昨日、肝高の阿麻和利卒業公演二日目昼公演に行って来ました。
レビュー、書きますね。
(毎回、平田舞台の公演後はブログのアクセス数が増えます。ありがとうございますm(_ _)m)
あ、自分の備忘録も兼ねて書いてる毎回のレビューですが、
当然のことながら、メモ取りながら観劇してるわけじゃないです。
公演終わって、家に戻って、
さあ、書くかーってなってから
思い出しながら書くわけですね。
なので、完全に自分の記憶のみに頼ったものなので
多少の記憶違いとかはあるかもしれません。
前からやってる演出なのに、はじめてのように書いてたりとか?
席によって、その日によって、
見る視点とか見える風景とかも若干変わるものですし、
気づくのが早かったり遅かったりもするものです。
なのでそういった点はご容赦くださいませ。
その時々の公演で、
ワタシが印象の残ったところ、ということでお読みくださいね。
≪三つ巴万歳≫
ご存知のように(?)ワタシは家紋好きの三つ巴好きで
舞台の三つ巴の演舞や衣装も大好きなんです。
二部冒頭、首里城の場面。
不穏な音楽に乗せて幕が開く。
尚泰久の座る玉座の前に
ずらりと並んだ三つ巴衣装の女サンたち。
……!!
(どツボはまり中)
ぞくりときました。
舞台にも不気味な迫力が出ててすごいインパクトでした。
コレ、初日公演にはなかったデス。
で、舞台袖で三つ巴を開いたり閉じたりと、
グスク公演で見せてくれたあのうごめくような動きを…。
(コレは初日公演にもありましたが、幕明けと同時にずらり、というのは2公演目から出た演出でした)
すごいなぁ。
どんどん変わっていく。
どんどん進化していく。
肝高の阿麻和利、まだまだ飽きそうもありません。
≪実はかわいい!?平安名次郎≫
あえてこの人一人をピックアップしてみようか(笑)
なんか、どんどん愛着わいてきたわー。
「へんなじらー」の後の、彼の動作がおもしろい。
前も書いたけど、頭かくの好きだな
あーもうっ!ってなってそっぽ向いて、くそ!って感じで頭かいて一人でブツブツやってる間に、
阿麻和利君たちはそんな平安名をほっぽって打ち合わせをはじめて、オイオイ待て!みたいな(笑)
なんか、頑固でケンカっぱやい印象の平安名次郎が、
ここではじめて印象が変わってかわいく見える(?)トコロ。
ところで、
「こいつの名前は、へんな じらー だ」
「ははは!何? へんな ちら だと?」
「違うっ!俺の名前は へ ん な じらー だっ!!」
「ははは、スマンスマン」
(↑ははっ、阿麻和利君軽く流してるし(笑))
っていうやり取り。
平安名次郎が一生懸命、「ちら」じゃなくて「じらー」だって言ってるけど、
沖縄人にとっては「へんな じらー」でも
何のフォローにもなってないよね(笑笑笑笑)
ああ、そういえばコレも去年の卒業公演で登場したシーンでしたね。
当初、すごいザワザワくすくすしてたよねー(笑)
ワタシも特記事項にしたし。
あれから1年かぁ…(笑)
≪ラ…ラブラブっっ!!≫
この回の百十踏揚はいつもの子ではなかったので
エイサーで百十踏揚が輪に加わるっていうのはなかったです。
(そうそう、演者によって変わるんですよ)
なので、見つめ合ってにこっはなかったのですが
(なので賢雄の一瞥もなかった(笑))
でも、見てて思わずちょっと赤面しちゃった(?)
ラブラブっぷり(と言っていいのか?)がありました(笑)
それは最後の最後。
役者チームの中通路での最期の礼。
阿麻和利と百十踏揚は最後まで残って、いよいよ退場というときに、
お互いに手を取り合って見つめ合って惜しむように離れつつ…
という憎い演出があったりするんですが。
(前のレビューでしっかり書いてます)
ここ!
なんかね!?
離れ行くとき、阿麻和利君が先に離れてっていって、
百十踏揚は最後まで阿麻和利を目で追って、
阿麻和利が行くのを見届けてから、身を引いて…。
ぬおぉぉおおぉぉ………(悶絶)
なんだコレ!!
憎い!憎すぎる!!
スゴイよ!この微妙な違いでドラマ性倍増だよ!
もしかしたら、この微妙な違い、前からあったかもだけど、
この時この二人がしっかり見える場所に座るの久しぶりだったから昨日、気付きました。
サイコーでした。
ステキな演出をありがとう
中通路より後ろ、中央席の方、ここは見逃せないチェックポイントですよ!!
≪ハッタラー≫
ハッタラー、今回はおなじみM君。
彼の演技はすごいダイナミックで舞台での見せ方(魅せ方)を知ってるって感じ。
えらそうな事書いてますが、なんかその時そう思いました。
で、
「うぉぅ、ぶっ飛ばしてるなぁ~…」
鬼鷲公演後に髪切ったというのは聞いてましたが、
それもネタにしてくるとはさすがです(笑)
「勝連グスクっていいですよね うふっ」
同感です。
勝連グスク、いいよね
でもなんで時々おかまキャラ入った?(笑)
あと、歩き方とか姿勢とか立ち振る舞いとか、
なんかスゴイ笑えるキャラになってました。
個人的に、大主様が肝高の子たちに巻き物を託して、ハケる時、
一生懸命、肝高の子たちに手を振るハッタラーに対して訝しがって返さない肝子たち。
それにがっくり肩を落としてハケる様に、
「細か…っ(笑)」
ってツボったりしました(笑)
なんか、アカインコ&おもろ君のノリだよね。
「愛の劇場」もよかったです(笑)
未だに攀安知と同一人物かどうか疑いたくなります。
(素のM君は、ハッタラーに近い感じ?(笑))
きっと、役によって歩き方や姿勢、立ち振る舞いはもちろん、
オーラとかも変えられるんだろうなぁ。
毎回のことながら、お見事でした
他にもこまかーいところで変わってたの
たくさんありましたよ!
加那のサバニを迎える波さんの前振りとか、
ゆんぐとぅに加わるときの女サンの振りとか
カチャーシーの締めで櫂を持った男サン君が前に出ようとするとか
7月のお盆の時の幕演出が変わったとか
客通路であんがまー(死神)に気付き無念さに唇をかむ大主様とか
中城戦の報告で護佐丸については報告せず去ろうとする賢雄を呼び止める百十踏揚とか
いつになく阿麻和利への裏切りを後悔して泣く賢雄とか(笑)
でもキリがないのでこの辺でやめときます。
また最終公演、あるしね
歴史ブログ 琉球・沖縄史
28回目ーの、44回目。
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