今日、家で探し物をしてたら出てきたー--!!
大河ドラマ「琉球の風」のセットを公開した
スタジオパーク(現・むら咲むら)にあった進貢船の写真!!
(ついでに子供のころの通知表もでてきた(笑))
復元・三重城(みーぐすく)の記事で触れたアレです。
(↑の写真の左にあるのが三重城に続く道)
進貢船ってなぁに?って方はこちらから。
「琉球の風」の放映が1993年1月~6月らしいので
この写真の撮影がその前後だとして、結構古い写真ですが
スキャンしてみました。
服装からも時代を感じるので全身モザイクで(笑)
この進貢船、億単位のお金をかけて制作、
三重城(復元)の海に浮かべておりましたが、
台風で大破。
船はちゃんとした「港」に停泊させないといけない、
ということを億単位のお金をかけて実証した出来事(BY上里隆史さん)
らしいです(笑)
しっかり……そっかぁ…
あのころのここが、今のGala青い海エリアになっているわけか…。
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3年ぶりの肝高の阿麻和利かっちんグスク公演!
24回めの観劇となるワタシでも、
実際のかっちんグスク公演は初!!!
ってことで、非常に楽しませてもらいましたー!!
公演前のオープニングアトラクションでは
肝高の阿麻和利卒業生で音楽活動をしている
「Niina」や「愛~かなさ~」のミニライブもあってお徳感満載!!
(Niinaの「キムタカノアマワリ」、グスクで聴いたら感慨深い…)
では、毎回恒例の、
和々的マニアックレビューです。
(覚めやらぬ興奮の故、超長いです(笑))
≪東儀秀樹さんとのコラボ≫
まず、特筆すべきは雅楽師・東儀秀樹さんとの1年に1度のコラボです。
ワタシが肝高の阿麻和利を初めてみたのは2年前の夏、
東儀さんとのコラボ公演だったし、
去年のコラボ公演IN東京も観劇しているので、
彼との特別舞台は欠かせられなくなっています。
東儀さんとの公演のときは、彼の楽曲も劇中に何度か出てくるので
まさに舞台との「融合」、
そして東儀さんの奏でるあの神秘的な音、メロディー、佇まい、
いつもの肝高の阿麻和利とはまた一味違った舞台を楽しめます。
個人的に、2部冒頭(首里)の音楽がぞくぞくっって来ます。
そうそう、東義さんがアレンジをしてCDにも収められている「キムタカ」。
これも、メンバーのダンスや台詞付きで見れました!
2年前のハワイ公演の時の振りで、懐かしかったです。
この前振りから、すっと、そのまま舞台に入っていくあの演出もいいよね~。
(なので、いつものハッタラーが出てきて挨拶して…っていうのは全部カット)
東儀さんとのコラボ公演は、
普段の舞台とはだいぶ演出が変わります。
今回は野外ということで、なおさら。
しかし、それがまた良かった…!!
≪野外ならではの演出≫
実際の勝連グスクを背景にした舞台、
ということでもうそれだけで場の雰囲気は抜群!
淡く照らされて、ぼうっと浮かび上がるグスクのなんと神秘的なこと!!
あんなに天気が心配されていたのに、
しだいに雲もひいて、晴天に星が瞬いて…。
本当に、最高のシチュエーションでした!(感動!)
そしてそのグスク(四の郭)を存分に使った立ち居地、演出、
3年前のグスク公演はDVDで見てましたが、
やはりその時よりもさらにバージョンアップしている印象。
斜面や城壁を効果的に広く使って
160名近いメンバー全員(?)がうわーっと演じるその空間は圧巻の一言。
そして、絶対にホールでは不可能な「火」も登場。
「うわーーーー!!スゴイ!!!!」
ってなりました。
(そうか…グスク探索でみたアレはコレだったのか…って感じ)
で、やっぱり感慨深かったのは、
ここが「本当の勝連グスク」である、
ということ。
550年前、実際にこの場所で、阿麻和利が生き、百十踏揚が住まい、
大城賢勇が奮戦し、多くの兵士達が戦い、そして死んでいった。
自分が座っていたこの場所にも、
皆が演じていたあの舞台にも、城壁にも…
と思うと、胸にこみ上げてくるものがありました。
合掌。
≪首里の場面の演出効果≫
野外ならではの演出はたくさんあったのですが、
特に印象的だったのは2部の「首里」の場面です。
ホールでは、舞台背景に「首里城」が掲げられているのですが、
野外公演に背景の絵などあるはずがない。
そのままでいくのかな?と思いきや…!!!
擬似首里軍の舞で登場する、三つ巴衣装の人たちが
ぐるりと周りを取り囲み、「首里」を演出。
しかも、時々衣装をゆっくり閉じたり広げたりと、うごめいているようで…!!
