペズは人気の高いワインである。人気の理由はだいたいにおいて、味わいの点で親しみやすい、ふくよかな、時には甘く肥えた感じのする個性のおかげである。
また、シャトーの所有者ジャン・ミシェル・カーズの販売促進努力も忘れてはならない。このワインを飲んでがっかりすることはめったにない。レ ゾルム ド ペズの色合いはかなり濃くなるきらいがあるが、1975年以降、味わいはますますしなやかになり、大衆が理解しやすい方向に向かっている。ただし、このワインは7年から12年は寝かせられる。
1940年代、1950年代の古いヴィンテージになると、より重々しい濃密なスタイルでつくられており、傑出した値打ち品となることも多い。というのも、このワインは何十年もの間、非の打ちどころのないつくり方をされてきたからである。控えめな価格で高い品質を求めるのであれば、レ ゾルム ド ペズはいつでも真面目に検討したいワインである。」ロバート・パーカー著『ボルドー(第3版)』
シャトーレゾルムドペズ2005
シャトー レゾルム ド ペズ [2005] 750ml
商品情報
色 赤
容 量 750ml
ぶどう品種 カベルネソーヴィニョン、メルロ、カベルネフラン
味わい フルボディ
アルコール度数 15%未満
生産地 フランス/ボルドー/オーメドック
統制産地呼称 ACサンテステフ
格付け クリュブルジョワ
コメント 「この深いルビー色を呈する2005年ものは、目のゆるいチェリー、プラム、カシス、土、スパイスなどの香りがある。ミディアムボディで柔らかく、驚くほどフルーティで、このシャトーとしては、あるいはこのヴィンテージとしては幾分軽薄だとしても、向こう7~8年は楽しませてくれるだろう。」(ロバート・パーカーJr.)
(ワインダールより)
シャトー・レ・ゾルム・ド・ペズ (メドック地区サンテステフ村・ブルジョワ級)
Chateau Les Ormes de Pez http://www.ormesdepez.com/
2003年の格付けでブルジョワ・エクセプショネルに昇格しているお買い得ワイン
ロバート・パーカーJr.「ボルドー第4版」より
レ・ゾルム・ド・ペズは人気の高いワインである。人気の理由はだいたいにおいて、芳醇な香りを持つ。ふくよかな、時には甘く肥えた感じのする個性のおかげである。また、オーナーであるジャン=ミシャル・カーズの甚大な販売促進努力も無視してはならない。このワインにがっかりさせられることはめったにない。色合いはかなり濃くなる傾向があるが、1975年以降、味わいはますますしなやかになり、大衆が理解しやすい方向にむかっている。ただし、5年から12年は寝かせられる。1940年代、1950年代の古いヴィンテージになると、より重々しい濃厚なスタイルでつくられており、傑出した価値あるワインとなることも多い。というのも、このワインは何十年もの間、非の打ちどころのないつくり方をされてきたからである。控えめな価格で高い品質を求めるのであれば、いつでも真剣に検討したいワインである。
~一般的な評価~ ブルジョワ級だが信頼のおけるシャトーで、最良のヴィンテージには五級の価値があるワインをつくる。控えめな価格のおかげで、メドックで最もお値打ちなワインの1つとなっている。
平均年間生産量:20万4000本
畑 面積:35.0ha、平均樹齢:30年、植樹密度:9000本/ha、平均収量:50hl/ha
育成:発酵とマセレーションは温度管理されたステンレスタンクで15~17日間。熟成はオーク樽で15ヶ月。清澄を行い、必要があるときに限っては濾過も行う。
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニョン70%、メルロー20%、カベルネ・フラン10%
所有者:ジャン=ミシェル・カーズ
(宮武酒店より)
CH.ORMES DE PEZ シャトー・オルム・ド・ペズ
フランス ボルドー サン・テステフ サン・テステフ / SAINT-ESTEPHE
2005 年 赤
シャトー・ランシュ・バージュの兄弟シャトー。
2003年からクリュ・ブルジョワ・エクセプショネルに格付けされている優良シャトー!
