喉飴と鞭による映画・小説・漫画論評~このブログを見る者は地獄を見るだろう~

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狼たちの午後(1975) ★★★☆☆

2019-04-01 23:31:49 | 伝記
狼たちの午後 [DVD]
クリエーター情報なし
ワーナー・ホーム・ビデオ

午前10時の映画祭最終作品。TOHOシネマズ楽天地にて鑑賞。

監督:シドニー・ルメット

脚本:フランク・ピアソン

出演者:アル・パチーノ、ジョン・カザール

配給:ワーナー

上映時間:125分

 

実際に起こった事件を基に製作している。

銀行強盗を計画するも間抜けでことごとく失敗する犯人。

人質にも舐められストックホルム症候群のような状況に陥っていく。

その部分がコメディタッチとなっている。

 

アル・パチーノ演じるソニーの犯行の動機は特殊なもので、ゲイの恋人の性転換手術費用を得るためのものだった。

しかしその恋人からは愛想突かされ見放されていた。

 

犯行の動機には同情しなくもない気もするが…本作で目立つのは現場を取り巻く群衆たちだろう。群衆の愚かさを描いている。群衆が野次を飛ばし、犯人をヒーローに仕立て上げている。反権力がブームの時代だったから?

唯一、本作に緊張感を与えているのはジョン・カザール演じるサルの眼光の鋭さ。いつ人質を殺してもおかしくなさそうだが、最後まで何もすることはない。

 

ソニーは妻子がいるのになぜオカマに走ったのかも謎。女に愛想が尽きたか。。複雑な話だ。。

以上


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