下手の横好き日記

色々な趣味や興味に関する雑記を書いていきます。
ミステリ・競馬・ピアノ・スポーツなどがメイン記事です。

堀ります、掘ります!

2010-07-31 23:59:59 | ゲーム
無事に「夜想曲」をクリアしたばかりなのですが、
そのときに一緒にゲットしてきたゲームがあります(安かった!w)
発売当時にちょっと気になっていた作品だったので、つい買ってしまいました(^^;
もうちょっと時間を置いて・・・と思ったけど、スイッチオン!

そのゲームの名は「インゴット79」と言います。
インゴットとは金属の塊のことらしく、79というのは元素記号79番=金のこと。
そう・・・金塊ですね(まんまです^^;)
このゲームは、金を掘るシミュレーションゲームなのです☆

私は、シミュレーションゲームというのが結構好きです。
現実には体験できないことを手軽にやってみることができるというのは、
やっぱりワクワクする楽しいことです。
金を掘るって、普通できませんけど、ゲームならできてしまうんですね♪

で、このゲーム実際の鉱石発掘会社の監修を受けてまして、
それなりに金を発掘する手順というか、実際の内容を勉強もできます。
(勉強しても、実際には掘りにいけないけどw)

まず、川などでポイントを決め、砂金を探します。
砂金が出れば、その上流に金鉱脈がある可能性が高いわけですね。
そして、上流部分の岩石をチェックして石英を探します。
その石英に金が含まれている場合、黒い筋のようになって現れるそうです。
金山って、金ぴかの石の塊がごろごろしてるというイメージがあったのですが、
どうやら全然違って、かなり地味な石のようでした(笑)

で、なんやかやでポイントを決めたらボーリング作業!
地表近くの金鉱脈は昔から掘れる場所だから、ほぼ掘りつくされているようですが、
現在はもっと深い場所の金鉱脈を探すのがゴールドハンターの定石だとか。
ゲームの中では発破太郎(はっぱたろうw)という人がボーリング担当なのですが、
何かもう、いかにも「職人」という感じがして、ファンになってしまいました(笑)

さて、ゲームで金鉱は黄金のムカデに例えられています。
それは前述の石英に表れる黒い筋がムカデのように見えるからだそうで、
佐渡の金山奉行もムカデを旗印にしていたとか。(トリビアっぽいですよね)
金を掘る人にとっては、縁起のいいものだったのでしょうね。

が、ゲーム画面で現れる黄金のムカデはかなりリアルで、
足が一杯「うにょうにょ」している姿は、オー、ノー!という感じ(^^;
金色だからまだ許せるけど、触角なんかもついてて冷静に見るとグロテスク。
そのムカデがですね、ボーリングの管の中に、
まるで掃除機で吸い込まれたみたいに入ってくれば金ゲット!なわけなんですけど、
ここも、余り気持ちのよろしくない演出です(^^;

まだ始めたばかりですけど、とりあえず景気の良いゲームだし、
ムカデも慣れればどうということもないので、頑張って金を掘りつくしたいと思います♪

湊かなえ『告白』

2010-07-30 23:59:59 | 
映画化もされた作品ですが、
原作である小説は、なかなかすごい作品であると教えてもらっていたので、
満を持して読んでみました☆


2月のある日、S中学校のプールで幼い少女が水死した。
隣の家の犬に餌をやろうとした末の事故死として処理される。
少女・愛美の母でS中学の教師でもある森口悠子は、
3月の終業式の日、自分が担任する1年生のホームルームで語る。
今月いっぱいで学校を退職する、と。
そして、愛美は事故死ではなく殺されたのだ、と。
その犯人は、このクラスの生徒だ、と。
驚くべき宣告と復讐。
事件の関係者達のそれぞれの視点で語られる事件の戦慄の真相と結末とは!?


本当に、すごい作品ですね。
昨今の犯罪の要素をすべて取り込もうとしたのでしょうか。
そして、それに対して提示されている様々な意見は、登場人物の考えなのか、
あるいは世論一般の考え方なのか、それとも作者自身の思想なのか。
事件の展開以上にメッセージ性も含んだこの作品、
映画監督もおっしゃっていますが、ある意味勇気があると思います。

中でも、少年犯罪のマスコミの取り上げ方については、
興味本位で取り上げることが、2次的犯罪を誘発することがあると思うので、
作品内に書かれていることはもっともだな~と思いました。