シャトー・オルム・ド・ペズは、サン・テステフに18世紀半ばに設立されたシャトー。
畑に植えられていた古いニレ(楡)の樹(=オルム)に由来して名づけられており、サン・テステフの中でも、安定した品質と価格でも人気のシャトーのひとつです。
1940年からは、ポイヤックの名門、シャトー・ランシュ・バージュを所有するカーズ家によって運営・管理されており、醸造技術、品質共に更なる向上をしています。
ロバート・パーカ氏も、近年のオルム・ド・ペズについては、『オーナーであるジャン・ミシェル・カーズの甚大な販売促進努力を無視してはならない。このワインにがっかりさせられることはめったにない。(中略)1975年以降、味わいはますますしなやかになり、大衆が理解しやすい方向に向かっている。(中略)控えめな価格で高い品質を求めるのであれば、いつでも真剣に検討したいワインである。』
(『BORDEAUX ボルドー 第4版』より抜粋) と評価しています。
砂礫質で泥灰石灰質の土壌である約35haの畑には、カベルネ・ソーヴィニヨンが60%、メルロ30%、カベルネ・フランが10%栽培されており、醸造は温度管理されたステンレスタンクで発酵、その後新樽比率50%で12~15ヶ月間の樽熟成を行っています。
造られるワインは、タンニンが強く、構成もしっかりしとしている、サン・テステフらしいスタイル。
芳醇なアロマがあり、ふくよかな、甘く肥えたような味わいが特徴です。
2003年、クリュ・ブルジョワ・エクセプショネルに格付けされ、その人気はより高まっていくことが期待されています。
その際それまでの“LES ORMES DE PEZ”という名前から定冠詞(LES)を取り、“ORMES DE PEZ“として生まれ変わりました。
クレームドカシスやシロップ漬けの黒系果実の香り、チョコレートやコーヒー、西洋杉のニュアンス。
時を追うごとに酸味や深みが出てきます。
タンニンや果実味が強いながらも、どこか柔らかい印象は余韻まで長く続き、複雑でエレガントな仕上がりとなっています。
オルム・ド・ペズの実力と、2005年というグレートヴィンテージが織り合い造り出された素晴らしい1本。どうぞこの機会をお見逃しなく!!
飲み頃:~2016年
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン 70%、メルロ 20%、カベルネ・フラン 10%
(エノテカ・オンラインhttp://www.enoteca.co.jp/より)
シャトー・レ・ゾルム・ド・ペズ
Chateau Les Ormes de Pez
2003年 格上げ
Crus bourgeois exceptionnels
2009年 格付けなし
2011年 格付けなし
AOC サン・テステフ
ぶどう シャトー・オルム・ド・ペズ 2003年シャトー名変更
Chateau Ormes de Pez
~楡の木(オルム)に由来し、かって畑に樹齢100年を超えるニレの木があったことによります。ペズは地名に由来しますが、pezはpeastと同意でお金の卑語とされ「ゼニ」位の意味か。
畑 面 積 35ha (村の中央部と北部の2区画)
年間生産量 20万4千本
隣 接 畑 シャトー・ペズ
オーナー ファミーユ・カーズ Famille Cazes
(ジャン・ミシェール・カーズ)
醸造責任者 ダニエル・リョーズ
作付割合 カベソー 70% メルロー 20% カベフラ 10%
平均樹齢 30年
植栽密度 9,000本/ha
収 量 50hl/ha
土 壌 等 ガロンヌ系の砂礫質や粘土砂質土壌。
表土は泥灰石灰質
収 穫 手 摘
タ ン ク ステンレスタンク(18個) セメントタンク
発 酵 15~17日間 醗酵槽でマロラクティック醗酵
新樽比率 50% 残シャトー・ランシュ・バージュの1~2年落ち樽
樽 熟 成 15ケ月
コラージュ アルブミン使用
濾 過 必要により。
セパージュ
2003年 カベソー 65% メルロー 20% カベフラ 15%
特 徴 芳醇な香りを持ち、ふくよかなワイン。
香 り 土、ハーブ、グランベリー、チェリー、甘草、黒系果実、
飲み頃の続く期間/ 収穫後5年から12年
評 価 ボルドー第4版 重要なヴィンテージ
1995年 PP86
魅力的で、やわらかい、まろやかな、中くらいから暗めのルビー色。ハーブ、ブラックチェリー、カラントの果実味が感じられる。みずみずしく、いくらかエレガントもあり、ミディアムボディで、タンニンはやわらかく、穏やかなフィニッシュ。
