喉飴と鞭による映画・小説・漫画論評~このブログを見る者は地獄を見るだろう~

タイトルの通り、映画、小説、漫画を観終わった後に、感想を書くだけです。コメント頂ければ幸いです。

インセプション (2010) ★★★☆☆

2020-03-19 14:53:02 | SF

BSプレミアムで録画したものを鑑賞。

 

 

監督・脚本:クリストファー・ノーラン

製作:エマ・トーマス、クリストファー・ノーラン

出演:レオナルド・ディカプリオ、渡辺謙

音楽:ハンス・ジマー

製作:レジェンダリー・ピクチャーズ、シンコピー・フィルムズ

配給:ワーナー・ブラザーズ

上映時間:148分

 

クリストファー・ノーラン監督は『メメント』でもそうだったが、新しい映像表現に毎回挑戦してみせている。

『メメント』では時間軸を断片的に再構築することで、10分しか記憶がもたない主人公の視点を際立たせた。

本作では、産業スパイが標的の夢の中に侵入してアイデアを盗むという話だ。

普通ならそれだけで充分面白くなりそうだが、話が複雑なのは、夢の中の夢の中のさらにそのまた夢に潜るという構造になっているからだ。

ゆえに物語は三層構造になっている(実際は虚無の世界及び現実世界合わせて五層)

そして、潜れば潜るほど時間が経つのは遅くなるという前提が、独特な映像表現を生み出している。

これはテレビゲームで応用できそうな設定である。

監督のやりたいことは伝わってくるが、設定の理解が追い付かない。

ディカプリオ演じる主人公の奥さんが実在するのかどうか、初見では理解不能。

 

『ID:INVADED イド:インヴェイデッド』というアニメ作品を観た方が分かりやすいらしい。NETFRIXに入るタイミングで観よう

コメント (1)
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