TOHOシネマズ新宿にて、IMAXレーザー字幕版で劇場版鑑賞。
監督・脚本:ピーター・ジャクソン
脚本:ピーター・ジャクソン、フラン・ウォルシュ、フィリッパ・ボウエン
原作:J・R・R・トールキン
製作:ピーター・ジャクソン、バリー・M・オズボーン、フラン・ウォルシュ
製作総指揮:ボブ・ワインスタイン、ハーヴェイ・ワインスタイン、マーク・オーデスキー
出演:イライジャ・ウッド、ショーン・アスティン、イアン・マッケラン
音楽:ハワード・ショア
主題歌:アニー・レノックス
製作会社:ウィングナット・フィルムズ
VFX:WETAデジタル
製作国:ニュージーランド、アメリカ
配給:ニュー・ライン・シネマ
上映時間:201分(劇場版)
ようやっと観終えたーー!!
最終作、敵倒してからが異様に長く、上映時間は3時間21分もあるという。
サルマンと対決するのかと思いきや一度も登場せず。(SEE版には出ているそう)
サルマンはあくまで中ボス的な役割なのか。
フロドと皆が合流して最終決戦!とかいう王道な展開ではなく、ただひたすらフロド、ゴラム、サムの三人は火口まで行動を共にし、物語は二手のパートに分かれたまま。
フロドパートは、よって地味なものである。ただ指輪の誘惑とのひたすら戦うのだ。
最後は、誘惑に負けてるし、勝ったといえるのか微妙だが…
巨大な象たちが襲い掛かってくるシーンは圧巻。あの巨体には対抗できないだろうというシーンで一歩も引かない。
しかし、ファンタジーながら、リアルなCGで戦争を描き切ることで、戦争の悲惨さを伝えている作品であると思う。
絶対、突撃している時点で誰かしらは攻撃を避けられず犠牲になるのである。(現代の戦争は、ここまでの人海戦術はないのでまた違うのかもしれないが。)
高橋ヨシキが解説しているが、本作の合戦シーンはAIのプログラミングで動いている。確か宮崎駿に密着したドキュメンタリーで、川上量生が宮崎駿に紹介していたプログラムの大元みたいなもんか?
特撮が凄いのはILMだけではないのだ。
三部作を通じての感想を書く。
まず、黒人・アジア人が全く登場していないことに違和感を覚えざるをえない。キリスト教がモチーフだからアジア系は仕方ないとして、この点はドラマでは改善されているそうだ。
そして、ラストシーンは原作知らないとわけのわからん。
いや、どこ行くんだってばよ!?なんか一度行くともう戻れないそうです。
指輪の所有権があった者だけが行くみたいですが、あのご老体のビルボも不老不死になるんか。
フロドにとっては、病体でいるよりも不老不死でいた方がええんか?エルフだけ神の国行けるとかやはり特権階級なんやな。
これからは人間の時代だから神の国に行きます、ていうのはメタ的な意味があるのだろうか。
いずれにせよ映画だけではなんで神の国に行く必要があるのか理解できない。
以上