がじゅまるの樹の下で。

*琉球歴女による、琉球の歴史文化を楽しむブログ*

当サイトの掲載写真・イラスト等の無断転載/無断使用を禁じます

第一尚氏王統陵墓、天山陵

2014年03月02日 | ・琉球史散策/第一尚氏

 

木々が茂った…庭?

 

実はココ、

天・山・陵・です!

第一尚氏王統の陵墓で
クーデターの際に荒らされたというあの天山陵!

首里の昔ながらの住宅街の中にあります。

現在私有地なので中に入ることはできないのですが
道沿いからちょっとのぞかせていただきました

天山陵の西室は第二尚氏時代も墓として使用されていたらしいのですが(※)
東室は1983、84年に住宅建設でつぶされ、
今見ることができるのは石の台座のみ。
(アーチ門や西室も一応まだ残っているみたいですが…)

※天山陵のある土地は尚清王から五男・尚恒(北谷王子)が賜ったと伝えられていて
西室は尚恒から、4代目の真鍋樽金までが葬られている、と。
で、現在はその末裔の方の所有となっているようです。


参/「月代の神々」(當間荘平著/昭和60)

 

さて、その石の台座はどこにあるでしょう?

「ウォーリーを探せ!」ならぬ、
「台座を探せ!」

 

さぁ、よく見て、よく見て。。。

 

見つけた?

わかんない?

 

ヒント出す?

 

まだ?

 

 

・・・

 

 

じゃあ、どうしてもヒント欲しい人のために
ズームアップ!

 

 

見つけた?

下にあるブロックじゃないよ。

レリーフのあるきれいな台座だよ。

 

 

これ!

 

あーん、もっとちゃんと見てみたい。

近くに案内板があるわけでもないので
(敷地内には碑があるようですが)
知らないと気づくことはまずないですね

 

 

ほんじゃ、一応第一尚氏王統の墓リスト
再編成して再掲載。

 

【第一尚氏王統】

1代目 思 紹

2代目 尚巴志

3代目 尚 忠

4代目 尚思達

5代目 尚金福

6代目 尚泰久

       → 移葬前

7代目 尚 徳

ついでに、

6代目候補 布里

※尚巴志~尚忠まではまとめて佐敷森


思紹の父ちゃん、鮫川大主も佐敷ようどれみたいですねー。
(参/玉城村史8巻/2006)

で、鮫川大主の父ちゃん、屋蔵大主
実はこの間行ってきたんですけど、まだ載せてないです。
そのうち載せます。

*追記*
屋蔵大主の墓、載せました→ 

 


ワタシが訪問して記事にしている時から
ちょこちょこ状況が変わってるという情報が入ってます。

今のところ尚金福と尚徳。

尚徳はこの間見てきました。
確かに「あちゃ~…(ノД`;)」でした。

各記事の写真は掲載した当時のものということでご了承ください。

 


今日もご訪問ありがとうございます。
ぽちっとクリック応援してくれたら嬉しいです☆

 

当ブログの写真、イラスト、図はもちろんですが
記事内の文章の無断転載も禁止です。

参考にしていただくのはいいんですが
まるまるコピペはやめてください(-_-;)
ご自分の解釈と言葉で書きましょうよ…。

リンクはOKなので、引用したい場合は
転載ではなく、該当記事を紹介するという形でリンクを貼ってください。
もしくは必ず事前に許可を取ってください。
(許可取得の方法はこちらを参照ください)

よろしくお願いします。


コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 琉球史ゆる漫画/羽衣伝説 | トップ | 久米島現代版組踊、那覇公演 »

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (照屋大地)
2014-05-18 19:42:16
こんにちはU+2728
現代版組踊やってました。照屋といいます(*^^*)
最近首里城付近をドライブしてるんですが、この天山陵はどこにあるんですか?
返信する
大地君へ (和々)
2014-05-21 20:27:00
こんにちは!大地君、いらっしゃいませ(*^^*)

さて、天山稜の場所ですが、
現在ここは個人宅になっているので
ここで詳しいポイントや住所を言うのは避けさせてください;

一応、ヒントとしては首里の池端エリアです。
あとは、古地図とか…。
http://archive.library.pref.okinawa.jp/?page_id=7099
また「月代の神々」(當真荘平著)という本に詳しくあるので
良かったら探して読んでみてくださいね!
返信する