がじゅまるの樹の下で。

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毎回違って、毎回いい。

2011年02月12日 | ・肝高の阿麻和利レポ

肝高の阿麻和利卒業公演、二日目昼公演、

見てきました!!

 

やっぱ、昨日の舞台と…
違う!!

 

毎回違って、毎回新鮮!

 

だから飽きないし、
リピーターにはタマランのですよ!!

 

ってな訳で、詳しいレビューはまた改めて。
(昨日の公演レビューはこちらから

とりあえず、持ち帰ったシゴトせんと…

 

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写真は阿麻和利のお墓IN読谷。


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’10年度肝高の阿麻和利卒業公演初日

2011年02月12日 | ・肝高の阿麻和利レポ

はいっ、昨日観劇した「肝高の阿麻和利卒業公演」初日のレビューです。

11月の短縮版の肝高の阿麻和利を見て以来の、
27回目の肝高の阿麻和利です
全然飽きない。

卒業公演はあと4回あります。

もしかしたら新演出とかネタバレがあるかもなので
今後、公演を見にいく予定の方はその点ご注意くださいね。

↑の写真はオーソドックスなアングルの勝連グスク。
意外と載せてなかったかも?
卒業公演チケット発売日の朝の勝連グスクです)


≪バンドピット(中央舞台下)にも注目!≫

肝高の阿麻和利の舞台には欠かせない、
音楽、歌、そして音!
それらも全て中高生で行われています
(ちなみに、尚巴志の舞台はバンドはプロなのでそこが違う)

耳で楽しむものももちろんいいですが、
時々バンドピットに目を向けてみるのもおもしろいですよ★

十数名の子達がバンドピットにいて、
自分の出番以外はその場に座っているのですが、
出番が近づくとスッと立つ。
そのタイミングもそれぞれがバラバラに立つんじゃなく、
ちゃんと計算されつくされています。

それから太鼓とか、同楽器が複数ある場合、
その2人ないし3人のピッタリとあった息にご注目!
全身でリズムを取ってタイミングを合わせて息を合わせる。
見事です
太鼓とか、その打つ姿そのものが演舞のようです。

それから、指揮者が時々いたり、
ある楽曲の時は「衣装」(というか衣装小道具)を身に着けていたりと、
実は何かと見所のある肝高バンドさんたちなのでした!
(男性ボーカル君?、中学生なのに渋い!!)

バンドピット近くの席で、更に余裕があるときは、
是非バンドピットにもご注目を!

 

≪舞台前の用語解説≫

これが新演出の1つでしょうか。
ハッタラーが舞台に登場して専門用語の解説をしてました。
「サバニ」「加那」「按司」「グスク」の4つ。

ワタシが初めて肝高の阿麻和利を観劇した時期は
平田さんがこの解説をしてたこともありました。
最近はなくなったなーと思ってたら、こんな形で復活しましたか。
卒業公演は県外からのお客さんも多いようなので、いいと思います

ただ、その後の舞台開始とのつながりを考えると…
ハッタラーが舞台にずーっと出ずっぱりなので、
メリハリはなくなっちゃったかな…。
(迫力ある音楽の後、暗転した会場に、パッとハッタラーが登場するのってすごい印象的だったし…)
「時は15世紀…」の冒頭の語りの部分は一度ハケて声だけでもいいかも…?

 

≪男性アンサンブル≫

男性アンサンブル、なんか、かっこよかったですよ!?
いや、いつもかっこいいけど(笑)
なんか、チームの一体感みたいなのを感じました。

加那(阿麻和利)が王になる村人の喜びのシーン、
「ゆんぐぅとぅ」の舞に男性陣が踊り立つときに、
「よし、お前ら来い!」「行くぜ!」みたいな?
なんか、頼もしかった

で、「ゆんぐぅとぅ」途中から女サンも加わって大演舞でしたね!
すごい迫力でした。(好き好き)
そしてそのまま続く喜び踊りの数々、すごい盛り上がって見ててすごいテンションあがります。
女サンメンバーの笑顔のパワーも大きいわ~(思わずつられます
隣に座ってた小学1年生くらいの男の子が一生懸命一緒に歌い踊ってたよ(笑)

