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「つしま九条の会」結成11周年のつどいで、元犬山市長・石田芳弘さんが講演

2016年06月06日 | Weblog

つしま九条の会は5月29日(日)津島市文化会館で「結成11周年のつどい」を開催しました。



 第一部は、川島政信さんの腹話術。“憲法で戦争しないと決めたのに、アベ君が戦争したいとダダをこねているんだねぇ…”人形の9ちゃんと川島さんの絶妙な掛け合いで会場は大きな笑いに包まれました。つづいて、市内で活躍する美鶴会の皆さんによる箏(こと)の演奏。5月29日は呉服の日、和服姿で粋な三味線と雅(みやび)な箏が織りなす演目の数々は聴衆を引きつけました。

『日本国憲法は、人類永遠のあるべき姿への挑戦』

 第二部は、石田芳弘さんの講演「民主主義について考えよう」で、サブタイトルは「ラ・マンチャの男目指して」です。
「あるがままの人生に折り合いをつけて生きるのか、ドン・キホーテ(ラ・マンチャの男)のように、あるべき姿の人生のために挑戦するのかを考えたとき、自身は後者に共感した。」憲法9条を含む日本国憲法は人類と歴史に対するあるべき姿の理想像であり、ラ・マンチャの男の精神があると指摘した上で、県会議員・市長・衆議院議員と政治と行政の中に生きて、自分なりにあるべき姿に挑戦してきた実践者として、今の政治・地方自治・民主主義について持論を縦横無尽に展開しました。

 安倍内閣を分析するとして、「軍事で世界を征服しようとするアメリカは軍事戦略が突出した国で、日本が組み込まれていくことに危険を感じる。経済政策もアベノミクスに代表されるように、完全にアメリカの新自由主義に追随し弱肉強食の経済をすすめている。」、さらに「皇室中心・改憲・靖国参拝・愛国教育・自衛隊海外派遣がキーワードの『日本会議』に内閣の16名(85%)が所属しており、政治思想は『明治憲法に戻す』がその方向性だ」ときっぱり指摘しました。

 また、議会改革では、「地方議会で与党・野党という言い方は間違い。みな野党にならなければならない。与党とは執行側(市長)を中心とする談合を是認すること。保守系といわれる議員は、市長提案の議案に賛成することが役割と思っている」と厳しく批判。また、「自治体は国からの指示待ち・言いなりではダメ。意見書提出・請願・住民投票は議会制民主主義を補完するものとして重要な役割をもっている」と、その活用を呼びかけました。

 つどい開催にあたり、後援する津島市と市教委に招待状を、全ての市会議員・市老人会連合会長・遺族会長・女性の会々長あてに参加要請の手紙を添え招待状を贈りました。

(この記事は、つしま九条の会事務局長の川村保男さんからお寄せ頂いたレポートを基に掲載させていただきました)

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