今月25日発売予定の池上永一さんの新刊「黙示録」
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近世の、尚敬王時代の話なんだよね。
雑誌で連載してるんだけどそれは全く読んでないので
単行本化を待ちに待ってました!
楽しみです
というわけで、池上さんのテンペスト繋がりで
今日は久米村(付近含む)散策してた時の写真で
これまた久々のテンペスト行脚記事を。
天使館跡と、薩摩藩在番奉行所跡です。
当時の面影は全くないのですが、
案内板が立っています。
そして天使館と在番奉行所…
近っ!!Σ(゜∀゜;)
二重従属の形にあった近世琉球は
一応、薩摩と清国との直接の接触は控えていたそうなのですが
この距離なら普通に道で出会うこともあるだろうに。
ああ、木漏れ日の影が…(^^;)
親見世跡の案内板にあった地図。
ホント、こんな感じで近い。
清国と日本との二重外交を続ける琉球には
それぞれの国に出先機関が設けられている。
清国の福州にある琉球館、
そして薩摩にも琉球館があった。
これが現在の大使館の役割を果たしていた。
琉球にもまた薩摩の出先機関が設けられている。
那覇港付近にある御仮屋と呼ばれる屋敷がそうだ。
天使館に清国人がいるように、
御仮屋には日本人がいる。
「テンペスト(上)143-」(池上永一著/角川書店)
御仮屋(うかりや)=薩摩藩在番奉行所です。
天使館については過去に何度か
行脚記事UPしてますのでそちらもどうぞ。
→ ★ ★
↑クリックすると拡大します。(でもちょっと見えにくいかも…)
ちなみに天使館と在番奉行所の間にある
「親見世(おやみせ)」とは王府時代の那覇の役所のこと。
創設は第一尚氏王統の頃からっぽい。
港からあがってきた貿易品を販売する
「御店(おみせ)」が元だったのだとか。
すぐそばに市場が展開されていったのも納得です。
それにしても、この記事書くって
ひっさびさにテンペスト開いた。
いや~、さすがにだいぶ記憶抜けてるわ~
photo by コンデジ