 

≪新キャラ!?玉城ばーちゃん≫

はははっ、笑いました(笑)

その足腰の弱さ、ひやひやするよ、ばーちゃん!!(笑)
演者さん、見事でした。
擬似首里軍に追われる時、ちゃんと逃げられるか目で追っちゃったよ(笑)
休憩のアナウンスでもいい味出してました(笑)

 

≪首里の悪役s≫

悪い…!!悪すぎるゼ金丸!!!(笑)
なんだあの「にやり」、あごで指図し、鼻で笑うあの態度!!ヤなヤツ全開!!
(↑めっちゃ褒めてます)
ベストofにやり認定 
演者のKさん…前々から悪役うまいけど、今回もめっちゃ「悪」でしたね
(↑繰り返しますが褒めてます)
「石火矢」を触って嫌悪感を示して手を着物で拭いたしぐさに、
金丸の潔癖症で神経質な感じが出てて良かったです


すると金丸のボス、尚泰久の性格設定ももっと明確にしたいトコロですね♪(ワタシだけか?)

「金丸。肝要な知らせとは、一体何事じゃ」
の第一声。
かなり悪役の雰囲気があったりしますが。

尚泰久は果たして「悪」なのか。
それとも、尚泰久も金丸に操られていただけなのか(そう見えますが)。

娘・百十踏揚を愛する普通の「父ちゃん」であり、
更に仏教に帰依した「信心深い」人であり、
尚巴志以来の名君とされた「王」であり、
「文人」でもあったとされる尚泰久。

金丸は分かりやすい「悪」ですが、尚泰久は結構複雑だと思う。
(実際、歴史家さんたちの解釈も様々ですしね。黒幕は尚泰久なのか金丸なのか!?)
どんな尚泰久像を描いて演じるのか、出番は少ないけど大事かなーと。
(演者さんによってその尚泰久像が違っててもおもしろいと思う

≪見つめあい、キターー (゜∀゜)!!(笑)≫

ちょっとだけでしたが(笑)
エイサーを踊る阿麻和利&百十踏揚。
「見詰め合え~~~~~
っていう念を客席から送ってました(笑)
後半、何度かちょっと見詰め合って「にこっってありましたね(笑)
(阿麻和利君は後ろ向きなので見えませんでしたが、百十踏揚の表情で分かります)

後半、百十踏揚と阿麻和利が向かいあう立ち位置の時は
もっと見詰め合ってラブラブっぷりを演出してほしい(笑)←希望的妄想?(笑)

 


≪で、やっぱり書く大城賢雄≫

今回は男の子賢雄。いい声渋いなー
で、個人的にはもっとヒゲ希望(笑)

阿麻和利が刺されて、いきり立つ屋慶名たちを制する場面。
「待て…!誰も、手向かいするな…!」
「――なぜだ!!」
が、屋慶名から賢雄の台詞に変わってましたね

思わず「おぉっ?」ってつぶやいたけど、
うん。納得。

その後死に逝く阿麻和利に後悔する賢雄に、大主様が手をかけるしぐさも良かった。
前回の公演で見た、霊力を持つ(?)賢雄像や、
取り乱す側近とそれを制して合掌する屋慶名たちはなかったですねー。

あっ、その代わり阿麻和利戴冠式の「あまわり誕生」演舞、最後の振りで、
阿麻和利に向かって差し伸べた手を自分の胸に引く、
というのはみんながやっているんだけど、
平安名次郎たちはさらにそれを刻み込むように
胸のうえでとんとんってやったのは印象的でしたよ。
よく見てるデショ?(笑)

* おまけ *

≪ジャージーズ≫

ジャージーズな肝高の子(3人)でした。
ジャージかぁ…(笑)
しかもあれ、学校指定ジャージだったりしません?(笑)

 

ってなわけで、今日の公演も楽しみたいと思います

 

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