そして、作品。
関係者それぞれの目線で、事件について、事件の後の様子について語られていますが、
結局は、それぞれが、ぞれぞれの理由のために突っ走った事件でした。
自分を正当化するために、色々理論武装していますが、
起こった結果に対比すれば、些細なことに過ぎない。(客観的に見れば、ですが)
そこに、現代の悲劇はあるような気がします。

もう少し、全体を、世界を俯瞰する視点があったなら、
こういう結果にはならないかもしれない。
たとえ1つの事件は起こったとしても、他の結果は起こらなかったかもしれない。
そんな風に思わせる作品です。
湊氏の意図も、そこにあるのかもしれません。

自分だけが「不幸」だと思うことの傲慢さ。
それに尽きるかもしれませんね。
「不幸」なんか自慢しても、「不幸」を理由にして生きても、良い結果は得られません。
むしろ「不幸」なんか無いことにして生きられる強さこそが、
本当の意味で大切なんじゃないかと思います。

ミステリとしては、それほど凝った作品ではないかもしれません。
でも、中身に言及すると未読の人の楽しみを奪うので、抽象的な書評になりました。
色々なメッセージがこめられた作品だと思うので、
未読の方は、ぜひ手にとっていただきたいと思います。

「夜想曲」 その後

2010-07-29 18:55:46 | ゲーム
ひとまず完結編のエンディングをクリアしたものの、
登場人物リストで、まだ登場していないキャラがいたので、
それを探しつつ、何回か取り組んでいましたが、
あまりにも同じシーンが続くのでうんざりしてしまい、
攻略法を参考にしようとネットで検索してみました。

すると、登場人物欄を全部埋めると隠しシナリオが出ることがわかりました。
10人分くらい残っていたのですが、ネットを参考に全部クリアすると、
「質問編」「外伝」「あとがき」・・・と現れました。
中でも「外伝」は、舞台となる図書館の謎が全て解けるもので、
なるほど、そういうことだったのか!という悲しいお話でした。

サウンドノベル形式のゲームが持つ特徴として「隠しシナリオ」があるのだとは思いますが、
もし気の短い人が完結編でやめちゃってたら、作品の全体の評価ができないのじゃないかと、
ちょっと老婆心を起こしました(笑)
ま、そんな短気な人は、こんなゲームなんかやらないと思いますが・・・

そう言えば、「かまいたちの夜×3」のときも同様の感想を持ちました。
あれも、最初のいくつかのシナリオをやってベストエンディングを見ただけのときには、
なんだこれ・・・と、正直かなり自分の中での評価が低かったのですが、
最後の「真相編」(だったかな?)を見て初めて、ぞくぞくっとしたのでした。
あれを読まないのは、クリープを入れないコーヒーどころの話ではありません。

ということで、無事にこの「夜想曲」を全クリしたので満足です☆
続編に「夜想曲2」というのがあるらしいのですが、
もし見かけたら(可能性は低いけど)買ってみたいなと思いました。

ところで。
ベストエンディングにノクターンop9-2のピアノ演奏が流れるのですが、
「あとがき」を読むと、スタッフの人が演奏したみたいです(驚)
なかなか叙情的でゲームのムードにピッタリの演奏でした♪

久しぶりの雨

2010-07-28 19:48:28 | 日常
ず~っと雨が降っていなかったから、
今回の雨は恵みの雨と言っていいと思うんですけど、
それにしても極端ですよね・・・一気に降り過ぎ(^^;
ものごとはメリハリ利いてるほうがいいかもしれないけど、
気象は穏やかな方が過ごしやすいですよね。

こういう集中豪雨などが増えてくるというニュースを聞くと、
滅亡した古代文明・・・みたいなことを考えさせられます。
どこの文明だか忘れましたけど、異常気象(大洪水など)が頻繁に起こり、
一方、干ばつなどで作物がとれず、結局・・・というのを聞いたことがあります。

こういう極端なことが起こるのは、環境が極端に人工的になってしまい、
ルーズな余裕の部分、緩衝帯が無くなってしまったからだという話でした。
ということは、最近の世界的異常気象は、
環境の多様性が世界的に無くなりつつあることの結果なのかも。
気象って、本当にデリケートなんですね・・・

でもまあ、久しぶりに雨が降って、
今日は気温も低めで、ちょっと一息ついた感じです。
建物や道路も、今回の雨でクールダウンできたかな?