予想される飲み頃。 2000年まで ダウン
1996年 PP86
縁いっぱいまでに濃い暗いルビー色をしており、秀逸なブラックベリーやカシスの香りのするノーズの背景にはスモーキーなオークも感じられる。
甘い、豪勢な舌触りをした、驚くほど近づきやすい、まろやかなワインで、フィニッシュは秀逸。
予想される飲み頃。 現在から2014年 sei
1998年 PP87
暗いルビー/紫色。大量のカシスの果実味のほか、土っぽい、森の下生えの趣も感じる。ミディアムからフルボディで、凝縮感は上等。舌触りは秀逸。やわらかい、スパイシーな、胡椒の様なフィニッシュ。
予想される飲み頃。 現在から2010年 ギリギリ
1999年 PP86
愛らしい、外向的な、暗いルビー色。ブラックカラントやチェリーの果実を思わせるアロマやミディアムボディ、やわらかいタンニン。
予想される飲み頃。 2006年まで ダウン
2000年 PP89⇒PP87
濃い紫色をしており、アロマは甘草や黒系果実を思わせる。中身の詰まった、筋肉質なワインで、層を成す舌触りがあり、酸は弱く、タンニンは熟している。
予想される飲み頃。 現在から2015年 sei
2001年 PP86
土、ハーブ、クランベリー、チェリーの特徴がこの軽量級のワインに感じる。
ミディアムボディで、まろやかで、エレガントで、心地よいが、興味をかきたてられない作品である。
予想される飲み頃。 2009年まで ダウン
2002年 P86
2003年 PP86~88⇒PP86
深みのある、縁いっぱいまで濃いルビー/プラム/紫色をしており、甘いノーズは黒系果実と土を思わせる。ミディアムボディで、まずまずの酸、肉付きは上等で、口蓋に残るフォロースルーは良好である。
予想される飲み頃。 現在から2015年 sei
2004年 PP85
2005年 PP86
2006年 PP87
2007年 PP86~88
2008年 PP88
2009年 PP88~90
2010年 PP87~89
オルム・ド・ペズの歴史は18世紀後半にさかのぼります。世界恐慌時代にシャトーは倒産、区画も離散しますが仲買人ルイ・ミアイエが集め直し、管理を行っていました。1940年にすでにポイヤックのシャトー・ランシュ・バージュを取得していた、パン屋のジャン・シャルル・カーズが購入します。
もともと、このシャトーで働いていた栽培責任者ジャン・グイヨーとジャン・シャルルの姉マリーが結婚し、グイヨーの戦死後マリーがシャトーの運営に携わっていたこともあり、経営はマリーの娘アメリーが行っていました。
現在は、シャトー・ランシュ・バージュのオーナーであるジャン・ミシェル・カーズとその一族が所有します。
1940年代から1950年代にかけてはかなり重々しいワインを造っていたとされておりますが、ジャン・ミシェル・カーズの時代から、飲みやすいものへと変わってきているそうです。
醸造は、ランシュ・パージュの技術陣が行っているので信頼性も高いでしょう。
パーカーちゃんはがっかりさせられることのないワインとしていますが、私の最も信頼する旭川のワインショップ大垣の石川氏(北海道一との評価)の弁では、価格の手頃感から結構レストランに置かれているらしいのですが、ヴィンテージによる波があるとのことです。
ミディアムからフルボディと表現されることが多いようですが果実味が豊かで私の大好きなシャトーです。
帯広市に買い出しに行った折、1985年ものがセラーにあり、オールドヴィンテージだったので、試しに買ったのですがメチャメチャ気に入りました。翌日在庫の確認をし、翌週片道2.5時間もかけて残りの5本を購入しましたが、あれ?なんか変。あれ程気に入っていたはずが。あの甘さはどこに行ったの。
5本は地下蔵に保存されていたものなので、熟成の違いが出たのかと勝手に考えました。その後もレ・ゾルムを購入しましたが、最初の1985年程の感動は得られていません。
でも、大好きなワインです。
他にも、購入先の違う同一ヴィンテージの同一ワインを飲み比べしたことがありますが全然別物と感じたこともあります。
飲む方の体調にもよるでしょうし、蔵出しは別物ですとか、フランスのシャトーのシェまで行かなきゃ本当のワインの味は判らない等々。貧乏人は最高のワインを飲めないのかな。
曰く、信頼するインポーターやショップを選べ。 う~ん。名言。
