下手の横好き日記

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西澤保彦『幻惑密室』

2010-10-19 23:59:59 | 
とうとう読みました。
西澤氏の「チョーモンイン」シリーズの第1長編です☆


ワンマン社長の会社《ゲンキ・クリエイト》に勤める若手社員4人が、
1月3日に社長宅に「新年会」と称して招待される。
ところが超常現象が起こって、一堂は社長宅から出られず、電話も通じない。
そんな状況の中、さらに社長が殺害されるという事件が起こり・・・
チョーモンインの神麻嗣子(かんおみつぎこ)の活躍やいかに!?


ということで、いきなり「チョーモンイン」って何?という感じですが、
これは〈超能力問題秘密対策委員会〉という秘密の組織?の略称のようです(笑)
超能力を使った犯罪行為などを「補導」する組織ということです。
神麻嗣子は、そのチョーモンインの出張相談員(見習)という立場らしいのですが、
組織が組織だけに、かなりの謎キャラ&天然キャラです。
普段のいでたちからして、巫女さんみたいな袴姿に三つ編みとかですし(^^;

で、これはミステリなんですけど、いきなり超能力の存在が明らかになっています。
どのような種類の超能力かは、チョーモンインの調査ですぐ分かるのです。
今回は、ハイヒッパーと呼ばれる能力者が事件関係者にいることが分かります。
この能力は、簡単に言うと、幻想実体化能力という感じかな。

例えば、リンゴがあると相手に暗示をかけると、
相手には、そのリンゴが実際の存在として認知されるというもの。
すごい能力ですが、万能ではないのは、読んでみると分かります。

そんなSF設定から始まりますが、その仕組みさえ理解すれば、
後はストレートな犯人当てのミステリ。
私は、途中まではいい感じで読みきってましたが、犯人には驚きました(^^;
なかなか侮れないシリーズです。

キャラとしては、俺=保科というバツイチのミステリ作家。
そして、美女で有能な能解(のけ)警部。
カウンターエスパーとして、超能力無効能力を備えた金色の猫・ボルくん。
彼らの中で、右往左往の大活躍(?)を見せる純真乙女が神麻嗣子。
すごいですね・・・(^^;

そのうち、シリーズの続きも読んでみたいです☆


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
う・わ~~~ (あかね)
2010-10-20 12:28:38
めちゃくちゃ面白そう

西澤作品

濃いですよね・・・
超能力って(笑)
えええ?
って感じですが、そういう意外なSF設定が楽しいなあ

私もチャレンジしたいです

タックタカチシリーズもぜひ
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ついに (翠香)
2010-10-20 23:41:41
読みましたね♪
神麻さん、可愛いでしょ?(^^)
ドジで健気なところが萌えます(笑)
設定はかなりぶっとんでますけど、
肝心なところはしっかりミステリになっているのがさすが西澤先生ですね(^^)
楽しいシリーズなので、ぼちぼち追いかけていこうと思ってます♪
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あかねさんへ (viviandpiano)
2010-10-21 02:26:13
なんか、ドキドキしました。
超能力者とミステリの探偵役なんて、
異種格闘技みたいですよね(^^;

これからも、どんなエスパーが出てくるのか、
かなり楽しみです♪
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翠香さんへ (viviandpiano)
2010-10-21 02:30:01
もう、挿絵もそうですけど、
めっちゃ、かわいかったです☆
ペンギン走り、納得♪

超能力とか出てくるSFも、
理論だっているところが好きなので、
このシリーズ、私も追いかけていきたいです☆
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