明日も雨になりそうだという話ですけど、
災害にならない程度の雨を望みます。

出資馬近況。

2010-07-27 23:59:59 | 
夏競馬も本番なんですけど、
うちのお馬さんたちは、まだまだ調整中です。

 ☆ チャレンジシチー(牡8 父・キングヘイロー)1600万下
  長期休養となっています。
  故障した腰の具合はよくなってきたものの、まだまだ甘いところがあるらしく、
  少しずつペースを上げている状態ですね。
  もう年齢が年齢だし、復帰したら最後のチャンスかもしれないので、
  悔いなくしっかり調整してからの出走をして欲しいです。

 ☆ サンディエゴシチー(牡3 父・マンハッタンカフェ)オープン
  北海道のファンタストクラブで休養&調整中です。
  当初は札幌記念も視野に入れていたみたいですが、
  爪が蹄鉄を打ったことで荒れてしまったらしく(もともと薄いんでしょうね)
  今は裸足で(!)爪を伸びるのを待ってるそうです。
  多分、9月に始動でしょうが、どういう路線に進むのかな・・・?

 ☆ コーラスシチー(牝3 父・ステイゴールド)未勝利
  前走後、馬体減りとテンション高への憂慮から短期放牧に出ました。
  サンディ君と同じファンタストクラブだそうですけど、来週には帰厩します。
  もう残りの機会が少ないので当然ではありますが、札幌開催での復帰になりそうです。
  とりあえず次走も芝を考えているとのことで、ちょっとホッとしています。
  何とか、頑張って欲しい!

 ☆ オバマシチー(牡3 父・ブライドルズソング)未出走
  やっと佐々木調教師のゴーサインが出たので、馬房の都合次第での帰厩になります。
  しかし・・・ちゃんと出走できるのかな??
  最初で最後のチャンスになるかもしれないので、頑張って欲しいです。
  600キロの馬体は、果たしてどうなっているのか!?

 ☆ マリアンヌシチー(牝2 父・リンカーン)未出走
  とりあえず順調に推移しているようです。
  馬体も結構大きくなってきているらしく、ホッとしています。
  とは言え、デビューにはまだまだ時間がかかりそう。
  何とか年内のデビューを目標にして欲しいところです☆


サンディ君のダービー出走のときの配当金が出てました。
8着だったのに意外とあったので驚きました(さすがダービー☆)
な~んて言っても、本当に微々たるものですけど、
これは金額じゃなしに、やっぱり嬉しいです♪

2010 F1ドイツGP

2010-07-26 23:56:37 | スポーツ
ベッテル・ロズベルグ・シューマッハ・スーティルの母国、
ドイツでのGPの結果は次の通り。


               前回まで 今回  累計
 1位 F.アロンソ・・・・・・ 98+25=123
 2位 F.マッサ・・・・・・・ 67+18= 85
 3位 S.ベッテル・・・・・・121+15=136
 4位 L.ハミルトン・・・・・145+12=157
 5位 J.バトン・・・・・・・133+10=143
 6位 M.ウェバー・・・・・・128+ 8=136
 7位 R.クビサ・・・・・・・ 83+ 6= 89
 8位 N.ロズベルグ・・・・・ 90+ 4= 94
 9位 M.シューマッハ・・・・ 36+ 2= 38
10位 V.ペトロフ・・・・・・  6+ 1=  7


予選はベッテルが意地を見せ、母国でポールを獲得しました。
しかし、一気に車の改良が進んだフェラーリが2,3番グリッドで虎視眈々。
決勝のスタートではアロンソを牽制したベッテルのかたわらで、
マッサがものすごい勢いでコーナーを制し、続いてアロンソもベッテルの前に出ました。

なんとフェラーリのワンツー体制。
かなり苦しんでいた前半が嘘のように、バシッと決まった車でした。
いや~、変われば変わるものですね(驚)

一方で、ちょっと遅れをとっているのはマクラーレン。
ドライバーズポイントではトップを走っている2人のドライバーですが、
このままアップデートが上手くいかないと、近いうちに追いつかれるかも。

レッドブルは車の改良という面で大きな進歩はないようですが、
その代わりにドライバー達の才能もあって、まだ元気一杯ですね。
ベッテルは優勝は逃したものの、母国で表彰台に上がれて満足そうでした。

さて。
そんなレースの後半に、疑惑のひとときが。
マッサがトップでアロンソが2番手という周回が続いていたのですが、
後半、マッサのマシンが遅くなってきたとき(たぶんタイヤの関係だと思いますけど・・・)
チームラジオがマッサに「アロンソの車の方が速いぞ。ちゃんと理解したか」の一言。
そして、マッサの車はまもなくアロンソにパスされます。
すると「よくやった」とチームラジオからお褒めの言葉・・・?(^^;
やがて、アロンソはトップ、マッサは2位でゴール。
さらにチームラジオはマッサを褒め、「後で話そう」と。