(ろくでなしチャンのブログより)
(+)ワインダールより6本セットで30360円。単品だと5670円。
シャトー レ ゾルム ド ペズ Château Les Ormes De Pez
「レ ゾルム ド ペズは人気の高いワインである。人気の理由はだいたいにおいて、味わいの点で親しみやすい、ふくよかな、時には甘く肥えた感じのする個性のおかげである。
また、シャトーの所有者ジャン・ミシェル・カーズの販売促進努力も忘れてはならない。このワインを飲んでがっかりすることはめったにない。レ ゾルム ド ペズの色合いはかなり濃くなるきらいがあるが、1975年以降、味わいはますますしなやかになり、大衆が理解しやすい方向に向かっている。ただし、このワインは7年から12年は寝かせられる。
1940年代、1950年代の古いヴィンテージになると、より重々しい濃密なスタイルでつくられており、傑出した値打ち品となることも多い。というのも、このワインは何十年もの間、非の打ちどころのないつくり方をされてきたからである。控えめな価格で高い品質を求めるのであれば、レ ゾルム ド ペズはいつでも真面目に検討したいワインである。」ロバート・パーカー著『ボルドー(第3版)』
シャトーレゾルムドペズ2005
シャトー レゾルム ド ペズ [2005] 750ml
商品情報
色 赤
容 量 750ml
ぶどう品種 カベルネソーヴィニョン、メルロ、カベルネフラン
味わい フルボディ
アルコール度数 15%未満
生産地 フランス/ボルドー/オーメドック
統制産地呼称 ACサンテステフ
格付け クリュブルジョワ
コメント 「この深いルビー色を呈する2005年ものは、目のゆるいチェリー、プラム、カシス、土、スパイスなどの香りがある。ミディアムボディで柔らかく、驚くほどフルーティで、このシャトーとしては、あるいはこのヴィンテージとしては幾分軽薄だとしても、向こう7~8年は楽しませてくれるだろう。」(ロバート・パーカーJr.)
(ワインダールより)
シャトー・レ・ゾルム・ド・ペズ (メドック地区サンテステフ村・ブルジョワ級)
Chateau Les Ormes de Pez http://www.ormesdepez.com/
2003年の格付けでブルジョワ・エクセプショネルに昇格しているお買い得ワイン
ロバート・パーカーJr.「ボルドー第4版」より
レ・ゾルム・ド・ペズは人気の高いワインである。人気の理由はだいたいにおいて、芳醇な香りを持つ。ふくよかな、時には甘く肥えた感じのする個性のおかげである。また、オーナーであるジャン=ミシャル・カーズの甚大な販売促進努力も無視してはならない。このワインにがっかりさせられることはめったにない。色合いはかなり濃くなる傾向があるが、1975年以降、味わいはますますしなやかになり、大衆が理解しやすい方向にむかっている。ただし、5年から12年は寝かせられる。1940年代、1950年代の古いヴィンテージになると、より重々しい濃厚なスタイルでつくられており、傑出した価値あるワインとなることも多い。というのも、このワインは何十年もの間、非の打ちどころのないつくり方をされてきたからである。控えめな価格で高い品質を求めるのであれば、いつでも真剣に検討したいワインである。
~一般的な評価~ ブルジョワ級だが信頼のおけるシャトーで、最良のヴィンテージには五級の価値があるワインをつくる。控えめな価格のおかげで、メドックで最もお値打ちなワインの1つとなっている。
平均年間生産量:20万4000本
畑 面積:35.0ha、平均樹齢:30年、植樹密度:9000本/ha、平均収量:50hl/ha
育成:発酵とマセレーションは温度管理されたステンレスタンクで15~17日間。熟成はオーク樽で15ヶ月。清澄を行い、必要があるときに限っては濾過も行う。
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニョン70%、メルロー20%、カベルネ・フラン10%
所有者:ジャン=ミシェル・カーズ
(宮武酒店より)
CH.ORMES DE PEZ シャトー・オルム・ド・ペズ
フランス ボルドー サン・テステフ サン・テステフ / SAINT-ESTEPHE
2005 年 赤
シャトー・ランシュ・バージュの兄弟シャトー。
2003年からクリュ・ブルジョワ・エクセプショネルに格付けされている優良シャトー!