実に自然で、かつ印象的で、そしてちょっと不気味で不穏な雰囲気。
金丸宅の場面も同じような感じでかっこよかったです。
もともとあの三つ巴衣装が好きだったので(←家紋好き(^ε^))、
あれはスゴイ印象的でしたねー。
それから尚泰久登場のシーンも、
バックライトでシルエットを浮かびあがらせて…。
ああ、このため(だけ)に白幕だったのか…。
≪民衆の踊りでの「かご」≫
演舞では1部のクライマックス、
阿麻和利が王座に就く際の民衆の踊りカチャーシーの場面で、
ハッタラーと両隣の女サンの3名が食物の入ったかごを持って踊ってましたねー。
うん。
これ良かったです。
種をまく振りがあったりもして、
なんか、どんどん繁栄していった(=豊作、人々の暮らしの安定)勝連を彷彿させました。
尚巴志の舞台の大地の踊りをヒントにしたのかな?
≪大城賢勇かっこよすぎ≫
最近気になるヒト、大城賢勇(笑)
やっぱりかっこよかったッス。
芸達者で様々な役柄(ハッタラー、肝子、大主、そして攀安知などなど)を披露してくれているM君が演じてましたが、
はぁ~、やっぱり一挙一動うまいなぁ~と関心しきり。
おもわず「にやり」(っていうか、にたじーだね(笑)押さえるの大変だった(笑))
としてしまったのは、
前回の夏公演レビューでも書いてた、
エイサー場面で阿麻和利が踊り、その輪に百十踏揚が加わるところ。
賢勇がその時、一瞥してくれました!(笑)あはは
その一瞥具合もよかったぁ(笑)
うはーっ!タマラン(笑)
↑絶対ワタシずれてる(笑)
でもやっぱり阿麻和利と百十踏揚が見つめあいつつエイサーをすることはなかったので
後半、ちょっとだけでもいいからその場面があると、いいなぁ~
(2人のラブラブっぷりを発揮してほしい(笑))
「阿麻和利と百十踏揚、目ぇ合え!!見つめあえ!」
って密かに念じてましたけど(笑)
今後に期待(笑)
で、続けます。
阿麻和利の最期のシーン。
賢勇が発案して阿麻和利に刺客(=鶴松・亀千代)を送るわけですが、
その刺客たちの演舞中、阿麻和利に酒を勧めて「最期の場」を整える。
その、腹にこめた思い、その刺客たちを見つめながら目を光らせる、
そんな立ち振る舞いが「おっ」ってなりました。
阿麻和利と百十踏揚が
「大丈夫ですか?世間では按司加那志様が首里に弓を引きそうだと、専らのお噂でございますよ」
「わしは王府のことに首は突っ込まない」
云々…
という場面は、阿麻和利そっちのけで(←失礼)
“背景”の賢勇たちばっかり見てました。
阿麻和利の側近、屋慶名たちに酒を勧める賢勇。
「ささ、どうぞ、どんどん飲んでください」
「どうじゃ、お主もひとつ」
「いえいえ、私は結構です」
「そう言わず、ほれ」
「いえ、実は私は酒に弱いのです」
「またまたそんなこと言って…」
「いえ、本当にお気になさらず」
「そうか?では… 勝連の勝利に乾杯!」
「ぃよっ!(拍手で盛り上げる)」
みたいなことが、繰り広げられています(笑)
※↑は全部ワタシの妄想です。台詞は一切ありませんが、動作からそう読めます(^ε^)
で、阿麻和利は死に際、百十踏揚を賢勇に託すのですが、
「賢勇!」
と阿麻和利に言われ、思わず顔を背け阿麻和利を避ける賢勇。
しかし、
「踏揚を…頼んだぞ…」
といわれ、ハっとします。
この場面はいつもあるんですが、
顔をそむける(=阿麻和利を正視できない後ろめたさ)ってのは今回印象的でしたねー。
で、後悔しつつも、死に行く偉大な武将阿麻和利に敬意を払うんですよね。
あと、阿麻和利がマブイを取られて昇天するシーン。
この名場面、霊的な存在である、長老、ハッタラー、そして神女である百十踏揚は
目の前の阿麻和利の体ではなく、去り行くマブイ(魂)に反応します。
実は、昨日の賢勇はこのシーンでちょっと気づいた(反応した)ような雰囲気を見せたんですよね。
う~んって唸っちゃいました。
実は、大城賢勇、「おもろを歌う霊的な力があった」という説もあるんですわー。
百十踏揚とともに勝連を脱出した際、追っ手に追いつかれそうになりあわや…、ってところで
百十踏揚を讃え助けを請うおもろを歌った、
するととたんに嵐になり、その雨風に紛れて無事逃げおおせた…とね。
(参「夏氏家譜」)
そんな賢勇像を髣髴とさせました。
ま、そんなこんなで最近気になるヒト、大城賢勇。
よかったです(笑)
ちょっとだけ「あれ~?」って惜しかったのは、
きむたかバンド。
ホールとは違って、壁のない野外はやはり音響面で1番影響があるところなのか。
ちょっと不安定なところがちょこちょこあったりして、
そして太鼓の音がすごい軽かったです…。
え?なんで?
ってくらい。
ドラムセットの横の太鼓みたいな音で、
和太鼓特有のあの重い響きがなかったです。
うーん?
ああ、あとマイクトラブル1人。
惜しかったですね…。
屋台も出てて、「村祭り」感サイコーでした♪
さ、今日も楽しむぞー!
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写真は下の5枚はコンデジ撮影です。
肝高の阿麻和利を初観劇する時の事前情報集2、一部修正しました♪
(つまづきやすい台詞解説)