こんな怪しい会話が筒抜けでは、チームオーダーだと言われても仕方がないですね(^^;
フェラーリは、罰金10万ドルを支払うことになりました。
これはおそらく、前回のレースでアロンソとマッサの接触があり、
さらに、最近レッドブルの険悪なチーム事情が取りざたされていることもあって、
そのような「最悪なこと」を回避するために、念を押したのでしょうね。

まあ、それがなくてもアロンソはマッサを抜いただろうし、
マッサの車での状態では、それを防ぐことはできなかったと思いますから、
順位の結果は変わらないでしょうけど。
インタビューではマッサはフォアザチームの判断を強調していましたけど、
表彰台では、やはりちょっと硬い雰囲気が漂っていました・・・
せっかくの久しぶりのワンツーフィニッシュだったけど、後味が悪い感じ。
普通にバトルさせてても、二人ともベテランだから大丈夫だったと思うんですけどね。

とは言え、文句無く強くなったフェラーリ。
速い車が増えることは、面白いバトルが見られることに繋がりますから、
チャンピオンシップの行方も面白くなって、F1ファンとしては大歓迎です☆

ゲーム「夜想曲」

2010-07-25 17:54:49 | ゲーム
根気強い作業が必要なサウンドノベルですけど、
やっとクリアできました♪

第2話の事件は、人気アイドル(15歳・女子)のマネージャーが殺され、
アイドルと事務所の社長が行方不明になるというもの。
主人公は、このアイドルに好印象を抱いているので、何とか助けたいと奮戦します。
しかし・・・なかなか暗いお話でした。

第3話の事件では、大資産家の遺産相続をめぐって、女の子が誘拐されます。
ミステリの誘拐ものっぽいサスペンスが展開されますけど、
これまた選択肢によってはとんでもない展開に・・・
頭から血をかぶって拳銃持って街中を疾走するって、あんまりでしょ(^^;

そして、この第3話までの全てのエンディングを見ると、出現したのが「完結編」です。
この「完結編」では、主人公のバイトしている私設図書館の謎が解き明かされます。
3階にある「あかずの間」の謎とか、隠し部屋の謎とか・・・
これも選択肢によって幾種類ものエンディングになりますが、
やっぱり選び方によっては、かなり悲惨な結果になってしまいます。
ここまでプレイするとキャラたちにも愛着がわいているので、きつかったです。

で、「完結編」でのベストエンディングに達すると、
エンディング曲がショパンのノクターン0p9-2でした。
やっぱりいい曲だよな~(^^)

これで、一応クリアしたんだと思いますが、
登場人物欄でまだ「?」の部分が残っているので、
そこを埋めるべく、もう少しやってみたいと思います☆←完ぺき主義者?w


話は変わり、いきなりですが【今週のシゲル軍団出世状況】(笑)
今週の2歳世代の出走馬は4頭でした。

・管理官→12着
・局長→1着☆
・顧問→8着
・副参事→11着

ということで、なんと局長が初勝利!
現在のところ1番の出世頭ということになりました。
この後、局長はどこまで上り詰めるのか?
そして、他の役職の巻き返しはあるのか??
・・・つづく。

暑すぎる!

2010-07-24 23:59:59 | 日常
人と顔を合わせる度に、
もはや合言葉のようにお互いに「暑いですね~」という毎日。
日本列島中がそうなのかもしれませんけど、
雨も全く降らないし、日干しになりそうです(^^;

水筒に麦茶を入れて出勤しているんですけど、あっという間に無くなります。
ちょっと水分取り過ぎかも・・・
でも、屋内で仕事してるのに文句言ってたら、怒られますね。
近所で水道工事をやっているけど、本当に大変そうです。

でも、そんな暑い中、もっと熱い熱戦を繰り広げているのが、
夏の甲子園を目指す県予選の高校生球児たち☆
各県の代表も決まり始めていて、ニュースでも取りあげられていますが、
これだけ暑い夏になると、先発のピッチャーが1人というチームは厳しいでしょうね。
それでも1人で投げきるつわものがいたら、逆に今後が楽しみですけど。

プロ野球のオールスターもありましたけど、
やっぱり私の中ではイマイチ盛り上がりませんでした。
ニュースでしか見てませんし(^^;
やっぱり、出身地域別ワールドカップ形式にした方がいいんじゃないでしょうか?
目新しいところを出していかないと、ピンチだと思います。
大手スポンサーに頼るのではなく、地域起こしの一環として自治体に協力を仰ぎ、
賞品なんかも各地の特産品にして、表彰のついでに宣伝する・・・とか。
いい案だと思うんだけどな~・・・