シャトー・オルム・ド・ペズは、サン・テステフに18世紀半ばに設立されたシャトー。
畑に植えられていた古いニレ(楡)の樹(=オルム)に由来して名づけられており、サン・テステフの中でも、安定した品質と価格でも人気のシャトーのひとつです。
1940年からは、ポイヤックの名門、シャトー・ランシュ・バージュを所有するカーズ家によって運営・管理されており、醸造技術、品質共に更なる向上をしています。
ロバート・パーカ氏も、近年のオルム・ド・ペズについては、『オーナーであるジャン・ミシェル・カーズの甚大な販売促進努力を無視してはならない。このワインにがっかりさせられることはめったにない。(中略)1975年以降、味わいはますますしなやかになり、大衆が理解しやすい方向に向かっている。(中略)控えめな価格で高い品質を求めるのであれば、いつでも真剣に検討したいワインである。』
(『BORDEAUX ボルドー 第4版』より抜粋) と評価しています。
砂礫質で泥灰石灰質の土壌である約35haの畑には、カベルネ・ソーヴィニヨンが60%、メルロ30%、カベルネ・フランが10%栽培されており、醸造は温度管理されたステンレスタンクで発酵、その後新樽比率50%で12~15ヶ月間の樽熟成を行っています。
造られるワインは、タンニンが強く、構成もしっかりしとしている、サン・テステフらしいスタイル。
芳醇なアロマがあり、ふくよかな、甘く肥えたような味わいが特徴です。
2003年、クリュ・ブルジョワ・エクセプショネルに格付けされ、その人気はより高まっていくことが期待されています。
その際それまでの“LES ORMES DE PEZ”という名前から定冠詞(LES)を取り、“ORMES DE PEZ“として生まれ変わりました。
クレームドカシスやシロップ漬けの黒系果実の香り、チョコレートやコーヒー、西洋杉のニュアンス。
時を追うごとに酸味や深みが出てきます。
タンニンや果実味が強いながらも、どこか柔らかい印象は余韻まで長く続き、複雑でエレガントな仕上がりとなっています。
オルム・ド・ペズの実力と、2005年というグレートヴィンテージが織り合い造り出された素晴らしい1本。どうぞこの機会をお見逃しなく!!
飲み頃:~2016年
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン 70%、メルロ 20%、カベルネ・フラン 10%
(エノテカ・オンラインhttp://www.enoteca.co.jp/より)
シャトー・レ・ゾルム・ド・ペズ
Chateau Les Ormes de Pez
2003年 格上げ
Crus bourgeois exceptionnels
2009年 格付けなし
2011年 格付けなし
AOC サン・テステフ
ぶどう シャトー・オルム・ド・ペズ 2003年シャトー名変更
Chateau Ormes de Pez
~楡の木(オルム)に由来し、かって畑に樹齢100年を超えるニレの木があったことによります。ペズは地名に由来しますが、pezはpeastと同意でお金の卑語とされ「ゼニ」位の意味か。
畑 面 積 35ha (村の中央部と北部の2区画)
年間生産量 20万4千本
隣 接 畑 シャトー・ペズ
オーナー ファミーユ・カーズ Famille Cazes
(ジャン・ミシェール・カーズ)
醸造責任者 ダニエル・リョーズ
作付割合 カベソー 70% メルロー 20% カベフラ 10%
平均樹齢 30年
植栽密度 9,000本/ha
収 量 50hl/ha
土 壌 等 ガロンヌ系の砂礫質や粘土砂質土壌。
表土は泥灰石灰質
収 穫 手 摘
タ ン ク ステンレスタンク(18個) セメントタンク
発 酵 15~17日間 醗酵槽でマロラクティック醗酵
新樽比率 50% 残シャトー・ランシュ・バージュの1~2年落ち樽
樽 熟 成 15ケ月
コラージュ アルブミン使用
濾 過 必要により。
セパージュ
2003年 カベソー 65% メルロー 20% カベフラ 15%
特 徴 芳醇な香りを持ち、ふくよかなワイン。
香 り 土、ハーブ、グランベリー、チェリー、甘草、黒系果実、
飲み頃の続く期間/ 収穫後5年から12年
評 価 ボルドー第4版 重要なヴィンテージ
1995年 PP86
魅力的で、やわらかい、まろやかな、中くらいから暗めのルビー色。ハーブ、ブラックチェリー、カラントの果実味が感じられる。みずみずしく、いくらかエレガントもあり、ミディアムボディで、タンニンはやわらかく、穏やかなフィニッシュ。