気になる。

2010-07-23 23:59:59 | 雑記
小石川植物園というところで、
世界最大の花と言われるショクダイオオコンニャク(スマトラオオコンニャク)が、
19年ぶりに開花したそうです。
絶滅危惧種ということで、開花の学術的価値も高いのでしょうけど、
一番の話題は、その臭いだとニュースで言っていました。
レポーターの人が様々な形容をしていましたが、
とにかく何かが腐ったような強烈な悪臭なんだそうです。
そんなのかぎたくない!と思う反面、一度くらいなら経験もしてみたいかも(笑)

2日しか咲かず、開花後8時間くらいが一番の悪臭だそうですが、
何故開花時にそのような悪臭を出すかというと、虫を集めるためだとのこと。
動物の死骸などに集まる肉食系の甲虫をターゲットにしているようです。
自生地でも7年に1度の開花なのだそうで、限られた機会に確実に虫を集めるため、
他の花とは違う進化をしたのでしょうか。

で、食虫植物なのかと思ったら、受粉に昆虫を使う虫媒花でした。
花の中に誘い込んで、閉じ込めて、花粉だらけにした後、2日で花は枯れて、
枯れた花の隙間から昆虫は脱出するそうです。
その後、その虫が別の花に誘われて入ったら、そこで受粉が行われるんですね。
開花が2日間というのは、閉じ込めた虫が死んじゃったら困るからでしょう。
早く枯れることで、虫を開放するわけですよね。

チョウやガを相手にしないのは、ライバルが多いこともあるけど、
彼らは飛ぶのが得意なので閉じ込めておくのが難しいからかも。
甲虫(しかもシデムシとかはブンブン飛ばないですよね?)を相手にして、
その好む臭いを出して、閉じ込めて念入りに花粉をかけて・・・
花には脳がないからそういう思考をしているわけじゃないけれど、
細胞のDNAの中に、そういう意図が設計されているのだと考えると、
生物の進化って恐ろしいものだな~と思います。

ところで。
名前がコンニャクだけあって、コンニャク科の植物のようですが、
果たしてコンニャクは作ることができるのでしょうか?
希少植物だから作ってみることは絶対にできないと思いますが、気になります(笑)
でも、もしコンニャクができても、食べたくないですよね(^^;

高見広春『バトル・ロワイアル』

2010-07-22 23:59:59 | 
ちょっと気持ちが大きくなって、
グロそうなものに手を出してしまいました(^^;


香川県城岩町立城岩中学校3年B組42名は、
「プログラム」に選ばれ、修学旅行中にある島へと移送された。
これから、クラスメイト同士の殺戮のゲームが始まる。
クラスの七原秋也は、このゲームに抵抗しようと、作戦を立て始めるが・・・


ということで、
発表当時大きな反響を受けていた作品を読んでみました。
確かに、作品中での個々の争いは何も生まないような悲惨なものだったし、
そんなルールをなし崩し的に受け入れているような進行は、少し抵抗がありますよね。
でも、主人公たちは今まで生きていた国家体制の現実を知ることになり、
小さな抵抗を始めようともしていくので、その部分が救いではありました。

一方で、狂気に走ってしまう生徒たちもいます。
突然こんな状況に放り込まれて、正常な思考ができなくなるのは当然かもしれない。
でも、この作品中に登場する個々のドラマたちは、
「狂気」の一言では終わらないような、人間の弱さのようなものも見せてくれます。

かなりのグロいシーンもありますけど、だんだんそれは気にならなくなって、
(というか読み飛ばすようにしていたので^^;)
次第に生徒たちの「人間」としての思考の方が気になっていきました。
もし、自分がこういう状況に放り込まれたら、いったいどうするだろうか??
そんなことを考えたりして。

作品中で冷酷無比な役回りをする政府側の人間は「坂持金発」という長髪の人間。
その他、本当にこんなこと書いていいの?と思うくらいで、
この作品があの「3年B組~」のパロディの意味合いを持つものだと分かります。
(相当悪趣味ですけど・・・)
それで、人の気持ちを一方的に分かったつもりになることの傲慢さを考えました。
この小説内で、「先生、おまえたちのこと、誇りに思う」なんて言われたら、
それは悪夢でしかないので・・・

この作品以外、高見氏は作品を発表していないのですが、
次の作品に何を書くかが、作家としての大きな岐路だと思います。