予想される飲み頃。 2000年まで ダウン
1996年 PP86
縁いっぱいまでに濃い暗いルビー色をしており、秀逸なブラックベリーやカシスの香りのするノーズの背景にはスモーキーなオークも感じられる。
甘い、豪勢な舌触りをした、驚くほど近づきやすい、まろやかなワインで、フィニッシュは秀逸。
予想される飲み頃。 現在から2014年 sei
1998年 PP87
暗いルビー/紫色。大量のカシスの果実味のほか、土っぽい、森の下生えの趣も感じる。ミディアムからフルボディで、凝縮感は上等。舌触りは秀逸。やわらかい、スパイシーな、胡椒の様なフィニッシュ。
予想される飲み頃。 現在から2010年 ギリギリ
1999年 PP86
愛らしい、外向的な、暗いルビー色。ブラックカラントやチェリーの果実を思わせるアロマやミディアムボディ、やわらかいタンニン。
予想される飲み頃。 2006年まで ダウン
2000年 PP89⇒PP87
濃い紫色をしており、アロマは甘草や黒系果実を思わせる。中身の詰まった、筋肉質なワインで、層を成す舌触りがあり、酸は弱く、タンニンは熟している。
予想される飲み頃。 現在から2015年 sei
2001年 PP86
土、ハーブ、クランベリー、チェリーの特徴がこの軽量級のワインに感じる。
ミディアムボディで、まろやかで、エレガントで、心地よいが、興味をかきたてられない作品である。
予想される飲み頃。 2009年まで ダウン
2002年 P86
2003年 PP86~88⇒PP86
深みのある、縁いっぱいまで濃いルビー/プラム/紫色をしており、甘いノーズは黒系果実と土を思わせる。ミディアムボディで、まずまずの酸、肉付きは上等で、口蓋に残るフォロースルーは良好である。
予想される飲み頃。 現在から2015年 sei
2004年 PP85
2005年 PP86
2006年 PP87
2007年 PP86~88
2008年 PP88
2009年 PP88~90
2010年 PP87~89
オルム・ド・ペズの歴史は18世紀後半にさかのぼります。世界恐慌時代にシャトーは倒産、区画も離散しますが仲買人ルイ・ミアイエが集め直し、管理を行っていました。1940年にすでにポイヤックのシャトー・ランシュ・バージュを取得していた、パン屋のジャン・シャルル・カーズが購入します。
もともと、このシャトーで働いていた栽培責任者ジャン・グイヨーとジャン・シャルルの姉マリーが結婚し、グイヨーの戦死後マリーがシャトーの運営に携わっていたこともあり、経営はマリーの娘アメリーが行っていました。
現在は、シャトー・ランシュ・バージュのオーナーであるジャン・ミシェル・カーズとその一族が所有します。
1940年代から1950年代にかけてはかなり重々しいワインを造っていたとされておりますが、ジャン・ミシェル・カーズの時代から、飲みやすいものへと変わってきているそうです。
醸造は、ランシュ・パージュの技術陣が行っているので信頼性も高いでしょう。
パーカーちゃんはがっかりさせられることのないワインとしていますが、私の最も信頼する旭川のワインショップ大垣の石川氏(北海道一との評価)の弁では、価格の手頃感から結構レストランに置かれているらしいのですが、ヴィンテージによる波があるとのことです。
ミディアムからフルボディと表現されることが多いようですが果実味が豊かで私の大好きなシャトーです。
帯広市に買い出しに行った折、1985年ものがセラーにあり、オールドヴィンテージだったので、試しに買ったのですがメチャメチャ気に入りました。翌日在庫の確認をし、翌週片道2.5時間もかけて残りの5本を購入しましたが、あれ?なんか変。あれ程気に入っていたはずが。あの甘さはどこに行ったの。
5本は地下蔵に保存されていたものなので、熟成の違いが出たのかと勝手に考えました。その後もレ・ゾルムを購入しましたが、最初の1985年程の感動は得られていません。
でも、大好きなワインです。
他にも、購入先の違う同一ヴィンテージの同一ワインを飲み比べしたことがありますが全然別物と感じたこともあります。
飲む方の体調にもよるでしょうし、蔵出しは別物ですとか、フランスのシャトーのシェまで行かなきゃ本当のワインの味は判らない等々。貧乏人は最高のワインを飲めないのかな。
曰く、信頼するインポーターやショップを選べ。 う~ん。名言。
(ろくでなしチャンのブログより)
(+)ワインダールより6本セットで30360円。単品だと5670円。